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休憩時間、外出はできますか?~属人化排除の重要性~

休憩時間、どのように過ごしていますか?
保育現場は、休憩時間を充分に取れていない職場も多いです。
休憩時間中にも電話があれば対応したり、子どもに何かあれば対応したり、
業務から完全に離れることはなかなか難しく、「自由利用の原則」を実行できている職場はあまり多くないのではないかと思います。

そもそも、何かあった時のために待機している時間は「手待時間」と呼び、法律上労働時間としてみなされます。しかし、ギリギリの人手で運営している保育現場、誰かが対応しないと立ち行かない現実があります。

休憩時間に外出できる職場

私が提案したいのは、「休憩時間に外出できる職場にすること」です。
休憩は「一斉付与の原則」がありますが、保育業界は時間をずらして休憩することが「合っている」職種だと思います。
なぜなら、子どもが常にいるため、全職員が一斉に休憩をとると、子どもを見る職員がいなくなってしまうからです。
実際、多くの職場では交代で休憩をとっていることと思います。
しかし、交代で休憩をとるだけでは、「いざという時にはヘルプが出せる」「何かあったら駆けつける」という意識がどうしても生じ、そうすると結果として、休憩しながらも「手待時間」のようになってしまいます。

それならば、休憩時間は「いないもの」として、外出できるようにすることを提案します。そもそも、保育業界も法律上は自由利用の原則が適用され、外出も可能です。
ただし、「子どもに何かあったらどうするか」という点をクリアする必要があると思います。

属人化の排除

「子どもに何かあったらどうするか」、この点クリアするためには、「属人化の排除」が重要だと思います。
「A組のことはA先生しか分からない」「B君のことはB組のB先生に聞こう」という考え方を排除することです。
保育の仕事は、担任をもつ性質上、難しく思われるかもしれませんが、丁寧な情報共有と職員の高い意識と連携により、属人化の排除は可能です。
属人化を排除すると、園全体で子どもを見る意識へと繋がり、組織の力は強くなります。
C組にトラブルがあった場合、C先生を頼らずとも、その場にいる先生で対応できることになります。
園全体の連携がとれるようになると、「この園は担任がいなくても職員みんなで子どもを見てくれている」という「安心」「信頼」に繋がります。

もちろん、外出ができるからといって何でもしていいわけではありません。
例えば、本当に緊急事態が発生した場合(地震や火事、不審者侵入など)は、すぐに駆け付けられる範疇での外出となります。
そういった意味では、各職員のモラルも必要ですし、たとえ緊急事態が発生した場合でも充分対応できる職員を残して休憩に入ることが重要だと思います。
また、就業規則などで外出に一定の制限をかけること(届出制など)は法律上、適正となっています。
そのあたりは、勤務先のルールと常識を考えて行動することとなります。
(繰り返すようですが、「外出そのものを禁止する」旨のルールは、就業規則に定められていたとしても違法となります。)
特に保育園のように子どもの命を預かる場所では、「一度に外出できる職員は2名まで」などとルールを定めることも必要かもしれません。
その場合は、2名ずつ交代で外出したり、週の中で輪番制にしたり、工夫して対応することも必要になってくると思います。

休憩時間でのリフレッシュが保育の質の向上につながる

理想は、休憩時間中は、おしゃべりしたい人はして、外でお茶したい人は外出し、買い物に行きたい人は買い物に行き、電話や保育、緊急事態には、勤務時間中の職員で対応できるようにすることだと思います。
休憩時間は業務から完全に切り離され、各自リフレッシュした状態で、子どもに向き合えるようにすることは、保育の質の向上のため大切であると私は考えます。

たこぼうずさんのブログには、保育者のワークライフバランスに関する記事が載っています!
たこぼうずさんのブログはこちら≫『男性保育士 たこぼうず』

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コメント

  1. むうさん(2017年3月29日)

    私の保育園は民間です
    休憩は45分ありますが・・
    休憩という名の仕事です

    用事があれば内容を伝えて外出OK
    でも外出すると事務仕事が終わりません

    • たこぼうずさん(2017年3月30日)

      >むうさん
      コメントありがとうございます。
      そうですよね、外出したくても事務仕事のことを考えると…という難しさがありますね。
      今回のブログでは、事務仕事との兼ね合いについては申し訳ありませんが割愛させていただきました。
      事務仕事を時間内に完了させる方法については、過去のコラムに書かせていただきましたが、それを実行する余裕もないという状況もとてもよく分かります。

  2. ちぃちゃんさん(2017年7月27日)

     私の保育園は認可外保育施設です。食事の時間のみが休憩のような感じになっていますが、お昼寝中の子どもが泣いて起きてしまったら他の子どもが泣き声で起きるので、食事の部屋に子どもを連れて来ての昼食時間になります。
    公立園と違いギリギリの人数で保育士が配置されているので勤務時間的には1時間は取らないといけないのかもしれませんが、30分取れれば良い方ですね。その後はゆっくり休憩する暇もなく連絡帳の記入もありますし・・・。もちろん急ぎで外出しなくてはならない時には予め他の保育士に伝え出させては貰えますが、年に何回かですね。(もしくは自分が休みの日に用事は済ませます)
    仕事は大好きで天職だと思っていますが、小さな命を預かるのに本当に給料に見合わない仕事だと思います。

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この記事を書いた人

たこぼうず
公立の幼稚園教諭、私立の主任保育士、法律事務所の人事労務職を経て、現在保育園の園長を務めています。 「保育者のワークライフバランスは、子どもたちの笑顔につながる」という信念をもち、子どもたちはもちろんのこと、 子どもたちとかかわる大人もハッピーになれる保育園を目指しています。 私自身も子どもが産まれた際には、半年間の育児休業を取得しました。 公私とも子育てを楽しんでいます!
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