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    安全管理と安全教育~子どもたちが安心して園生活を送るために~②安全管理体制は、ここを確認しておこう

安全管理と安全教育~子どもたちが安心して園生活を送るために~②安全管理体制は、ここを確認しておこう

こんにちは、クーミンこと眞田 久美(さなだ くみ)です。
保育士、園長を経て、保育サービス企業にてスーパーバイザーや教務関連業務や研修を行っておりました。現在は、フリーランスで保育士向けの研修やセミナーなどを行っています。

さて、前回から新しいテーマ「安全管理と安全教育~子どもたちが安心して園生活を送るために~」と題し、新年度前に保育園や幼稚園など乳幼児施設における安全管理について、事前確認のポイントをご紹介しています。

第2回は、「安全管理体制は、ここを確認しておこう」です。
前回の「園で起こりやすい事故を防ぐ」では、実際に私が体験したヒヤリハット事例を挙げて、保育園や幼稚園で起こりやすい事故を考えていただき、子どもたちが楽しく園で過ごすためには、安全管理は大前提であると申し上げました。

そこで、事故を起こさないように予防することは、第一前提だけれども、万が一、起こってしまった場合でも対処できるよう準備しておくこと、それが安全管理体制です。

園で確認しておくべきポイント


これからあげる事項は、就業している園で全職員が知っておくべきことです。
最小限確認すべき、災害、急病、事故が起こった時の初動を促す大切な事柄です。

災害時対応

*避難経路⇒園のある地域の一時避難場所、広域避難場所の確認、避難場所の掲示※
※可能であれば、避難場所が示されたハザードマップに避難経路、散歩コース、よく行く公園などを記し、保護者も閲覧できる掲示板などに掲示しておくと保護者にも緊急時対応を示すことになる

*避難訓練⇒避難訓練を実施することは、周知のことだと思うが、非常時用に持ち出すもの、避難用具(ヘルメットや防災頭巾など)の場所を認識していること、非常時持ち出しの内容を確認しておく。
また、補充が必要なものを補充されているか否かを確認する。(可能であれば、防災担当などを決めておくとよい)

*散歩時の緊急連絡方法⇒散歩の際に持参するもの、緊急時の対応
園外の散歩に出る際に持参するもの、また緊急事態が起こった際の連絡方法を確認しておく。
誰に連絡するのか(園長がいなければ、次の候補は、その次は、と3次まで決めておくと慌てない。

急病・ケガ対応

*感染症対策⇒インフルエンザ、ノロウィルス、その他感染症発症時の対応
感染症の種類、出席停止の有無、登園許可の目安、許可証の提出の有無など種類や登園許可の目安は、覚えていなくともリストにしておき、全職員が閲覧できる場所に保管しておく。

*消毒液の種類⇒消毒方法(特にノロウィルスなど感染性胃腸炎による吐しゃ物処理など)
消毒液は、園児の手に触れない場所に保管しているため、一定の場所に置くこと、使用方法(希釈して使用する製品が多い)、消毒の仕方を決めておく。
また、感染性胃腸炎などによる吐しゃ物処理は、一般的な処理方法がイラストなどで示した例がたくさんあるので、印刷して、全職員が閲覧できる場所に置いておくとよい。

*既往症の確認⇒園児の健康調査票などで、事前に既往症を持つ園児を確認する。
誰が、どんな既往症歴があり、配慮するべき点を確認する。
特に熱性けいれん、鼻血が出やすい、脱臼・亜脱臼の経験がある、アレルギーがあるなど

知っていくべき既往症への対応


前章で「既往症」を確認しておくことも、園児が安全に過ごすための予防及び緊急対応になることを書かせていただきました。
特に、乳幼児の既往症として目にすることが多い、熱性けいれん、鼻血、脱臼(亜脱臼)、アレルギーを過去に発症した園児に対する確認事項は以下になります。

熱性けいれんの経験がある子ども

熱性けいれんは、熱が一気に上がった時に発症するため、子どもの平熱及び熱が何度になったら、保護者に連絡するということを担任の先生と確認しておく。
例えば、発熱時、通常、37.5度までは園で様子をみることになっているところ、熱性けいれんの経験がある園児は、37度で保護者に連絡をいれるなどの対応が必要になる。
元々の平熱が高い園児であれば、保護者からこれまでの熱性けいれん発症した体温などをヒヤリングして、連絡のタイミングを決めておく。

鼻血の出やすい子ども

打撲などなく、鼻の毛細血管が切れやすい子どもがいる。
鼻血の出やすい子どもは、どんな場合に鼻血が出やすく、また、出血時の対処を確認しておくと驚かずにすむ。
鼻血の出やすい子どもによっては、量も多く、5~10分くらい止まらない場合もあるので、事前に知っておくと適切かつ迅速に対処できる。

脱臼・亜脱臼の経験のある子ども

どの関節が脱臼しやすいのかを知っておくことで、遊び方にも配慮できる。
また、ひじや肩の脱臼の経験があったり、はずれやすい子どもには、腕を引っ張ったり、手首を持って持ち上げるなどの遊びなどは控え(または禁止)、鉄棒や雲梯に、ぶら下がる運動なども避ける。

アレルギーのある子ども

誰が、何のアレルギーであるかを確認し、保育園の場合は、除去食(アレルゲンを除いた給食)対応及び配膳の方法を確認する。
アレルギー対応については、各園でガイドラインや対応フロー、給食提供時のルールを決めておく。

主な食事に対するアレルギー対応:
①席を別にする(除去食の園児は一か所に集まって座る)
②決められた職員(正職員)が配膳する。
③除去食の園児の横に職員がつき、目を離さないようにする。
④食べ終わった子どもが着ている物に食べこぼしが無いか良く見て、教室全体に散らばらないようにし、食後、直ちに掃除をする

安全管理体制の確立と日々の配慮

全園児が安心して過ごすためには、安全管理体制の確立と共に、下記のような日々の配慮を怠らないことが大切です。

●どんな小さな問題点(教室環境、活動、設備等)でも気が付いたら責任者に報告し、情報や対応策を共有する。
●個々の子どもの特徴やクラス等の集団の特性を十分に把握し、職員共通の理解にしておく。
●危険が予測される保育内容、設備利用、道具使用などは事前に責任者に相談し、必要な対策をふまえて実施する。
●クラスに関係なく、職員が連携をとり、声をかけ合う習慣をつけること。

  
安全管理は、起こったら対応することではなく、起こらないよう、また起こってもすぐ対応できるように、準備をすることなのです。
  

もっと詳しく、「安全管理と安全教育について」学びたい方は、グループセミナーや個人セミナーを承っております。
下記、ホームページよりご連絡ください。

クーミンのブログはこちら
≫『言葉が心を育てる…保育・教育ティーチャーサポーターの思う”こころ育て”』

クーミンは保育者向けのセミナーなども行っています。
≫『K.Sティーチャーズマインドサポート』

 

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この記事を書いた人

クーミン
K.Sティーチャーズマインドサポートを主宰。元保育士、認証保育園園長としての経験を活かし、保育サービス企業や派遣会社の保育士研修、保育士個人向けのカウンセリングなどを行っています。保育士の皆さんが自分の保育観を持てるように、そしてコミュニケーション力アップにもフォーカスした保育のヒントをご紹介させていただきます。→ウェブサイトはこちら
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