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保育が面白くて仕方ない!ミュージシャン・気象予報士・防災士・スーパー保育士おっくんの子どもとの関わり方とは?

人気アカペラボーカルグループ「RAG FAIR」のメンバーで、ボーカルパーカッションを担当していると言えば知っている人も多い「おっくん」。
実はおっくんが、ミュージシャンだけでなく気象予報士・保育士・防災士と非常に幅広く活躍されていることをご存知でしょうか。
保育士としても保育の論文の発表や、子供向け気象アプリを開発、また先日は取り組みが日本経済新聞に記事が紹介されるなど常に子どもへの新しい関わりを研究しています。
今回おっくんが保育士として、ミュージシャンとして、気象予報士として保育への思い、子どもに何ができるのか伺いました。

ミュージシャン・気象予報士・保育士・防災士と多彩な活動を展開

 

——— 歌手だけでなく、気象予報士の資格も取得されていますが、どのようなきっかけだったのでしょうか?

もともと子どもの時から天気に興味があって、気象予報士の資格を1995年の17歳の時に取得しました。その当時は日本で初めての高校生気象予報士ということで話題になりました。また、音楽活動ではハモネプというテレビ番組でアカペラの選手権があって、その中で2001年にデビューしました。2002年には紅白歌合戦にも出場しました。気象予報士としては、テレビ番組の天気予報に出演したり、歌手で気象予報士という経歴を活かし、イベントでの天気予報や防災活動の啓蒙にも取り組んできました。

——— 保育に興味を持ったのはいつごろでしょうか?

僕には10歳離れた妹がいて、妹をずっと見ていたので子育てには興味がありました。保育の勉強をしたいと思ったのは、大学時代につくばの保育所で4年間保育補助としてアルバイトをしたのがきっかけ。保育の現場で子どもの成長や、親子の関係で子どもはこんなに変わるんだ、面白いな!と思い、もっと勉強をしたいと思いました。けど、歌手の活動もしながら保育の専門学校には行けなくて、それでも年に1回の試験だけはずっと受けて、7年かかってようやく合格しました。

——— 7年!すごいですね。実際に働いたのはどのくらいですか?

資格を取ってすぐ、たまたま知り合いの園長に「週1回でいいから、手伝ってほしい」と横浜の保育園に誘われ、当時音楽グループの活動も休んでいたので「やってみたい」と思い手伝うことになりました。ゼロ歳児から5歳児、50人ほどいる保育園です。横浜は待機児童ゼロを目指していて、保育園がたくさんでき待機児童がゼロになりました。でも働く人がいない。そうすると、お子さんがいるお母さんが保育園の先生もやっていることが多いのですが、時間がフレキシブルに使える独身男性というのはいいように使われます。保育園の先生の中で一番働いていました(笑) 副担任から始まり、そこから3歳、4歳、5歳と経験し、主任保育士も経験しました。

保育の中に様々な取り組みを

——— 保育士を経験して、保育の仕事に対して思うことありましたか?

保育士として思うのは、子どもとただ遊んでも面白くないということ。子供がわくわくしてるかどうかは見ててわかる。なのでいろいろ挑戦しました。3-5歳の時期は何でも吸収し、身につけていく。本当にキラキラしていて、大人よりも期待に応えてくれる(笑)もちろんやりたいことだけやっても小学校でつまづいてしまうけど、学びをどれだけ面白くできるか。面白いというと言葉は難しいが、どれだけ子どもが興味をもって学べるか。そこを考えいろいろな取り組みを行いました。

——— どんな取り組みをされたのでしょうか?

いろいろしましたよ。例えば、当時縦割りクラスだったのですが、先生が一人で2、30人に対し読みや書きを教えると、大変な部分もある。そこで工夫して、子供同士で教えてはどうかと考えて、年上の子に先生になってもらいました。年長の子どもを先生にし、ひらがなや英語、音楽なども年下の子どもに教えてもらいました。昔は兄弟がいるのが当たり前だったけど、今は一人っ子が多い。それも社会性ですね。子どもに無理やり教えさせているわけじゃないです(笑)例えばダンスが得意な子、ひらがなが得意な子、英語が得意な子もいて、子どもの組み合わせも工夫しました。ボイパの授業もやりましたね。他にも、遠足で新幹線に乗ったり、虫取りの研究で大学院にいったりといろいろしましたね。

——— 普通と違った取り組みに保護者や園からの反対はありませんでしたか?

