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4月5月に心得ておきたいこと③「先生同士の心を一つにする」

こんにちは、クーミンこと眞田 久美(さなだ くみ)です。
保育士、施設長を経て、保育サービス企業にてスーパーバイザーや教務関連業務、社内研修を行っておりました。現在は、フリーランスで保育士向けの研修やセミナーなどを行っています。

さて、2017年度のスタートは、「新年度、4月5月に心得ておきたいこと」をテーマに、3回にわたってご紹介してまいります。第3回目は、「先生同士の心を一つにする」です。

新年度準備会議を行う

新年度を迎える前は、保育園に限らず、幼稚園、学校など、そして企業でも、全職員、全社員が顔を揃え、新たに始まる年度の計画や目標などを確認・共有する会議などをもつと思います。
(もし、新年度準備会議をもたない園があるならば、このコラムを参考に次年度は、ぜひ実施していただきたいと思います)

そのような会議では、どのようなことを行うのでしょうか?
主な内容としては、下記のようなことがあげられます。
※内容によっては、職務別に分科会などで実施することもあります。

①新年度の全職員の役割確認
②園の保育理念や保育目標の確認、共有 ※新任保育士がいる場合は特に重要
③各年齢別の年度保育計画や保育目標などを確認、共有
④各クラスの園児の前年度からの申し送り事項の確認、共有
※特に要支援園児、既往症やアレルギーを持つ子どもの情報を共有
⑤園設備の安全確認 ※生活導線、避難経路、避難場所、安全対応フローの確認含む

他にも園独自の確認・共有事項があると思います。

保育・教育の仕事は、チームワークが重要

このような会議は、まず全員で行うことが重要です。
その理由は、保育・教育の仕事は、チームワークが重要だからです。
ベビーシッターなどと異なり、一人で行う仕事ではありません。
お互いが、同じ方向性のもと、何を役割とし、それぞれの役割が子どもたちの成長にどのように作用するのか、どこをフォローし合うことで足りないところを補えるのかを予め確認しておくことで、園の環境が大きく変わります。

この情報共有をし、実務的な準備だけでなく、心構えをすることは、職員同士のコミュケーションを強める機会になるのです。
(この時点で、不明な点、疑問点、意見の相違がある場合は、できるだけ解消しておくこと、また、意見の相違がある場合は、いくつかの妥協点を出しておき、暫定期間を設けてそれぞれ試験的に実施したうえで、結果をフィードバックすることをお薦めします)
職員がお互いの働きを認め合うことは、園全体の雰囲気を作り出していくのです。

新人先生の不安

学校を卒業したばかりの先生、また2年目の先生は、自身の保育に不安を感じるものです。
しかしながら、園児も保護者も新人としてみてはくれません。(保護者の方は、多少、「新人だから・・」と思ってくださることもあるでしょう)
だからこそ、新人の先生(特に1年目の先生)自身が、全ては学びであるという前向きな気持ちでいることが大切なのです。

具体的に「学びであるという前向きな姿勢」とはどのようなことでしょう。

*わからないことは、そのままにせず、その場や、その日のうちに確認する

*間違えや失敗を恐れない。そこから学ぶことを糧にする

*忘れそうなこと、間違えそうなことはノートに書いて、自分なりの虎の巻を作る

*叱られている理由がわからない時は、正直に「何がいけなかった」のかを聞く
 ※もし、その理由に納得できなかった場合は、一晩、考えて、状況と自身の行動を振り返ってみましょう。それでも、納得できない場合は、責任あるポジション(主任・園長など)の方に相談しても良いと思います。

*園内だけでなく、保育につながりそうな活動や勉強会に参加してみる
 ※書店や図書館で行っている読み聞かせのイベントをのぞいてみる、保育の勉強会に参加してみるなど、園を離れた場所で、保育に関する知識を増やしたり、また職場以外の同業者と意見交換をしたりすることは、保育の引き出しを増やすきっかけになります。

*先輩保育士や外部の勉強会などで学んだことを積極的に自身の保育に取り入れる

こうした行動が、1~2年目の先生には、大切になります。そして、その時間は、大きな力となるのです。1~2年目の先生は、一つでも良いので、実際にやってみてはいかがでしょうか?

