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保育者の業務軽減に貢献し、子どもの明るい未来を作っていきたい~株式会社うるる 小林伸輔~

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保育の仕事は、子どもとかかわることだけではありません。保育日誌や保護者面談、行事準備、写真撮影…さまざまな業務がありますよね。

やらなければいけないこと、求められることが多くて忙しい割に薄給…。と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

「保育者の業務量を減らすことが、子どもの明るい未来に繋がる。」

そう語るのは、保育園や幼稚園向けに写真販売のサービス「園ナビフォト」を提供する、株式会社うるるの小林伸輔(こばやし しんすけ)さんです。

園での写真展示販売は相当な時間と労力が必要です。「園ナビフォト」はそんな保育者の手間をぐっと少なくしてくれるサービスです。今回は「園ナビフォト」導入の利点や、保育者の業務効率化について小林さんにお聞きしました。

写真販売システム「園ナビフォト」とは?

株式会社うるる小林様

▲株式会社うるるの取締役兼CGS開発部部長である小林伸輔(こばやし しんすけ)さん

まずは『園ナビフォト』について、具体的なサービス内容をお聞きしました。

―――「園ナビフォト」とはどのようなサービス内容なのですか?

従来、撮影した写真を保護者に届けるには、掲示板などで展示し、集計、集金を別途で行うなど、保育者に労力と時間がかかっていました。「園ナビフォト」は保育者が撮影した園児の写真を、保護者がパソコンやスマートフォンで簡単に購入できる写真販売システムで、プリントから各家庭への配送も対応しており、今まで保育者が手作業で行っていた展示販売を一括で管理できる便利なサービスです。

園ナビフォト

閲覧できる期間も長く、最長5年間閲覧・購入することができます!忙しい保護者の都合に合わせてじっくり選べます。

また、パソコンなどの画面で見ると写真が小さくて、一枚ずつ拡大する必要があり面倒に思われる方もいるかもしれませんが、園ナビフォトでは、自分の子どもだけを表示できるようにしていきたいと考えています。

―――プロのカメラマンが撮った写真でも導入できるのでしょうか?

写真館への導入も行っていますので、可能ですよ!

―――やはり、パソコンやスマートフォンを持っていないと導入は難しいのでしょうか?

基本はパソコンやスマートフォンで購入を行っていただきますが、展示販売代行も行っており、A4やA3の台紙に写真が表示されたものをこちらでプリントアウトしてお送りすることもできます。集計や各家庭への配送はこちらで行うので、従来の展示販売よりは楽になります。

―――導入された園で働く方からの声はいかがですか?

「写真販売がすごく楽になった」という声が圧倒的ですね。「(体感で)80%以上時間が削減できた」という声も聞いています。行事以外では撮らない園が多いようですが、写真は保育者と保護者の繋がりを強化してくれるというご意見もあります。

あとは、「収益が稼げる」ということで導入している園もありますね。

写真代金は園で決められるので、園ナビフォトの料金設定L版1枚40円を引いた額が収益になるそうです。その収益で、新しい絵本や園の整備ができるとのこと…写真販売で得られた収益が子どもたちのために使用されるのは嬉しいですね。
園ナビフォト以外にも多くの事業を展開している株式会社うるる。他にも興味深いサービスがあったのでお聞きしてみました。

保育士にとってはドキドキ?!の園の口コミサイト「幼稚園・保育園こだわりナビ」

保育園幼稚園こだわりナビ

―――「幼稚園保育園こだわりナビ」とはなんですか?

保護者が子どもの通っている園の口コミを投稿でき、また、口コミを参考にしながら園を探せるようなポータルサイトです。

園の良いところや特徴の口コミはもちろん、「大好きな先生へのメッセージ」を投稿できるコーナーもあります。

―――「大好きな先生へのメッセージ」はなぜ始められたのですか?

僕は、このサイトに格別な想いを持っているんです。

待機児童問題が増える中、保育士や幼稚園教諭が辞めていくことも多く、どうしたら離職率が下がるかを考えていました。とはいえ、給料や激務というのはすぐ解決できる問題ではない。だから保育者の方にもっとやりがいを感じてもらうことができれば、と考えました。

恩師という言葉があるじゃないですか。いろんな方に「恩師って誰ですか?」と聞くと、「幼稚園や保育園の先生」と答える人はあまりいないですよね。でも、幼稚園や保育園の先生って、人生の中で初めて先生になる人なので、もっとフォーカスされるべきだと思っているんです。

園児や保護者の感謝の気持ちを保育者に届けることで、やりがいを感じてもらい辞めないでほしいという願いを込め「大好きな先生へのメッセージ」を始めました。

―――そのような想いをもって企画された事業なのですね…実現までにはどういった経緯があったのですか?

うるるでは、在宅ワーカーと企業のお仕事マッチングサイト「シュフティ」という日本で初のクラウドソーシングサービスを運営しています。安定した在宅ワークの仕事を作るためにシュフティのユーザーである主婦の方の課題を解決するサービスを立ち上げようということになったんですね。

そこで、主婦の方々に今困っていることを質問すると、「保育園がなかなか見つからない」「どこがいいかわからない」とか「近所にママ友がいないから誰にも聞けない」という話が多かったので、「幼稚園保育園こだわりナビ」を始めようと思いました。

「園ナビフォト」の開発のきっかけは、弊社代表の星が、お子さんが通っている幼稚園で展示販売されている写真を見た際に保育者と話したら、「とても手間がかかるんです」という話を受けたことがきっかけでした。

過酷な労働条件だと感じた…保育現場の業務量や効率化について

園ナビフォト_幼稚園、保育園の業務

私(注:取材者)も幼稚園教諭として働いていた頃、お便りや、制作、日誌など全て手作業が当たり前、家への持ち帰り業務も多々ありました。

小林さんに保育業界の労働環境についてどう考えていらっしゃるか、伺ってみました。

―――保育現場の業務量や効率化についてどのように感じていますか?

