いたずらをしちゃうぞ♪ハロウィンの音楽遊び~10月のテーマ活動~


秋にも、親子のための音楽遊びでは、下記のようにいろいろなテーマ活動を楽しんできました。
●天高く馬肥ゆる秋で
『ルンルン♪おさんぽ ~草原編~』
コスモスの花が揺れ、トンボが飛び交い「あっ、お馬さん見ーつけた!」キレイな夕焼けとともに、虫の音楽会が始まります。
●動物たちが勢ぞろいで
『フレーフレー運動会』
華やかな音楽に、太鼓や笛の音、いろいろな音が聴こえます。動物たちの行進やかけっこに、応援のリズム、パラシュート(パラバルーン)で玉入れだって楽しいよ。
●他にも
『果物狩りに行こう』
『お芋掘りしましょ』
『祭りだ、わっしょいわっしょい』
『収穫あとの田んぼで…』
秋の読書週間には絵本を題材に
晩秋には、山登り(紅葉狩り)
くまさんの冬支度(冬眠)
などなど…
このように、いろいろなテーマで音楽遊びを展開してきました。
今回、どのテーマ活動を取り上げるかとても悩みましたが、近年、盛り上がっているハロウィンの音楽遊びをご紹介したいと思います。
ハロウィンシアターと絵本
パターン1:かぼちゃおばけの音楽シアター
テン・リトル・パンプキンズ(数かぞえ)
♪10にんのよいこ(原曲:TEN LITTLE INDIANS)の替え歌で、♪10コのかぼちゃ
- ●歌詞●
♪ 1コ 2コ 3コのかぼちゃ
4コ 5コ 6コのかぼちゃ
7コ 8コ 9コのかぼちゃ
10コのかぼちゃ
●10 Little Pumpkins(英語の歌詞)●
♪ 1 little, 2 little, 3 little pumpkins
4 little, 5 little, 6 little pumpkins
7 little, 8 little, 9 little pumpkins
10 little pumpkins for my pie
「みんなで、かぼちゃの数をかぞえてみよう!」
数えるテンポを変えて遊ぶのも楽しいです。
「さぁ、今日は、みんなで魔法使いになって、10個のかぼちゃに魔法をかけましょう。」
「魔法の言葉は何がいいかな?」子どもたちと考えてみてくださいね。
例「パーリラ パーリラ パリパリ ピーーー‼︎」
「わぁ、かぼちゃのおばけ(ジャックランタン)になっちゃった!」
「魔法使いさんたち、今度はこのおばけかぼちゃに、大きくなあれって魔法をかけますよ。」
「おおきくなあれ おおきくなあれ!」
(だんだん大きく)
1回目・・中くらいのかぼちゃに!
2回目・・大きな大きなかぼちゃに‼︎
ここで、かぼちゃのおばけ(ジャックランタン)のお話をするのもいいですね。
▼♪10 Little Pumpkins
パターン2:ハロウィンのおばけシアター
でるぞでるぞ
♪おちたおちた のあそびうたの替え歌で ♪でるぞでるぞ
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言葉は、「きたぞきたぞ」でも「くるぞくるぞ」でも、地域の方言でもいいと思います。
♪おちたおちたは楽しいレクレーションゲームですが、今回はハロウィンの仮装で登場するおばけの紹介として遊びます。シアターを作ったり、子どもたちが仮装して登場するのも楽しいでしょう。
先生と子どもたちのかけ合いのあとは、自由な子どもたちの反応を楽しんだり、出てくるおばけを3~4つ決めて、まねっこ遊びをするのも盛り上がりそうです。
「ハロウィンでは、どんなおばけが出てくるのかな?(どんなおばけに変身しようかな?)」
かぼちゃのおばけ(ジャックランタン)、ドラキュラ、ミイラ、ガイコツ、狼男、悪魔、魔女、魔女の使いとされる黒猫、蜘蛛、オオカミ、コウモリなど、どんなおばけが人気があるのでしょうね。
パターン3:ハロウィンの音楽表現遊びにぴったりの絵本
『Trick or Treat~いたずらをしちゃうぞ~』の遊びの前に読むとより、気持ちが盛り上がります。
▼絵本「ハッピー ハロウィン!」 作:新井 洋行
Trick or Treat~いたずらをしちゃうぞ~
次は、ハロウィンの風物、仮装をした子どもたちが各家庭を回る、Trick or Treat?(トリックオアトリート)の音楽表現遊びです。
準備するものは、スカーフ(風呂敷でも可)です。
たのしいハロウィン
♪たのしいハロウィン(♪ロンドン橋の替え歌)を歌いながら、歩きます。(4分音符)
- ●歌詞●
♪ きょうはハロウィン たのしいハロウィン
おかしをくれないと いたずら しちゃうぞ
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あるお家までやってきました。
子どもたち「トントントン」(ノックをする真似)
先生「どなたですか」
子どもたちは、スカーフを頭にかぶり、
「おばけだぞ~」(半音階)
どの音から始めてもいいです。指番号(34323)を覚えてくださいね。34323と弾くと「おばけだぞ~」となります。半音階で弾きます。
たとえば、ミの音から始めるなら
「ミ ファ ミ レ♯ ミー」
ラの音から始めてみましょう!
「ラ ラ♯ ラ ソ♯ ラー」
いろいろな音から始めて弾いてくださいね。
コツは、ゆっくりと「おーばーけーだーぞ~~」と弾くことです。
グリッサンド音のあと、走る曲(8分音符:走る曲)を弾きましょう。
先生「キャーーー」と逃げ回り
子ども「待て待て~」と追いかける
逃げ回って、おうちに戻ってきた先生は、「ハッピー ハロウィン!」と言ってお菓子を渡します。
音楽遊び用のお菓子は、木の玉を紙で包んだハロウィン・キャンディーやダンボール紙でつくったハロウィン・クッキーを準備していました。
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そしてまた、次のお家まで、♪たのしいハロウィンを歌いながら歩き、ドアを叩いて、おばけに変身して遊ぶことを繰り返します。
おまけの時間~魔法使いになって~
親子の音楽遊びの最後の時間は、パラシュートやシャボン玉、紙吹雪などを使い、ぴったりな音楽とともに、ファンタジックな世界を演出するようにしていました。
ハロウィンのときは、おばけで使ったスカーフを肩に巻いて指スズで結んで「魔法のマント」にしたり、フープ棒を2本つないだ先にスカーフを差し込んで、「魔法のほうき」にしたりして楽しみました。
「魔法のほうき」は、新聞紙を縦長に丸めたものに、ポンポンを差し込んだ手作りの「魔法のほうき」でも遊べます。
♪不思議な音楽が聞こえてきたよ。(ぴったりな音楽を流す)
マントをつけたり、魔法のほうきにまたがったりして、夜空を飛び回りましょう!
小さい子どもたちの反応はどうかな? どうなるかな?とドキドキしながらやったことを覚えています。
私の想像以上の好反応。子どもたちは上手にほうきにまたがり、魔法使いになりきって楽しんでくれました。
ベビーちゃんたちは、ママにたかいたかいで、優雅にゆっくり動いてもらったり、お膝のひこうきの要領で、空を飛ぶ感じを表現していただきました。
いかがでしたか?
クラス保育で、または、全体会などで遊べるようなヒントありましたか?耳慣れた替え歌が多いので、気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです。
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小倉さんのブログには、保育で活用できる遊びが多く載っています!
小倉陽子さんのブログはこちら→ブログ『ココロにおんがくのタネ.をまこう』
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