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春に子どもと一緒に楽しむ!プランターでオーガニック野菜栽培

植物大好きmidorinoyubiです。子どもと一緒に自然を楽しむ方法をごシェアしていきたいと思います。

さて、もうすぐ新学期がやってきます。
今年度は、植物の栽培を積極的に取り入れて計画を立ててみるのはいかがですか。
畑がなくても大丈夫、プランターなどの容器で栽培することができます。
でも、もし、枯らしてしまったらどうしよう、と心配になりますよね。
そこで、是非オーガニック栽培をお勧めします。オーガニックは難しいことではありません。
ポイントさえつかめば、化学肥料や農薬を使うよりも手間がかからず、味の良い、丈夫な野菜を育てることができます。
農薬や化学肥料を使わない栽培なら、子どもたちの口に入っても安心。
そして何より、自然界の循環を矛盾なく子どもたちに伝えることができる楽しさがあります♪
普段の保育では、栽培に時間をあまりかけることができないと思います。

幼稚園なら夏休みや冬休みなどの長期のお休みもあります。
そんな中でも丈夫に育ち、収穫を楽しめ、オーガニックで、ほとんどほったらかしOKの成功の秘訣をご紹介したいと思います。
ちょっとしたことですが、これからご紹介するポイントを押さえれば栽培技術がすごーくアップします。

栽培する品目を選ぶ!丈夫で育てやすいもの

おススメ野菜はこちら!

インゲン
・種が大きく扱いやすい(種には農薬が塗布してあることが多いので注意)
・4月中旬までに播けば夏休み前に収穫終

ハツカダイコン
・種が小さい。
・種まきから収穫までの期間が短い(約3週間)

オクラ
・種が大きく扱いやすい。
・種皮が固いので種まき前夜に一晩水に浸しておくと発芽率が上がる
・2学期になっても収穫が続く
・収穫したオクラの実の断面を使ってスタンプが作れる

ラッカセイ
・種が大きく扱いやすい
・花が土の中にもぐって、地下に実ができます。形状が非常に独特でおもしろい。
・大きなプランターが必要(花が土に潜るスペースが必要)

ミニトマト
・秋口まで長く収穫できる
・トマトよりも丈夫

種まき時期は関東基準です(一般的には八重桜が咲くころが、春の野菜の種まき時期といわれています)

早く種をまけば早めに収穫ができます。ミニトマトは5月初旬に苗を植えます(遅くとも中旬までに)。
たくさんとれた野菜は、一度に食べきれなければ、ピクルスやドライベジタブルにして保存できます。
この他にも春に種をまいて育てやすい野菜は エンツァイ リーフレタス ショウガ ジャガイモ など

プランターはなるべく大きいものを

今、園にあるプランターで充分ですが、もし、新しいものを購入する機会があるなら、なるべく大きなものがいいです。(重いので移動用のコロコロがついているのがおススメ)

土の量が多いと、植物の根がよく張ります。
また土が多い分、水を保持する力が大きいので、水やりの手間が少なくて済みます。
保育用品の通販カタログやネットでも購入できます。
プランターを大きくすると最初に投入する土の量も増えますが、土は半永久的に使えます。
土の再生方法などはまた別の機会にお伝えしたいと思います。

土の準備はできればオーガニックを

「培養土」として、必要な栄養や物理的な状が調整された袋詰めのいろんな種類の土が売られています。
選ぶ際には 是非、有機質肥料(オーガニック)の土を選んでいただきたいと思います。

本来、自然の土の中にはいろいろな微生物(目に見えない小さな生き物)が生きており、色々な働きをして、植物に栄養を与え、植物の根を守っているのです。
ところが、化学肥料(薬品を調合して作られた人工的な栄養分)を混ぜると、土の中に生きている微生物が死んで減ってしまいます。
化学肥料で、短期的にみれば元気にそだちますが、その土は「死」の状態になっています。
人間がドリンク剤やサプリメントだけで、数値的に栄養はOKでも健康に生きられないのと同じです。

化学肥料で植物も不健康になり、不自然に栄養を多く与えられるので、早く大きく育ち、病気や虫が付きやすくなります(人間でいえば肥満状態みたいな…)。
有機質肥料で健康に育った野菜は、虫や病気に強いだけではなく、茎や葉の組織がしっかりとしているので、「身が詰まった状態」で、味も格段に良いのです。
微生物と有機物をたくさん含んだよい土はふわふわとしています。
古い土があるなら、腐葉土を混ぜてふかふかにしてから使って下さい。
素手でプランターに土を入れたり、かき混ぜたり、子どもたちと土の感触も味わって、楽しんでください。

種まきと土のポイント

種をまいた後にかける土の量は「種の直径の3倍の厚さ」が基本です。
これはどの種にも共通する法則ですので、覚えておくと便利です。 
ハツカダイコンのような細かい種ならかぶせる土は数ミリ ヒマワリのような大きな種なら数センチと、種によって変わります。
ジャガイモの種イモを植える場合は10センチくらいになりますね
土をかぶせたら「おおきくなあれ」と手のひらで優しく土を「とんとん」してあげます。
これは小さな種の命を大切に思ってもらうことも目的ですが、種と土を密着させることで乾燥を防ぎ、種の発芽率が飛躍的に高くなります。

