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行事の多い2学期に心にとめてほしいこと~できる、できないで判断しない~

こんにちは、クーミンこと眞田 久美(さなだ くみ)です。
保育士、園長を経て、保育サービス企業にてスーパーバイザーや教務関連業務や研修を行っておりました。現在は、フリーランスで保育士向けの研修やカウンセリングなどを行っています。

行事は、なぜするの?


保育園では夏期保育が終了し、幼稚園も2学期が始まりましたね。
2学期は、比較的行事が多いものです。今でこそ、運動会は春に開催する園や学校も増えてきましたが、まだまだ10月に運動会を開催する保育園や幼稚園は多いようです。

その他にも、芸術の秋、収穫の秋にちなんで、発表会や自然に親しむ遠足があったり、最近では、ハロウィンなども行事の一つになっていたりします。そして、12月にはクリスマス会なども予定している園も多いですね。

そもそも、なぜ行事があるのでしょうか?
考えられる理由としては、

*普段の保育と違う時間、行事自体を楽しむ(その行事の由来、意味なども知ることも含む)
*行事を通して、皆で一つのことに取り組み経験をする
*行事を通して、日々の保育で培った様々な学びや経験を保護者の方々に観ていただく
*定期的に行事を入れることで、年間の保育生活にメリハリをつける

などでしょうか。

つまり、ベースは、普段の保育なのですが、多くの先生(保育園・幼稚園共に)は、行事に行う催し物は、特別なことをしよう!と張り切ってしまいがちです。
特に年長組では、完璧を求めて、大人(先生)が突っ走ってしまうことがあります。

頑張り過ぎて、つい言ってしまう言葉


すると、つい口に多く出してしまう言葉が「できる、できない」。 
無意識に多用してしまう傾向があるのです。

例えば、
「うちのクラスの子どもたち、年長なのに集中できないのよ~。」
「△△することができるんだから、●●もできると思うのに、できないの・・・。」
「毎回、言ってるのにできないのよ」

これらの言葉は、実際に保育士の方から聞いた言葉です。 
おそらく、この言葉の(何がおかしいのだろう・・?)と思われる方もいると思いますが、この言葉を普通に使っていると、次第に

年長組なのだから、〇〇ができて当然、△△ができて普通というような、判断基準ができてしまいます。

すると、
年中だったら、このくらいはできていて当然・・・
普通、年長だったら、●●くらいできるもの

というように、ある基準をもとに子どもをジャッジし、それに合わないと問題!とみなしてしまう。 そのような傾向に進んでしまいます。

完成度を求め過ぎない


前述したように、日頃の成果を披露する行事といっても、ある程度、保育士・幼稚園教諭が内容を考えて、子どもたちに行わせていくことがほとんどなので、

完成度=先生の力
と、捉えられてしまうため、よりできる、できない、を気にしてしまうのかもしれません。

確かに、子どもたちに「●●できる人~?」や「●●できた人~?」というような言葉がけで、手を挙げて「ぼく(わたし)、できる(できた)~」と言える(言えた)ことで、成功体験を積ませて、自信を持たせる・・・という目的もあると思います。

運動会、発表会などで、たくさん練習したことを発揮できる(できた)経験は、その後の子どもたちの人生において、様々な場面で役に立つと思います。

しかし、それはできる、できないに関わらず、経験自体が役に立つと思うのです。

できる、できない、でジャッジすることで、失敗か成功(または、良い、悪い)を判断してしまうと、それが思うようにできなかった時に(あ~、失敗した)という気持ちが、先生の顔に出ます!

すると、子どもは、(自分はダメなのだ)と察します。

結果の前に、過程を大切にしよう


できる、できない という言葉より、

楽しそう、楽しかったね
おもしろそう、おもしろかったね

という、形容詞を使って、気持ちを上げてみましょう。
これらの言葉は、先生自身の気持ちも前向きにさせます。

そして、結果を不可ではなく、感じたことを結果として、共感しましょう。
おもしろかった、楽しかったが、もっと知りたい、やってみたい、につながれば、チャレンジする楽しさを体感し、結果的には、子どもが、自分から、●●ができた!ということを実感するのです。
また、できる、できないで判断することを止めると、子どもの見方も変わります。

できる、できない、で考えてしまう時には


ちなみに前述の保育士から聞いた言葉に、私がお応えしたことは、

*集中できない年長組
→何にそんなワクワクしているのか、子どもに聞いてみては・・・何か言いたいことがあるかも

*△△することができるんだから、●●もできると思うのに、できない
→子どもにとっては、2つの行動が必ずしも連携するとは限らないので、比べなくて良い

*毎回、言ってるのにできない
→毎回、言いましょう!または、「先生が言ったこと覚えてる?」と子どもから引き出しましょう。

普段、何気なく使っている、「できる」、「できない」という言葉を、感情を表す形容詞を使って表現することで、子どもの受け止め方も変わります。

そして、先生自身の自信にもつながると思います。
先生自身のためにも、できる、できない、の判断ではなく、
その過程を観察し、おもしろいね! 楽しいね! もっとやってみたいね! という感情を基準に言葉がけをしてみてくださいね。

クーミンは保育者向けのセミナーやカウンセリングなども行っています。
≫『K.Sティーチャーズマインドサポート』
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クーミンのブログはこちら
≫『言葉が心を育てる…保育・教育ティーチャーサポーターの思う”こころ育て”』
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この記事を書いた人

クーミン
K.Sティーチャーズマインドサポートを主宰。元保育士、認証保育園園長としての経験を活かし、保育サービス企業や派遣会社の保育士研修、保育士個人向けのカウンセリングなどを行っています。保育士の皆さんが自分の保育観を持てるように、そしてコミュニケーション力アップにもフォーカスした保育のヒントをご紹介させていただきます。→ウェブサイトはこちら
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