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パネルシアターの魅力と基本の作り方!演出で子どもを夢中にさせよう

パネルシアターの魅力

ネル布(パネル布)を張ったボードを舞台に、さまざまな物語が展開できるパネルシアター

子どもたちとの対話によって、臨機応変に内容を変化させたり、歌をはさんだり……

実はパネルシアターは楽しいだけでなく、子どもの積極性や観察力を高めることもできるんです。
今日はパネルシアターの魅力と、作り方、演出をまとめてみました!

パネルシアターって何?

カレーライスのうたのパネルシアター

【パネルシアター】とは、特殊な布を巻いたパネルボードの上に、Pペーパーと呼ばれる不織布で作った絵人形を貼ったり、はがしたり、動かしたりしながら展開する変化が楽しい人形劇のことです。

パネルシアターが生まれたのは1973年、古宇田 亮順(こうだ りょうじゅん)さんが創案しました。
長きにわたり保育現場で愛されてきたことが分かります。

子どもの積極性を引き出す!パネルシアターならではの魅力とは

パネルシアターは、ただ楽しいだけではなく、子どもたちの成長に良い影響を与えると言われています。

【パネルシアターの魅力】
☑積極性・話す力が身につく
☑集中力・観察力・想像力が身につく
☑表現意欲をかき立てる
☑子どもの発達に応じたアレンジができる!

パネルシアターを通して、応答でき、歌ったり踊ったり…
「次はどうなるのだろう」と集中して場面を観察し、次の展開を想像する力が身につきます。

さらに擬音語や擬態語を交えたりすれば、子ども達もたくさんの言葉のシャワーを浴びることができます。
「このお話の続きは?」と想像してみても楽しそうですね!

保育のねらいは?


パネルシアターでは見せる子どもたちの発達段階に応じて、展開の方法を変えることで、身につけてほしい力を伸ばす手助けができるでしょう。

例)
<ねらい>
ルールに沿って参加することで社会性が身につける
<パネルシアターの計画>
[1回目]自由参加のクイズを出し、園児が口々に答えを発言する。
[2回目]挙手制にし、指名された人が答えるルールを決めて行う。

「行事の由来に親しむ」「交通ルールを理解する」などねらいをもとにパネルシアターの題材も選んでみてください。

パネルシアターをやるのはいつがベスト?

パネル(板)を用意しなければならなかったりと少し大掛かりなイメージもあるパネルシアター。
子ども達にとっては普段の読み聞かせと比べ、特別感のあるものとしてワクワク感も倍増!

実際に保育では誕生日会や始業式、季節の行事(イベント)の際に用いられることが多いようです。

【こんな時にオススメ】
お正月、もちつき/節分/ひな祭り/
こどもの日(こいのぼり)/七夕/クリスマス

クリスマスにぴったり! ブラックライトシアター

子ども達のお楽しみ、クリスマス会ではより特別感のあるものを。

それが「ブラックライトシアター」です。
蛍光塗料を使い、ブラックライトで照らせば、美しく輝く幻想的なパネルシアターに!
動画は「サンタが街にやってきた」に合わせて展開されていきます。

ブラックライトを使った演出は、クリスマスのほか、花火、水中の演出にピッタリです。

しかけもお任せ! 作り方をマスター

既に園でパネルシアターを作っている!という保育士さんも多いと思いますが、ここでは基本のパネルシアターの作り方をおさらいしましょう。

制作に必要な材料

  • ●Pペーパー(不織布)※
  • ●ネル布(パネル布)※
  • ●ベニヤ板・段ボール・スチロール板など
  • ●鉛筆
  • ●油性フェルトペン
  • ●はさみ
  • ●絵の具・筆(アクリルなどが発色が良い)または太めのカラーペン
ぴよまる先生

しかけを作る時は、上記の材料に加えて、カッターナイフ・ボンド・刺繍糸・縫い針などもあるとGOOD!

