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エプロンシアターとは?~子どもたちを惹きつける秘密~

シアター

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エプロンを舞台に見立て、ポケットから人形を取り出したり、エプロンにつけたりしながら演じるエプロンシアター。保育者自身が演じ手となり、全身を使って表現できるのが特徴です!本日は、エプロンシアターの魅力とともに、基本的な作り方と演じ方のポイントをご紹介します。

エプロンシアターって何?

エプロンシアターとは2

エプロンシアターとは、演じ手がエプロンを着け、着用したエプロンを舞台に見立てて物語を展開させていく人形劇です。人形がポケットから次々と出てきたり、エプロンの布地をめくって場面が展開するなど驚く仕掛けがあったりすることで、見ている方にも臨場感が伝わります。

エプロンシアターの起源

エプロンシアターとは_起源3

中谷真弓(なかたにまゆみ)さんが考案されたエプロンシアターは、1979年に雑誌「幼児と保育」に掲載されたことで世に広まりました。

子どもたちとの触れ合いの中からできたエプロンシアター。子どもたちの目の前でポケットに入っていた人形を取り出したところ、単に人形を見せるよりも集中し、物語の世界に引きこまれた様子を見たのをきっかけに考案されたそうです。

保育者の皆さまも、ポケットや袋から何かを出した時、子どもたちがいつもより興味を示したという経験があるのではないでしょうか?そんな、子どもたちとの生活の中でのという発見から作られたのですね。

子どもたちを夢中にさせる!エプロンシアターの魅力

エプロンシアターとは_魅力

エプロンシアターは、パネルシアターや手袋シアターとも似ていると思う方もいるかもしれませんが、エプロンシアターならではの特徴もたくさんあります。子どもたちの興味を惹きつける魅力とは何か見ていきましょう。

演じ手そのものが舞台になれる
保育者自身が舞台やナレーター、登場人物になり、演じ手の表情や動作をも物語に反映させることができるため、臨場感あふれる内容を子どもたちに届けられます。
多様なしかけがある
次々にポケットから人形が出てくるだけでも十分楽しいですが、それ以外にも加工しやすい布を生かしたさまざまな”しかけ”を作ることができるので、より子どもたちを夢中にさせることが可能です。
自由にアレンジすることができる
演技中でも子どもたちのアイデアを即座に取り入れることができ、その時々の子どもたちの反応に合わせながら演じることができるので、何度でも楽しめます。
洗濯することができる
布でできているため、汚れた時は何度も洗うことができ衛生的です。万が一壊れても修正しながら長年使用することができます。
子どもたちに布のあたたかみを感じてもらえる
布の柔らかい素材感は見ている子どもたちにも安心を与えます。子どもたちが触って参加できる内容にアレンジすれば、あたたかい感触を味わってもらうこともできますね。
子どもたちから保育者が見える
保育者の顔がしっかり見えるので、子どもたちは安心して物語を見ることができます。保育者からも子どもたちの様子が見えるので、その時の反応に素早く応じられ一緒に楽しむことができるでしょう。
子どもたちの想像力・観察力が身につく
エプロンという1つの舞台を集中して見る中で、さまざまな場面が展開するため子どもたちは「次は何が出てくるかな」と次への想像を膨らませることができます。

自分だけの!世界に1つだけのエプロンシアターを作ろう

エプロンシアターとは_作り方

自作することで体のサイズに合ったエプロンシアターが作成できます。体の大きさにフィットしていると、自分が演じやすいだけでなく子どもたちからも見やすくなりますよ。

ただ、エプロンシアターは登録商標。無断で複製したり、転載したりして販売することはできませんので注意しましょう。

基本的な作り方

1.題材を決める
まずは、どんな内容の物語にするのか、登場人物はどうするのか、必要な小物は何か考えましょう。
2.材料を用意する
題材が決まったら、必要な材料を揃えます。基本的に必要なものは、エプロン用の厚めの生地、人形用のフェルト、綿、マジックテープ、刺繍糸、裁縫道具です。
3.エプロンの型をとる
型紙や普段使っているエプロンを基に型を取っていきましょう。
4.エプロンにポケットを作る
物語に合わせ必要な部分にポケットを縫い付けます。
5.フェルトで人形を作る
登場人物や小物類をフェルトで縫っていきます。この時ポケットに入れるものは大きさに注意しましょう。
6.エプロンとフェルトにマジックテープをつける
物語に沿ってエプロンと5の工程で作ったものにマジックテープをつけ、つけ外しができるようにします。

本を見ながら簡単に作れる!

一から作るのは大変と言う方でも、本を参考に作っていけば簡単に制作することができますよ。

▲考案者である中谷真弓さんのベストセレクション。本を見ながら、「これくらいのおべんとうばこ」や「名作赤ずきんちゃん」などの4作品を作ることができます。

▲ベストセレクションのパート2。こちらでは「はらぺこかいじゅう」「ともだちいっぱい」などの6作品を作ることができます。

題材をより楽しくするための演じ方

全身を使って演じるなんてなんだか難しそう…。という方のために、基本的な演じ方のポイントをご紹介します。

まずは演じる前に最終チェック!

エプロンシアターとは_ポイント

物語をスムーズに進めるためにも、エプロンの位置は重要です。鏡を見ながらチェックをしましょう。

【演じる前のチェックポイント】

□ エプロンの首ひもはきつく結び、胸の高さに合わせる

□ 腰ひもは緩めに結ぶ(きつく結ぶと、エプロンの両端が見えにくくなる)

□ しかけや登場人物の位置を確認する

演じ方のポイント

エプロンシアターとは_演じ方

最終確認ができたら、いよいよ本番です!子どもたちがより楽しめる演じ方を押さえておくだけで、子どもたちの物語への入り込み方も変わってきます。

【演じ方のポイント】

□ 顔はなるべく下を向かず、子どもたちの方向を見る

□ 人形の顔は子どもたちに向ける

□ 人形は大げさに動かす

□ 直立不動ではなく、場面に応じて体を動かす

□ 横で見ている子にも見えるよう、向きを変えながら演じる

動画で見よう!エプロンシアターの演じ方

▲エプロンシアターの題材で有名な『おおきなかぶ』。わかりやすい内容としかけになっているので、初心者の方でも演じやすい作品です。最後のしかけに子どもたちはびっくりしますよ!

▲手遊びでも有名な『くいしんぼうのゴリラ』。実際にゴリラの口に食べ物が入っていくしかけがあります。広い舞台でも左右に動きながら、歌と会話を交えて演じているので勉強になる動画です。

エプロンシアターとは_愛情

一針一針縫って作るのは、労力も時間もかかりますが、エプロンシアターは、一回使ったら終わりではありません。話の幅も演じる保育者次第で無限に広がります。時間をかけて作った分愛着も湧き、演じた時の子どもたちの反応もより嬉しくなるでしょう。休日などに作ってみてはいかがでしょうか?

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    しおっぴぃさん(2016年3月29日)

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明日の保育がもっと楽しくなるサイト「ほいくらいふ」です。 日々の保育に役立つような制作アイディアや保育の豆知識を公開中♪ 保育士/幼稚園教諭二種の資格をとり、私立幼稚園勤務、公立保育園へのボランティア、子どもスポーツクラブのボランティアを行いってきました。 現在は保育に関わるセミナーに参加したり、TwitterやFacebookなどで現役の保育士さんとのつながりを増やすことに力を入れています。 最近のマイブームは甥っ子と公園で遊ぶ事です。
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