もちろんトライだった。けど、そこは保護者との信頼関係をつくり、理解を得てから行うようにしました。保育自体も、ちゃんと準備をすれば、トライしてもいい。もちろん理論武装も必要で、何を学んでほしいかゴールを決めることが必要。保育計画も大事だけど、臨機応変にしていくこと、先生方も冒険できるようなサポート体制があってほしい。チャレンジしていくと面白いし、次もまたやってみようと思える。失敗したこともあるけど、大人も失敗するしね。大きなケガはないように、保育士のプロとして、人としてチャレンジしていく。
園や保護者との信頼関係を得るために、業務の合理化や、システムを園に合ったものに変えていった。昔と今でマッチしていないこともあり、そこを質を落とさずに時代に合わせて変えていく。やっぱり取り組みは学も必要だから、勉強もしました。

——— 大学院では何を専攻されていたのでしょうか?

大学院に行こうと思ったきっかけは、いろいろな保育の取り組みをしていくうちにこういうことができるんだ、それをシェアする方法として一番良いのが学問だと思ったんです。大学院に入り気象と子どもの関わりを専攻し、子どもがどういう風に天気をとらえているか調べ、どう関わっていくべきか理論を身につけていきました。学会での発表や論文を書くことでより知識が深まり、自分自身気象への興味もさらに深まった。朝から夕方まで保育士の仕事をして、その後大学院で勉強する、みたいなハードな毎日でしたね。

——— そして新しい教材を開発をされましたが、どのようなきっかけだったのでしょうか?

子どもに気象をわかりやすくとらえてもらうために、色や形・アイコンで天気を理解できる、時系列表示天気アプリ「SORAKIDS」をウェザーニュースと共同で開発しました。子どもに一般の天気予報は情報が多く、難しい。漢字は読めないし、地図もニュースごとに違う。どうやったら子どもが分かるか、明日は遠足だけど晴れるかな?など行動につなげたいと形にしたかったところ、お話をいただきました。自分自身が4,5歳の時に天気に興味をもって、今も思いますが天気は生きていくうえで日々の生活で関わりがあり、ぜひ身につけてほしい能力ですね。

 タブレットを活用した、ブラウザで見れる子ども用天気アプリ「SORAKIDS」

——— 保育園や子どもはどのようにアプリを活用できるのでしょうか?

このアプリは、現在の天気をイラストやアニメーションで表現していて、文字が読めない子どもでも視覚的に天気を理解できるようになっています。3歳の子どもで時計が読めなくても、おやつや寝るイラストなどで、時間を視覚的に捉えられる。これは無料で使えるので、保育園や幼稚園でぜひ活用してほしい。注意報警報も出て、子どもはマークに関心を持つようになる。知り合いの保育園でもお天気教室を開催したけど、子どもたちはみんな興味をもってくれた。やっぱりマークやイラストが好きなんだよね。アプリを使うことで天気をより身近に感じ、興味を持つことから始めてほしい。身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々なことに興味や関心をもつようになるということは、保育指針の目指すところなんですよね。

——— 保育士のみなさんにメッセージをお願いします。

保育士という素晴らしい仕事に誇りを持っていきましょう。いろんなお子さんを数多く見ている、また見てゆく保育士だからこそ、これからますます社会における重要度は高まってくる、まさに日本の未来の一端を担っている存在だと思います。子どもって本当にすごい可能性を持っている。取り巻く色々な環境もあると思いますが、臆病になるのはもったいない。お父さん、お母さんとも連携しながら、どんどんチャレンジもしてみてください!

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【関連リンク】
未就学児童向けお天気サイト「SORAKIDSα」を共同開発
未就学児童に対する保育園における気象教育〜天気予報を利活用した科学技術コミュニケーション〜

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