子どもの好き嫌いを減らすためにできる基本的なこと

食育を考える…
子どもの食べ物の好き嫌いについて、悩む方も多い問題ではないでしょうか。
最近ではよく食育の重要性が取り上げられていますが、「嫌いな物を無理に食べることより、楽しくおいしく、食の経験を積むことが大切」と考えられている先生もいらっしゃると思います。
無理をして食べた経験によって、食べること自体に喜びを感じなくなってしまったら…そんな心配もありますよね。一方で、嫌いな食べ物を食べないでいいよと言われて育った子どもに悪影響が出ないのか…という心配もあるかと思います。
好き嫌いをしたままだと社会性が育ちにくい?
食育のある研究では、嫌な物は食べなくて良いという経験を積んだ子どもは自己中心的であったり、打たれ弱かったりするという結果が出ています。
「嫌いな物は食べなくても良いと言われたから食べなかった」という経験は、自分の要求(わがまま)を受け入れてもらったと認識されます。
安易に「食べなくて良いよ」と言うことは、子どもの生きる力を弱くするリスクもはらんでいます。
好き嫌いする原因は何?
触感が苦手、味が苦手など子ども、食べ物それぞれに原因があります。
その中でもある程度はコントロールができるものがあります。それは大人(保護者、保育者)の対応による工夫です。
当たり前ですが、子どもにとって食べ物は多くが初めての体験です。口にした経験がないものは怖いと感じています。特に味覚が未発達な子どもは、大人が平気な味も苦手意識を持ちやすいものです。
好きになってもらうことは食べ物によっては難しいこともありますが、大人が苦手、嫌いという雰囲気で食事をすると子どもをさらに不安になってしまいますので、それを止めるだけでも効果はあるのではないでしょうか。
嫌いな食べ物をできるだけ作らないために
有効な方法は、保護者と保育者自身が、楽しくおいしく食事をすることです。
「嫌いな食べ物を食べなくても生きていける」
食べ物が豊富にある現代社会では、それも事実ですが、子どもたちにはできるだけたくさんの経験をしてもらいたいですよね。
食わず嫌いにならないように、大人が子どもと交流しながら楽しい食事を演出して、まずは食べてみるという気持ちを作ってあげることが大切です。
心が満たされていれば好き嫌いは減る
「遊びが充実すれば、好き嫌いは減る」ある保育園の園長先生から教えてもらった言葉です。
夢中になれるくらい遊びが充実すれば、自然と子どもたちは疲れてお腹を空かせます。本当にお腹が空いている時は、どんな食べ物も美味しく見えますよね。
拙い意見ですが、食べ物が溢れている日本だからこそ、改めて食べることの意味、楽しさを確認して子どもの成長を見守っていきたいですね。
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