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    安全管理と安全教育~子どもたちが安心して園生活を送るために③子どもが自ら身を守るために

安全管理と安全教育~子どもたちが安心して園生活を送るために③子どもが自ら身を守るために

こんにちは、クーミンこと眞田 久美(さなだ くみ)です。
保育士、園長を経て、保育サービス企業にてスーパーバイザーや教務関連業務や研修を行っておりました。現在は、フリーランスで保育士向けの研修やセミナーなどを行っています。

さて、今回のテーマ「安全管理と安全教育 ~子どもたちが安心して園生活を送るために~」では、新年度前に保育園や幼稚園など乳幼児施設における安全管理について、事前確認のポイントをご紹介しています。

第3回は、「子どもが自ら身を守るために」です。
1回目、2回目では、園側の安全管理の認識と管理体制について書かせていただきました。今回は、子どもが危険から身を守る術を学び(こうしたら危ないという予測ができる)、自らの力で安全に行動する能力を身につけるための安全教育についてです。

活動前の言葉がけの重要性


保育の中で、活動前に導入として言葉がけをすると思います。特に、園庭遊びや散歩など危険が予測される活動の前には、注意すべきことを子どもたちに挙げさせたり、クラスで唱和したりすることもあるでしょう。 
その言葉がけが、子どもたちとルールを共有し、安全に実施する意識と心構えを持たせることにつながっているのです。これは、安全教育なのです。

園庭遊びでの安全教育

「皆さんは、園庭など外遊び前に、子どもたちにどんな言葉がけをしていますか?」
研修やセミナーで、このように質問すると次のような答えが返ってきます。主な回答を抜粋しました。

・靴のかかとを踏まないで履こうね
・おもちゃや遊具は、仲良く使おうね
・(入ってはいけない危険な場所を指して)、あっちの方まで遊びに行っていいんだっけ?などと
 子どもたちに問いかけ、遊んで良い場所を確認する
・縄跳びは、グラウンドで使おうね。ジャングルジムやブランコで遊ばないよね?
・小さいお友だちにやさしくしてね

これらの言葉がけは、子どもたちが安全に過ごすために、大人(先生)が気をつけるだけでなく、子どもたち自身にも、意識を持たせることで事故を防ぐ(若しくは事故を最小限に食い止める)ことができるので、安全教育になります。
園庭遊びや公園などで遊びだす前に、一度、子どもたちを座らせて、その場所で遊ぶ際の確認事項を、声に出して共有し、心構えを持たせましょう。

園外への散歩での安全教育

前章と同じように、安全管理研修で「これから園外の公園まで散歩に行きます。子どもたちにどんな言葉がけをしますか?」という質問をしました。

・前を向いて歩こうね
・先生を追い越さないように歩こうね
・植木等に触らないようにしようね
・手をつないで歩こうね
・歩道では走らないようにね

園外に出るということは、公共の場所に出ることです。
園内でどんなに注意をしていることでも、一歩外に出たら、何が起こるかわかりません。
大人(先生)が安全管理に気を付けることはもちろん、子どもたちにも、公共の場所にいるという意識を持たせることで、無駄な動きを防ぐことができます。
それだけでも、事故の確率は減るはずです。

ちなみに、2歳児後半から年少以上は、散歩時に手をつないで歩くことがよくあります。
なぜ、手をつながせるのでしょうか?
一つは、列が長くなり過ぎないように2列で・・・ということでもありますが、1人で歩かせるより、スピードを抑えるという役目もあります。
よく、散歩の時に手をつないだ子が小走りになってしまい、もう一1人の子が「走らないで~」と止めようとしていることがあります。
そのようなやりとりを通して、お友だちとの関わり方はもとより、公共の場所での振る舞いも身につけていくものです。

室内での安全教育

室内での活動でも、何気ない言葉がけが安全教育になっています。
ここでは、園内での普段の生活や活動に際しての安全教育の事例をご紹介します。

衛生面での安全教育

子どもたちが、健康で過ごすためには、室内環境や衛生面での安全管理が大切だということは、前2回で書かせていただきました。
しかし、管理するだけではなく、並行して、子どもたちへの言葉がけが、子どもが自分自身を守る術になるのです。

*外遊びの後、次のような言葉がけをすると思います。
・(靴を脱ぐ前に)服についた砂をパンパンって払おうね
・手を(石鹸で)洗おうね
・うがいをしようね
・服や靴下が汚れたら、お着換えしようね
*トイレの後には、
・スリッパをはこうね
・(女の子や大便の時は)ペーパーを使おうね
・手を(石鹸で)洗おうね
・服を濡らしてしまったり、汚してしまったりしたら着替えようね
*給食やおやつの時に
・テーブルを拭こうね(先生がする場合、テーブルをきれいに拭くね)
・手を(石鹸で)洗おうね、拭こうね
・座って食べようね
・お箸(スプーン)で食べようね
・口が汚れたら、(口拭き)タオルで拭こうね

これらの言葉がけを毎日、毎回することで、衛生管理を習慣化し、自らの健康管理の基礎を築かせることになります。

活動面での安全教育

保育計画に沿って、様々な活動をする中で、導入の意味で行う言葉がけにも安全教育が含まれています

*お片付け
・大きな箱は、何人かで持とうね
・ふたを閉める時は、ゆっくりしめようね
・おもちゃはやさしく(箱に)入れようね
・慌てなくていいよ
*お集まり(椅子を並べる、テーブルをセッティングする場合)
・椅子は、両手で持とうね、背もたれの方から持とうね
・走らないで移動しようね
・テーブルは4人で持とうね
・ゆっくり運ぼうね
*絵画・工作
・はさみを使う時は、座って使おうね
・席を離れる時は、はさみを置こうね
・鉛筆(筆、割りばし、竹ひごなど長いもの)を持って走らないようにしようね

などと、活動前に子どもたちを一旦、集めて言葉がけをすることで、子どもの気持ちを落ち着かせ、次の行動への意識を持たせることで事故予防になります。

言葉がけには、このような効果があるのです。
もちろん、一度でできるようになるものではありませんが、教育は積み重ねです。
日々、言葉がけをしていくことで、子どもの心に沁みついていくものです。

安全管理と安全教育はセットで

このように、園側が安全のために準備をする安全管理は、常に子どもたちへの言葉がけと並行して行われます。これまで無意識に言葉がけしていることでも、その意味や意義を意識して言葉がけすることで、より思いが子どもたちに伝わります。

ぜひ、普段の言葉がけに意味を持たせて、意識して発してみてください。
先生の安全に対する思いが伝わり、子どもたちも自らを守る術を学ぶことでしょう。

もっと詳しく、「安全管理と安全教育について」学びたい方は、グループセミナーや個人セミナーを承っております。
下記、ホームページよりご連絡ください。

クーミンのブログはこちら
≫『言葉が心を育てる…保育・教育ティーチャーサポーターの思う”こころ育て”』
 
クーミンは保育者向けのセミナーなども行っています。
≫『K.Sティーチャーズマインドサポート』

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この記事を書いた人

クーミン
K.Sティーチャーズマインドサポートを主宰。元保育士、認証保育園園長としての経験を活かし、保育サービス企業や派遣会社の保育士研修、保育士個人向けのカウンセリングなどを行っています。保育士の皆さんが自分の保育観を持てるように、そしてコミュニケーション力アップにもフォーカスした保育のヒントをご紹介させていただきます。→ウェブサイトはこちら
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