経験のある先生の役割

3年目以上の経験のある先生は、(新しい先生を)サポートする気持ちと姿勢が大切です。
前述したように保育・教育の仕事は、チームワークが大事です。
集団生活する園児たちにとって、複数の大人たち(先生たち)の関わり合いを身近に見ながら、助け合うこと、思いやり合うことも見習っていきます。

したがって、職員同士のコミュニケーションが良くない園は、園児たちも落ち着きません。
特に乳幼児は、大人の表情を見て、「何か違う空気」を感じると不安になり、自身の言動にも影響が表れてきます。
具体的に「サポートする気持ちと姿勢」とは、どのようなことでしょう。

*自分自身の保育観を言葉で伝える時間をもつ

*一日、5分、10分でも良いので、担任同士で意見交換や確認事項を共有する時間をもつ
 ※園によっては、週1回クラスミーティングをもち、園長に報告しているケースもあります。
  そのような園全体でコミュケーションを大事にしている園は、保護者、園児からとても信頼されています。

*初めて行う活動に対して、見本を見せる
 ※複数担任の場合、期間(2~3週間)を設け、経験のある先生がリーダーとしての動きや言葉がけを見せていく。そのうえで、週ごとに役割を分担するなどの方法をとる

*職務を平等に分担する 
 ※保育補助などの場合は、職務に制限がある場合を除きます

*先生を叱る時は、子どもたちの前で叱らない。
 ※どうしても、保育の仕方などで、その場で注意をしなければならない状況ならば、「後で、きちんと説明するけれど、今は、私が変わるね」と、その場は自分がお手本になり、
子どもたちが園にいる時間帯を避け、座って話し合える場を設けた方が良いでしょう。

*保育以外の異業種の友だちとの時間や集まりに参加してみる
 ※保育・教育業界は、専門的な、誇りある職業ですが、ある意味、温室のような世界です。そのため、社会の動きや考え方に疎くなってしまいがちです。世の中の動きを知ることは、現代に必要な保育を遂行するうえでも大切なことです。

こうした行動が、3年目以上の先生には、大切になります。そして、そのサポートする心は、大きな信頼感となるのです。
3年目以上の先生は、一つでも良いのでぜひ、実践してみてください。

先生同士の心を一つにする

このように、先生同士が支え合い、助け合い、信頼し合う姿は、子どもたち同士のコミュニケーションにもつながるのです。
先生同士(保育士だけでなく、栄養士、調理師、用務など、その園に関わる全ての職員)が、心を一つにして、子どもたちを迎え、新年度の助走をすることが大切です。

ぜひ、4月、5月は、子どもたちも新環境に慣れる助走をする期間ですが、先生方も定期的に保育のあり方、子どもたちの様子、新人の先生がたの心のうちなどを声に出して、確認、不安解消、共有、フィードバックする時間を持ちましょう。
それらの時間が、今年度1年、子どもたちに豊かな体験を提供する力となるのです。
今年度も、子どもたちの心に残る保育をしていきたい!その気持ちを大切に、まずは職員同士が支え合い、一丸となって、保育園を運営してまいりましょう。

保育に活かせるコミュケーション方法や、保育のキャリアアップのためのセミナーを行っています。
詳しくは、ホームページをご参照ください。
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この記事を書いた人

クーミン
K.Sティーチャーズマインドサポートを主宰。元保育士、認証保育園園長としての経験を活かし、保育サービス企業や派遣会社の保育士研修、保育士個人向けのカウンセリングなどを行っています。保育士の皆さんが自分の保育観を持てるように、そしてコミュニケーション力アップにもフォーカスした保育のヒントをご紹介させていただきます。→ウェブサイトはこちら
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