「Pペーパー」とは

不織布の一種で、ネル布の起毛に引っかかることで絵人形が張りつきます。
三菱のMBSテックなどが代表的です。
インターネット通販や大型の文具店、ホビーショップなどで売っています。最近では100円ショップで売っていることもあるそうです!

「ネル布」とは

ネルとは、コットンフランネルの略称で、綿織物を起毛した布生地のことです。
パジャマなどにも使われる一般的な布地なので、手芸店などで入手できます。
片面のみ起毛した片面ネルと両面を起毛した両面ネルがあります。

created by Rinker
白ネル1mカット 船場和晒 三都晒 生地Web

作り方

工作の材料のハサミとのり

それでは基本の作り方から見ていきましょう。

1.パネル(板)を用意する

用意したベニヤ板などにネル布を張ります。
巻き付けて布地をぴんと張り、板の後ろでガムテープなどで貼ればOK。
片面ネルの時には、起毛が外側になるように注意しましょう。

2.下書きをして枠線を書く

Pペーパーに鉛筆で下書きをしたら、油性ペンでなぞっていきます。

3.色を塗る

線にそってアクリル絵の具などで色を塗っていきます。
※蛍光塗料で塗り、パネルボードのネル布を黒にすれば、ブラックライトシアターとして演出できます。

4.乾かす

着彩が終わったら、よく乾かして、絵具で消えてしまった油性ペンの線をもう一度なぞります。

5.切り抜く

持ち手となる部分を残して、外側を切り抜いていきます。

「仕掛け(しかけ)」にも挑戦

ビックリ箱のようなしかけ
裏返したり、引っ張りだしたり……
仕掛け(しかけ)があることでパネルシアターにも動きが生まれ、子ども達は釘付けに。
ここでは4つの仕掛けをご紹介します!

裏返し

両面に絵を描いておきたい場合、厚口のペーパーでも裏うつりするため、別に作った絵人形を木工用ボンドで張り合わせるようにします。

重ね貼り

Pペーパーで作った人形の上に、もう一つ重ねて付けたい場合には、重ねるPペーパーの絵人形の裏にネル地を付けます。

切りこみ

Pペーパーの絵人形に切込みを入れれば、ポケットにものを入れるなどの演出ができるようになります。絵人形の裏にネル地で袋を作っておけば、切りこみから何かを出し入れできます。

糸止め

体の一部を動かしたいところは、パーツを別々に作って糸で玉止めして固定します。

題材は? 絵本からテーマを探そう!

おすすめ書籍
大きくて真っ白なパネルシアターの舞台。
そんなパネルシアターの魅力を活かせる題材を2作品ご紹介します。

『はらぺこあむし』

大人気の絵本はパネルシアターでも根強い人気を誇ります。
0・1・2歳児の乳児さんに向けて、「はじめてのパネルシアター」にぴったり!

テンポの良い歌もあるので、子ども達と歌いながらパネルをリズミカルに出して見ましょう。
カラフルな食べ物もぜひおいしそうに描いてみてくださね。

『ぞうくんのさんぽ』

ぞうくんがさんぽにでかけると、動物達が次々と背中にのってきて、なんだかにぎやかなお散歩に……というお話。

パネルシアターを横長ではなく、縦長に置くのがポイントです。
同じ要領で『お月さまってどんなあじ』も同様の演出ができます。

型紙やキットも賢く使おう! おすすめの本も紹介


「アイデアが浮かばない」「もっと演じ方について詳しく知りたい」という方は本がオススメ!

絵人形の型紙が付いていたり、写真付きで演出のコツが紹介されていたりするため、とても実践的です。

▲ 「森のくまさん」「おもちゃのチャチャチャ」など、おなじみの童謡がベースになったパネルシアターが紹介されています。作り方や演じ方の紹介だけでなく、型紙もついているので、初めてパネルシアターでも安心です。

▲ 子どもたちだけではなく、保護者をはじめ大人にも愛されている絵本「どうぞのいす」などをパネルシアター用にアレンジし、収録した一冊。パネルシアターをきっかけに劇遊びやごっこ遊びに発展させる「発展・保育のヒント」が収録されているので、指導計画に合わせて活用してみては?

