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感染症を予防して、夏を元気に過ごそう~症状と対策~

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夏はすぐそこ!!楽しい気持ちばかりではない?!

日が長くなり、外出することが多くなる夏。
冬や梅雨に比べ戸外遊びも増えてくる時期。

楽しいことも沢山ですが、日本の夏は高温多湿。
いつもと同じ時間に起床、就寝してもなんだか「食欲がないなぁ」「下痢をしやすいなぁ」などといった症状が出る子もいます。

大人も「頭痛がする」「身体がだるい」と思うことが続く人もいるのではないでしょうか。

これは、暑さが原因です。

そのような中、食欲がないからと冷たいものやさっぱりしたものばかり食べていると、栄養が偏って体力もますます落ちていきます。
そこへ、病原菌が侵入してきたらどうなるのでしょうか?

食欲も、体力も落ちている身体…
病原菌と戦う力が少なく、風邪や感染症にかかってしまいます。

前回、『感染症とは何~予防をしっかりしよう~』の記事で「感染症とは何か」「感染経路」「具体的な予防方法」をお伝えしました。
今回は「夏にかかりやすい感染症」について症状や予防対策をお伝えします。

前回の振り返り~感染症とは~

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感染症とは、病原性をもつ微生物が体内に侵入して増殖することによって、病気を引き起こすことをいいます。

感染経路は主に4つあります。
1、飛沫感染(咳やくしゃみ)

2、空気感染(咳やくしゃみ、会話)

3、接触感染(感染源に触れる)

4、経口感染(病原菌を含んだものを食べる、飲む)

季節により症状が増える感染症

感染症と一言で言っても、様々な種類があります。
また、季節により流行する感染症もあります。

●春から夏●
・リンゴ病(伝染性紅斑)
・手足口病
・ヘルパンギーナ
・とびひ(伝染性膿痂疹)
・プール熱(咽頭結膜熱)
・流行性結膜炎
・風疹
・水いぼ(伝染性軟属腫)
●秋から冬●
・インフルエンザ
・おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
・感染性胃腸炎
・ノロウイルス性胃腸炎
・ロタウイルス性胃腸炎
・溶連菌(溶血性連鎖球菌)
・マイコプラズマ肺炎

夏の感染症の対策をして、こどもも保育士も元気で過ごそう

今回は「夏の感染症」について症状や出席停止期間、園での対応方法を紹介します。

リンゴ病(伝染性紅斑)

症状 両頬がリンゴのように赤くなり、手足にも紅斑があらわれる。咳・鼻水・微熱などの軽い風邪の症状がでる。1週間ほどで回復するが、入浴や日光照射により再びあらわれることがある。
学校停止 基本的には出席停止扱いにはならない。
対応・予防法 紅斑が出る前に発病しているので予防手段はとりにくく、出席停止にもならないので、普段からの「手洗いうがい」などの基本的な予防が必要となる。

手足口病

症状 手足の末端、口腔粘膜などに発疹がみられる。かゆみや痛みはなく発熱も軽度。経過中に嘔吐・頭痛が見られた場合はすぐに受診をする必要がある。潜伏期間は3~5日。
学校停止 基本的には出席停止扱いにはならない。
対応・予防法 流行がみられるときは保護者に通告する。普段から用便後の手洗いを徹底する。おむつ交換は使い捨て手袋を使用する。消毒が十分にできないので、できるだけ「おまる」の使用は避ける。

ヘルパンギーナ

症状 喉の奥に口内炎ができ、高熱が長く続く。
学校停止 基本的には出席停止扱いにはならない。
対応・予防法 出席停止にはならないので、感染者との密度な接触を避け、手指の消毒をする。

夏の中でも「プール」で広がりやすい感染症もあります。

プール熱

症状 高熱を伴い、喉・目に炎症を起こす。潜伏期間は5~6日。回復には1週間ほどかかる。死亡例もあり重症化する可能性もあるので、乳幼児は特に注意深く観察する必要がある。
学校停止 症状がなくなった後2日を経過するまでの間。
対応・予防法 プール前の健康監査は適正に行う。プールの水を消毒する
プール前後は温水シャワーで全身をよく洗いうがいを促す。タオルは必ず個人用を使う。

水いぼ(伝染性軟属腫)

症状 体感や四肢にできる光沢のあるイボのこと。大きさは1~5mm。かきこわすことにより広がる。また皮膚接触により感染する。消毒されたプールでは感染しにくい。半年前から1年で自然治癒することが多い。
学校停止 基本的には出席停止扱いにはならない。
対応・予防法 保護者に爪を切ってもらい患部を触らないよう子どもに伝える。皮膚を清潔に保つ。水着、ビート版、タオルは共有しない。アトピー性皮膚炎の子は、普段からスキンケアをしておく。

流行性結膜炎

症状 結膜が充血し、目やにが出る。乳児は風邪の症状を伴うことが多くある。具体的には、リンパ節の腫れや発熱などが見受けられる。4~5日後に反対側の目も発症うすることがある。
学校停止 医師が感染のおそれがないっと認めるまでの間。
対応・予防法 タオルは共有せず、プールへは入らない。発症した子がいたら、ドアノブなど手で触れるところを消毒する。

夏の中でも「プール」で広がりやすい感染症もあります。

上記の保育者の対応予防方法からもわかるとおり、予防で大切なのは、「手洗いうがい」などの基本的な生活習慣だということがわかります。

また、タオルの共有などは避け感染が広がらないように環境の設定をしましょう。

普段から保育士ができること

前回の『感染症とは何~予防をしっかりしよう~』の記事では、各場所ごとの消毒や掃除方法を紹介しました。
今回は、環境設定についてご紹介したいと思います。

地域・保護者と協力しよう

普段から保護者との連絡はこまめにとり、子どもの体調に関しても様子を共有し変わった様子はないか見逃さないようにしましょう。

「なんだかいつもと違う」という感覚を大事にすると異変にも気づきやすくなります。
そのように思ったときは、1人で考えず、周りの保育者とも情報を共有し多数で様子を見ていくようにすると、多くの気づきがあると思います。

保健所・嘱託医・学校医とも連携をとり、地域の様子・状況を把握することで、保護者にも早めに伝えられ、ご家庭でも予防の意識がつきます。

環境設定

保育室の温度→18℃~22°(夏期は26℃~28℃)が望ましい。

保育室の湿度→40%~60%が望ましい。

最低でも1日1回は日が差し込むようにし、風通しをよくする。

保育者自身も体調管理に気を付けよう

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夏になると食欲がわかないという方も多いのでは?

冒頭にも述べたように、夏は高温多湿。
高温多湿になると自律神経のバランスを崩し胃腸が弱くなってしまいます。

また、冷たいものの食べ過ぎで胃腸の働きを弱くしてしまうことも…

食欲がないからと言って、何も食べないわけにはいきません。
そんな時でも食べやすく、胃に優しい食べ物を紹介します。

胃に優しい食べ物を食べて体力を回復させよう!!

●炭水化物●
おかゆ・蒸しパン・うどん・にゅうめん・じゃがいも

●タンパク質●
卵・ささみ・鶏肉・魚のすり身・豆腐・湯葉・豆乳

これらの食材を組み合わせて栄養をつけ、この夏を健康で過ごそう!!

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