土をかぶせることを「種さんにお布団かけてあげようね」と説明し、「ぐっすり眠って元気に目を覚まして芽がでてくるように「とんとん」してあげようね」、というと、みんなとても優しい顔になって、とんとんしています。
種まき後は、必ず水をたっぷりやります。
水やりは「とんとん」と同じく、種と土を密着させる役割もあります。
プランターはなるべく日当たりのよい場所に置くのがよいです。

水やりの回数は少なく

水やりの回数はできるだけは少なめにしたほうが植物の組織が固くなり、虫や病気に強くなります。
かといって水やりが少なすぎるとしおれてしまいます。
しおれる直前にたっぷり水をやるというのを繰り返すのが丈夫な植物を育てるにはベストです。
心配だからと言って常に水をたくさんやっていると、根の近くに常に水があるので、根が伸びません。
少し水が足りなくなって、根が水を探している状態が、一番根張りをよくし、自分で水を探して吸収する力も上がります。
最低限の水で育てた野菜の味が一番濃く、固く育っているので、虫や病気にも強いのです。
最低限の水と栄養で、あとは植物本来の力が働くのを待ちます。
一方、水が多い状態で育てると植物体の組織も水分が多くなり、病気や虫に弱く、味も薄くなります。

子どもの水やりはムラもあるので、大人が必ず土の状態をチェックしてください。
土の状態は見ただけではよくわからないことが多いので、とっておきのチェックポイントをご紹介。

①プランターの端をもって斜めに持ち上げてみる プランターがすごく軽くなっていたら、水のやり時です。
②毎日、軽く植物を撫でてみる。ぱきっと固い感触なら、水をしっかり吸い上げています。ふにゃっとした感触なら、水切れを起こす寸前で、水のやり時です。子どもと一緒にチェックするのもよいですね。

忙しい毎日の中で1日1回だけ植物の様子をちらっと見てください。そして必要な時だけ水やりをしてください。簡単です!!

あとは、定期的に水やりをして収穫を待ちます。
オクラ、インゲンは支柱を立ててやる必要がありますが、100円ショップなどで売っている40~60センチ程度のもので充分です。

幼児期の自然体験が豊かな生きる力・考える力を育てる

人が食べているものは、基本的にすべて土からできています。
豚や牛などお肉も、そのエサは土からできたものです。
現代は、スーパーやコンビニで、どんな野菜でも手に入れることができますし、調理済みの食べ物を買ってくることもできます。

以前、パプリカを見て「これ、プラスチックでできてるの?」と聞いてきた子どもがいるという話を知人から聞いたことがあります。
これだけプラスチック製品に囲まれている毎日。
色鮮やかなパプリカがプラスチックでできていると感じる子どもがいても無理はないなぁ、と思います。
でも、人工の物にあふれている時代だからこそ、人間も自然のサイクルの中で生きていることを感じる経験をしてほしいと思うのです。

日々食べているものが、種からできる驚きと喜び、葉が出て花が咲く変化の楽しみ、そして、それをみんなで収穫して味わう楽しさ。
オーガニックなどと難しいことを子どもに理解させようとしなくてもよいと思います。
種をまいて収穫してみんなで食べる・自然に触れるという経験を幼児期に体験することが、後で育つ生きる力・考える力に大切ではないのかと思います。

ご紹介した栽培ポイントを頭の片隅において、気楽に栽培にチャレンジしてみてください。
保育者の方々も、ぜひ春から夏にかけての時期を楽しんでください!!Enjoy Nature!!

おススメの花やハーブはまた別の機会にご紹介できればいいなと思っています。

おまけ
栽培の導入にいいかな?とおもう絵本をいくつか・・・。

・『ちいさいはたけ』 柳生まち子 こどものとも年少版 福音館 2006年4月
・『やさいばたけのやまねこさん』 こじまさとみ こどものとも年中むき 福音館 2014年7月
・『そらいろのたね』 中川李枝子 福音館 1967年

手遊び ♪小さな畑を耕して もいいですよね。

★私は、播く種を見せるときに何の種か秘密にしておいて「何ができるかクイズ!」と、子どもに考えさせます。
ワクワク感が高まって、子どものモチベーションもアップ!楽しいですよ! 
ご質問などあればコメント欄にお願いします♪

おススメ講座:有機園芸実践講座 ―畑を耕し、持続可能な暮らしについて考えるー
教育機関初の有機認証を取得した大学の教育農場で、実践を交えてオーガニック栽培を学ぶことができます!!

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この記事を書いた人

midorinoyubi
植物大好き人間です。子どもたちが自然に対する驚きや感動の気持ちを持ってくれるとよいなぁ、と思っています。落ち葉の形や手触りを楽しむこと、身近に咲く花の不思議な形に驚くこと、耳をすませて風の音を聞くこと、小さい頃に心に刻まれたことは一生の宝。とはいえ、保育の現場は猫の手も借りたいほど忙しい!!そんな中で、手間をかけずに、花や野菜を育てること、身近な自然を子どもたちと楽しむためのアイディアを共有させて下さい♪保育者の皆さんの植物に関する疑問やご意見も伺えたら嬉しいです。
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