さまざまな園の先生にヒアリングを行ったのですが、過酷な労働条件だと感じました。子どもが好きでこの仕事を選んだ方でも、決して好きだけでは務まらないと思います。その原因は国にもあって、賃金をもっと上げなくてはいけないと感じています。

業務量については、もっとIT化が進んでも良いのかなと思っています。

―――IT化が進むとどのように変わっていくのでしょう?

例えば園ナビフォトの導入であれば、写真販売の手間をカットできます。IT化によってもっと業務が楽になっていくと考えていますし、他にも利点があります。

1つ目は、虐待通告義務に役立つという点です。
例えば、毎日同じ服を着ている、変なところにあざができている時など、日々の写真が保存されていれば、すぐに通報ができます。

2つ目は、個人情報の漏えいを防げるという点です。
実は、園における個人情報の漏えいは、写真やUSBメモリの紛失が多いんです。園ナビフォトは園の人しか見ることができないですし、また、現像する必要がないのでUSBメモリを紛失することもなくなります。

―――業務量や勤務時間の改善で保育現場はどのように変わると考えていますか?

業務量を減らすことで、離職率を少しでも下げることができる。長く務めるので、保育者自身が成長し保育の質が上がっていく。そのことは、子どもの明るい未来につながっていくと考えています。

子どもの成長を長期的に考えた今後の展望

園ナビフォト_今後の展望

―――小林さんの今後の目標は何ですか?

僕自身も明るい未来を作っていきたいと思っていて、公平な選択肢を全ての子どもに提供できるような世の中にしていきたいですね。

人生って常に選択の連続だと思うんですよ。

選択肢の中から、その結果どうなるのかを伝えておけば、中学生のうちに将来を決めていけます。ただ、情報を知らないと選択せずにフワッと将来を決めてしまう子がでてきます。そうならないよう、情報格差をなくし公平にしていくことが個人的なビジョンです。

これは、子どもたちが0~6歳までの育った環境や大人との関わりも影響してくると思っています。この時期は人格形成に関わってくる時期ですので、保育者、保育の質が上がることで、子どもたちに大いなる好影響を与えられます。そこで培ったものを基に小中学校に上がり、その時に先ほどの話した”選択肢のための情報”を与えられるようになりたいです。

園ナビフォト_幼稚園、保育園,

―――保育者の方に伝えたいことはありますか?

子どもたちの成長に関わる大切な仕事であり、その方々がいなければ、この日本は存在しないと言っても過言ではないと思うので、大きな誇りをもって働いてほしいです。また、古い文化に負けず、自分たちが一番良いと思う保育や幼児教育について、上の方と議論しながらよりよい保育を実現して欲しいと思います。

―――保護者の方に伝えたいことはありますか?

子どもが小さくて外やフルタイムで働けない、しかし本当はもっと稼ぎたいという方もいらっしゃると思います。現在はインターネットというインフラが整っているので、パソコンでもスマートフォンでいつでもどこでも仕事ができるという情報を全員に知っていただきたいですね。

稼いだお金で、子どもたちに何か買ってあげたり、リフレッシュに使ったりしていただければ嬉しいですね。

「IT化=業務軽減」だけではなく、他にもさまざまなメリットがあることがわかりました。もちろん手作り、手作業で行う方が温かみはあります。いろいろな業務の進め方を知ることは選択肢が広がり、業務軽減の仕方を考えるきっかけにもなりますね。

本日は、ありがとうございました。
今回取材させていただいた方 小林 伸輔(こばやし しんすけ)さま
株式会社うるる 取締役
1980年、北海道生まれ。株式会社アルバイトタイムスに入社し、広告系営業職として多くのトップセールス賞を獲得。2007年に株式会社うるる(本社最寄り:勝どき)に入社し、取締役兼NJSS事業部部長に就任。現在は取締役兼CGS開発部部長。本業以外でも、学生たちへの営業講習会なども手がけている。

株式会社うるるの提供サービス
>「園ナビフォト」 幼稚園・保育園向け写真販売システム

>「幼稚園・保育園こだわりナビ」 日本最大級の幼稚園保育園口コミ(評判)サイト

>「シュフティ」 在宅ワーカーと企業のお仕事マッチングサイト

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明日の保育がもっと楽しくなるサイト「ほいくらいふ」です。 日々の保育に役立つような制作アイディアや保育の豆知識を公開中♪ 保育士/幼稚園教諭二種の資格をとり、私立幼稚園勤務、公立保育園へのボランティア、子どもスポーツクラブのボランティアを行いってきました。 現在は保育に関わるセミナーに参加したり、TwitterやFacebookなどで現役の保育士さんとのつながりを増やすことに力を入れています。 最近のマイブームは甥っ子と公園で遊ぶ事です。
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