冬におすすめ!体がぽかぽか温まる鬼ごっこやダンスなどの戸外遊び


こんにちは、現役保育士のんにいです。まだまだ貴重な男性保育士として6年間働いてきた中で見えてきたこと、また子育て支援活動などを通して、保育士として男性として大切にしていこうと思っていることについてお話したいと思います。
冬の季節、寒い時期には室内で過ごしたくなりますね。しかし、そんな中でも体を動かし、体が温まる遊びを知ることで、この寒い時期も子どもたちとたくさん体を動かして遊ぶことができます!今回は普段の保育園で楽しんでいる遊びを紹介します!
年齢別で遊べる「大縄跳び」
大繩跳びのメリットは場所を取らないこと。ちょっとしたスペースで楽しむことができます。また跳び方に段階をつけることで年齢に合わせた遊びができます。
・小さい子に向けては「ヘビだよ~」と縄を揺すってあげながらその上を飛び越える
・自分一人で跳ぶ
・友だちと一緒に跳ぶ
・自分で一人用の縄跳びを回しながら大繩を跳ぶ
など飛び方を工夫することで遊びの幅を広げることができます!
大縄跳びを通して“リズム感”、“跳躍力”、“挑戦しようとする気持ち”が育ってくるかと思います。
遊びの幅が広がる「フラフープ」
フラフープを回したことがありますか?自分は男性保育士というか男なので、保育士になるまでフラフープを回したことがありませんでした。保育士になってから回す練習をして、今では出来るようになりましたが、体が内側から熱くなるのを感じます。
子どもがフラフープをうまく回すためのポイントを紹介します。
・姿勢をまっすぐにする
・腰は回さず、前後または左右に動かす。
・フラフープをお腹で前後に押すイメージを持つ
・後ろの足へはあまり体重をかけず前に出した足でバランスをとる
フラフープ回しを通して“体の柔軟性”、“根気”が育っていきますよ。しかし、はじめはなかなか上手く回せないかもしれません。しかし練習をしていくことで少しずつ回せるようになります。何より、楽しく練習していくことが大事です!
またフラフープはくぐったり、跳んだりと遊びの幅が広く、アレンジして遊ぶのも楽しいですよ!
みんな大好き「鬼ごっこ」
寒いときには、思い切り走って体を温めようということで、大定番の鬼ごっこですね。本当にたくさんの鬼ごっこがありますが、わたしのお気に入りは「しっぽ取り」「引越し鬼」「ひょうたん鬼」です。
しっぽ取り
《あそび方》
1、参加者全員がしっぽを付ける
2、一斉にスタート
3、しっぽが残っている人を勝ちにしたり、他の子のしっぽを取れた人を勝ちにしたり、子どもに合わせて自由に変える(他の子のしっぽとを取れた人を勝ちにすると、子どもが積極的に動き盛り上がりやすいです☆)
この遊びを通して“俊敏性”、“体力”“ルールを守る社会性”などが楽しみながら育っていきます。しっぽという目に見える結果があるため、年少などでも理解しやすく楽しんでいくことができます。
引越し鬼
《あそび方》
1、3つぐらいの絵を白線で描く(簡単なのは、ハート、家などですが、その時々の季節や子どもの興味に合わせて変えると子どもも楽しみにしてくれます)
2、鬼を一人決める(お面がひとつあるだけで、グッと盛り上がります)
3、引越しの歌を歌う「お引越し、お引越し、次はどこへ行こうかな?それ1,2,3」
4、鬼が引越し先を言う
5、引越している間に、鬼がタッチできたら鬼の交代
この遊びには歌があります。遊びの中に歌があることで一旦場面が締まります。遊んでいるうちに何だかぐちゃぐちゃになってしまった、、、というようなことになりにくいです。
ひょうたん鬼
《あそび方》
1、ひょうたんの形の線を描く(この時に、ひょうたんの外側からひょうたんの中央が触れるか触れないぐらいのサイズにすることが重要)
2、鬼を一人決める
3、鬼はひょうたんの外側から中にいる人をタッチし、タッチされた人はどんどん鬼になっていく
4、最後まで残った人が次の鬼になり新たにスタート
☆アレンジ…人数が増えたり飽きてきたというときには、ひょうたんの周りに浮島を作ったり、橋を架けたりして広げていくとさらに楽しくなってきます。
ひょうたん鬼は狭いスペースでも行うことができます。また狭い空間の中での遊びなので“周りを見る力”や“機敏さ”、“社会性”が特に育っていきます。遊びに終わりがなく次の鬼へと繋がっていくので、一度夢中になるとあっという間に時間が過ぎていきますよ!
全身で体を動かす「ダンス」
音楽の力は素晴らしいものです。歌がかかるだけで、自然と体を動かしたくなるものですよね。今流行りの「PPAP」から、お母さんと一緒で人気の「ブンバ・ボーン」など、たくさんの曲があります。踊りはもちろん“リズム感”や“体全身を動かす”ということも良い経験ですが、何よりも“友だちや保育士と一緒に楽しいことをする”ということが重要なところです。子どもが動きやすいリズムを意識しつつ、保育士が好きな曲を使ってどんどん楽しいを共有できたらいいですね!
ここで、おススメの曲を少し紹介します。ぜひcheck!!してください!
ロケットペンギン(ロケットクレヨン)
とってもかわいい動画です☆ ペンギンならではの動きが子どもにも大人気!!
OH!スージー(鈴木翼)
体のスジを伸ばすという発想、そしてコミカルなリズムが寒い日に心地よい刺激を与えてくれます!
ブンバ・ボーン(お母さんといっしょ)
NHK教育テレビ「お母さんといっしょ」で毎日かかっている曲です。うちの園でもかけるだけで続々と子どもが集まってくる大人気の曲!
ジェンカ(フィンランドの民謡)
なんででしょう?!単純な動きを繰り返すだけですが、友だちと繋がっていることやみんなと離れないようにしがみつきながら進んでいくことが楽しくて仕方ありません!!
遊ぶときの大切なポイント
大人が寒いときには子どもも寒いですよね。子どもに体を動かそうと声をかける以上に、保育士がたくさん動いていきましょう!自分ひとりで体を動かすことよりも、友だちと一緒に「あー寒いねー」って言いながら楽しむことで、寒さの中でも体を動かして遊ぶことの楽しさを感じられるのではないかなと思います。
そして最近は幼児教育や知育遊びなど、行動一つひとつに発達の意味合いを見出して行うことが増えています。でも遊びの本質は「楽しいこと」です。この楽しさが遊びたいという気持ちを高め、友だちと関わりたいという気持ちを育てます。子どもと一緒に「楽しいね」と笑いあえることが一番大切だということを忘れずに、これからも保育していけるといいなぁと願っています。
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