パネルシアターの演じ方


「パネルシアターが初めて!」という場合には、その演出のしかたにも戸惑ってしまいますよね。
ここでは初めての方でも安心して楽しくできる基本の演じ方をご紹介します。

会場の設置

ステージは子どもの目の高さに設置し、子どもが見やすいようにつくります。
パネルに人形を貼るので子どもは少しパネルから離れてもらいましょう。

パネルボードの設置

Pペーパーは滑り落ちやすいので、パネルボードは多少の傾斜をつけます。イーゼルなどがあると良いでしょう。
子どもたちが見やすいように高さも調整します。

接着剤などで絵人形がくっついているわけではないので、冷暖房や扇風機の風が当たるところには設置しないようにしましょう。

基本の演出の仕方

保育者は利き手がパネル側になるように袖口に立ちます。

人形を貼るときには、立ち位置より遠い方から貼っていくことで曲がっていないか確認しやすくなったり、洋服の袖などが引っかかり、絵人形が落ちることも少なくなります。

ぴよまる先生

【ポイント】
絵人形を貼るときに、黒子のように手だけ伸ばして貼らなくても大丈夫!堂々とパネルの前に出て演じましょう。
また、人形を貼ったら振り返り、子どもたちに声掛けをし、背中だけを見せないようにします!

始めは展開に集中してしまいがちですが、子どもたちの反応をしっかり受け止めながら、慌てずに進めていきましょう!

応用の演出例

引っ張り

絵人形に貼っておいた糸を引き出して動かす演出方法。
糸のついた人形を貼るとき、そっとパネルボードの裏に糸を垂らしておき、後で引っ張れば、太陽が昇る演出なども魅力的!

ずらし貼り

何枚もの絵人形を重ねて持ち、パネルボードに広げていく手法です。
手のひらサイズの絵人形なら、何もないところからものが現れる手品のような演出ができます。

【動画あり】作品&実演例を見てみよう♪

お手本の動画を見ながら、子ども達が夢中になる演じ方を習得しましょう♪

大人気! ケロポンズに学ぼう「ねこのお医者さん」

先ほど紹介した「裏返し」・「糸止め」・「引っ張り」などのしかけが使われていますね。

歌と振り付けあり、言葉遊びあり、みんなで「ニャー」とかけ声をするなど楽しい演出がいっぱい!

子ども達と一体感が生まれるお手本のような演じ方です。ぜひ参考にしてみてくださいね!

<ケロポンズのミュージックパネル通販サイト>
「ねこのお医者さん」詳細ページ
ケロポンズの本とCD販売「カエルちゃんショップ」

おでん屋さん

おいしいおでんをテーマに、歌や手遊びを交えながら展開されるパネルシアター。おでん種もそれぞれにいろいろな工夫がされていて、パネルシアター制作や、演出案を考えるうえでとても参考になります!

ふうせんのうた

保育園でもおなじみの歌にのせ、色とりどりの風船と同じ色を持つ果物がたくさん登場します。
特別な仕掛けがなくても子どもたちは夢中!

子どもたちも積極的に参加しているのがよくわかる動画です!

まるいたまご

いろいろなたまごから、さまざまな動物の赤ちゃんが生まれてくるパネルシアター。シンプルな演出ですが、「何がでてくるかな~?」と子どもたちに問いかけながら、楽しめそうな作品です。意外なものが飛び出してきても面白いかも…?

誕生日会の出し物や、乳児さんクラスにもおすすめです。

【投稿紹介】「ふしぎなポケット」

ふしぎなポケットのパネルシアター
こちらは「ほいくらいふ」に投稿された作品例。
名曲「ふしぎなポケット」にアレンジを加えていますね。

また、「表面に画用紙を貼ることで色塗りがしやすい」という工夫ポイントも♪

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みなさんも作って実演してみた作品があったらぜひ「投稿」して、他の保育士さん達とシェアしましょう♪
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