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4月5月に心得ておきたいこと②「子どもたちの心を感じる」

こんにちは、クーミンこと眞田 久美(さなだ くみ)です。
保育士、施設長を経て、保育サービス企業にてスーパーバイザーや教務関連業務、社内研修を行っておりました。現在は、フリーランスで保育士向けの研修やセミナーなどを行っています。

さて、2017年度のスタートは、「新年度、4月5月に心得ておきたいこと」をテーマに、3回にわたってご紹介してまいります。第2回目は、「子どもたちの心を感じる」です。

前回記事:4月5月に心得ておきたいこと①「保護者の心を感じる」

新クラスで信頼関係を作る


前回も書かせていただきましたが、新年度は、新入園児の受け入れ、対応に追われがちです。
慣らし保育の期間、在園児とは時間の配分が異なることもあり、クラスの雰囲気も通常より慌ただしく感じるものです。
そのような新年度の時期、何を優先することが子どもたちにとって、心の安定につながるのかを考えてみましょう。

名前を言うことは、信頼への第一歩

新入園の子どもたちには、少しでも早めに園生活に慣れてもらうことで、預ける保護者の方も安心してくださると思います。
そこで、新入園児(また、進級して担任が変わった場合でも使えます)に対して、このようなことを心がけていました。

名前を言う・・・これは、誰かを呼ぶ時に
「○○(ちゃん、くん)、・・・」と名前をつけて呼ぶことだけではなく、相手から、呼ばれた時、
例えば、子どもから、「(〇〇)先生!」と呼ばれた時に
「なあに、○○(ちゃん、くん)」と名前をつけて返事をするということです。

特に教育の現場では、複数の子どもたちを相手にします。
先生にとっては、うちのクラスですが、子ども一人一人にとっては、○○先生 一人なのです。
したがって、先生であるあなたが、「なあに、○○(ちゃん、くん)」と応えることで
子どもは、「自分を見てくれている、自分に応えてくれている」という気持ちになります。

話は少しずれますが、最近、保育園・幼稚園・小学校で、園外・校外で名札をつけなくなりましたよね。
個人情報の漏洩防止だけでなく、誘拐防止にもつながります。
なぜなら、子どもは名前で呼ばれると「知っている人」だと思ってついていってしまう可能性が高いためです。

信頼関係を作っていくには、まず一人一人と、このような小さな信頼感(安心感)を作っていくことが大切です。
毎日、子どもたちが園内やお部屋に入ってきた時に
「おはよう/こんにちは!○○(ちゃん、くん)」と声をかけること。
「先生!」と呼ばれたら、「なあに、○○(ちゃん、くん)」と応えること。
子どもたちが園を出る時に「気をつけて帰ってね、○○(ちゃん、くん)」

このような小さな言葉がけがあなたと子どもの信頼感を積み上げていくのです。
名前をつけて呼びかける、応える、をしてみてください!

保護者とも信頼関係を構築する

そして、この名前をつけて呼びかける、応えるは、大人にも十分使えます。
私は、園児の保護者にも、同じように呼びかけ、応対に名前をつけていました。

それも、「○○ちゃんのママ」ではなく、
「おはようございます!/お帰りなさい!/いってらっしゃい! ○○さん」
「はい、○○さん」と、苗字で呼んでいました。

それは、たくさんいる保護者の一人ではなく、一保護者として見ていますという証しとして、
また、○○ちゃんのママというだけではなく、○○さんという一個人として、人と人との信頼関係を作るために、あえて、そうしていました。

特に、私は保育現場での経験が長く、女性(ママ)の社会進出とともに、職場での女性の立場が、どんどん重責あるポジションを任されるようになっていることを目の当たりにしてきました。
だからこそ、私も同じ社会人として、ママたちを「一社会人」として対応することでそのママ自身の頑張りを応援しています!という気持ちで、そう呼ばせていただいていました。

在園児の心を慮る


新年度は、つい新入園児対応が優先となりがちですが、そのような時期だからこそ、チームワークが大切になります。

新入園児の受け入れの時期、特に慣らし保育が実施されている時は、フリーの保育士を配置するなどの措置をとることが多いかと思います。
その際に、誰が新入園児対応につき、誰が在園児対応につくかの役割を決めておくことが大切になります。
例えば、正職員は新入園児対応(お迎えまでの生活記録記入含む)をする、在園児には非常勤職員がつく、リーダーの保育士は在園児につく、などの役割を決めて、在園児にも気を配ることが大切です。

その配慮は、乳児クラスだけでなく、少なくとも年少組まで必要でしょう。
むしろ年少組にとっては大変重要ではないかと思います。

年少組の子どもたち

新入園の子どもたちはもとより、年少組は乳児クラスからの進級児にとっても同じくらい不安が伴うものです。

乳児クラスとは園生活自体が大きく変わります。
お部屋で上履きを履く、椅子の形やテーブルの大きさ(高さ)が変わる、園によっては手洗いの場所が変わる(部屋の外の幼児共通の手洗い場になる等)、保育カリキュラムの時間配分が変わる、給食の配膳が変わるなどなど、新しいことが増えます。
特に早生まれの子どもたちは、まだまだ2歳児と一緒でも十分な時期です。
進級児であっても、全員が新入園児みたいなものなのです。

だからこそ、新入園児対応だけでなく、在園児をしっかりフォローする保育士が必要になります。
4~5月(必要であれば6月まで)は、一人多く配置しても良いので、在園児フォローを大事にしていただきたいと思います。
この2~3か月しっかりフォローすることで、先生方にとって、残りの期間(1学期後半から)が
大変やりやすくなるはずです。

学童保育でも使える配慮

余談になりますが、この在園児に対する配慮、小学生の学童保育でも必要でした。
特に新2年生に対して、それまで1年生として、皆が気にかけてくれていた期間が過ぎ、新1年生が入学したことで、不安を感じてしまうという2年生が結構いたのです。

私は、保育サービス企業におりましたので、学童保育の運営にも関わってきました。
その時に、この保育園での新入園児対応を活かし、指導員たちに新2年生へも1年生と変わらぬ言葉がけをしていくようにと伝えていました。
新2年生も、6月にはちゃんと2年生らしくなり、その後はすっかりお兄さん、お姉さんぶりを発揮していました。

できるだけ早く不安を解消する

新しい環境に、新入園児、在園児ともに不安を感じることはあるでしょう。
しかし、その不安を最小限に押さえて、少しでも新年度に慣れていくためには、保育園(幼稚園も)と保育士が、連携をとって、子どもたちが安心できることが必要なのです。

ぜひ、慣らし保育中にチームとしての役割を決めて実行してみてください。
そして、5月の連休前に一度、フィードバックをして、改善した方が良いことがあれば、改善して連休明けに再チャレンジしてみましょう。
こうした小さな積み重ねが日々の活動も大きく変えていきます。

先生方が自信をもって子どもたちに接するためのセミナーや研修を行っています。
詳しくは、ホームページをご参照ください。
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この記事を書いた人

クーミン
K.Sティーチャーズマインドサポートを主宰。元保育士、認証保育園園長としての経験を活かし、保育サービス企業や派遣会社の保育士研修、保育士個人向けのカウンセリングなどを行っています。保育士の皆さんが自分の保育観を持てるように、そしてコミュニケーション力アップにもフォーカスした保育のヒントをご紹介させていただきます。→ウェブサイトはこちら
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