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「いい子」の心の中を知る

こんにちは、クーミンこと眞田 久美(さなだ くみ)です。
保育士、園長を経て、保育サービス企業にてスーパーバイザーや教務関連業務、教室長研修などを行っておりました。現在は、フリーランスで保育士向けの企業研修や個人企画のセミナーなどを行っています。

先日、小学生向けのシーズンキャンプなどを毎年主催する、ある企業と、協力団体の方と話をする機会がありました。その時に、共通の意見としておっしゃっていたことが、基本的に皆、言うことをちゃんと聞くということ。

親の目のないところで、緊張したり、不安になったりすることもあるでしょう。 
しかし徐々に慣れても、いわゆる、やんちゃ坊主が少なくなった・・・とおっしゃっていました。
正直預かる大人は、いうことを聞いてくれる方が楽・・・ではありますが、それでは子どもの心が育たないと思うということでした。まったく同感です!

互いに学び合うためには

私も、子どもに関わる施設(保育園から学童まで)の運営にたずさわってきたので、子どもは(たぶん大人も・・・)、いろいろなキャラクターの子どもがいるから学び合えると思うのです。

他の人の気持ちを考える機会
他の人を気遣う機会
他の人に言葉をかける機会
自分の思いに気づく機会
自分の行動を考える機会

自分と異なる考えや行動、関わりをする人がいるほど、人は悩み、苦しみ、気づき、判断するという経験ができると思います。

大人も子どもから学ぶもの

このキャンプを主催しているスタッフの方は、子どもがいい子でいることは、大人(とくに親)の学ぶ機会を失わせているともおっしゃっていました。

大人(親)も、子育てに悩んだり、葛藤があったり、人間としての弱みを感じたり、泣いたり、笑ったり、怒ったりしながら、子ども共に成長するのであって、周囲の反応を気にしすぎて、「いい子に育てなければ・・・」と、必要以上に監視、管理する子育ては、子どもの「心の成長」を妨げていることになるのです。

とくに小学生時代は、人との関わりの中で精神的学習をすることがたくさんあると思います。
やんちゃでも、他の子どもたちとの関わりの中で、何か違う思いに気が付くとリーダーシップを発揮する力に変化したり、頑固で、意思が固い子でも、集団の中で、いろいろな考えに「はっ」と気が付いて180度方向転換するフットワークの軽さを発揮したりなど、子どもの心には何が起こるかわかりません!

私個人としては、むしろやんちゃな子どもの方が関わりやすいですし、関わっていくことで、こちらが学ばされることも多く経験してきました。

いい子の心の中は・・?

反面、素直で言うことをきく、常にいい子でいる子どもの方が心配です。
保育園や学童保育に関わっていた時、保護者面談など、保護者との話しのなかで、保育園(や小学校)で、“いい子”と言われる子どもほど、保護者から「ウチでは、わがままで言うこと聞かないんです」、「甘ったれで、自分では何もしないんです」と言われました。

幼児や児童(主に低学年)が園でも家でも、“いい子”でいることの方が問題ですし、そもそも、“いい子”の基準は何をもって“いい子”なのかも疑問です。

・先生の(親の、大人の)言うこと聞く
・面倒をかけない(手がかからない)
・勉強ができる
・やさしい
・周りに迷惑をかけない

などでしょうか?
しかしそれを、“いい子” にしてしまうほど危険なことはないと思うのです。いい子でいることで心の裏側に隠されていること・・・その子どもは、自分の気持ちを出していないかもしれません。

もちろん、
その先生が大好きで、その先生の言うことを信じて聞きたい、
好奇心旺盛で何でも自分でやろうとするので手がかからない、
物事への興味関心が強く、学ぶことが好き、
性格的にやさしい、
何をしたらどうなると判断できる想像力があるので、周りに迷惑をかけないという子どももいます。
しかし“いい子”は、大人(先生・親など)から、声をかけられることが少なくなります。

それぞれの子どもの心の内側で

もしかしたら、心の中では(もっと声をかけてほしい)、(もっと話してほしい)、(もっと、そばにいてほしい)と思っているかもしれません。
とくに幼稚園や保育園など集団教育の場では、“手がかかる子ども”ほど、「○○ちゃん(くん)」と名前を連呼される回数が多くなります。

家で親御さんが厳しかったり、忙しくて甘えられなかったりするために、イタズラ等をして名前を言ってもらい、気にかけ、かまってもらうことで快感を得る子どももいます。
だからこそ“いい子”と思われている(言われている)子どもの方を気にかけていただきたいと思うのです。

やんちゃ、わがまま、など、先生や親が(もうっ!)と思う子どもは、いやでも目に入りますし、名前を連呼されます(笑)。
それは、“自分を意識して(見て)もらってる”という安心感が得られているのです。その結果、やんちゃな子どもほど、見えない信頼関係ができていきます。

“いい子”と言われる子どもは、自分の思い以上に頑張ってしまっていることがあるかもしれません。不必要に我慢していることがあるかもしれません。言いたいことが言えないで、心の中で泣いているかもしれません。

やんちゃな子どもを心にかけることと同じように、素直ないい子と思われている子どもにも、同じように気にかけて見ていきましょう。

クーミンは保育者向けのセミナーやカウンセリングなども行っています。
2018年1~3月のセミナー日程とテーマをアップしました。
詳細は、下記、ホームページをご参照ください。
≫『K.Sティーチャーズマインドサポート』
《ホームーページはこちら》

クーミンのブログはこちら
≫『言葉が心を育てる…保育・教育ティーチャーサポーターの思う”こころ育て”』
《ブログはこちら》

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この記事を書いた人

クーミン
K.Sティーチャーズマインドサポートを主宰。元保育士、認証保育園園長としての経験を活かし、保育サービス企業や派遣会社の保育士研修、保育士個人向けのカウンセリングなどを行っています。保育士の皆さんが自分の保育観を持てるように、そしてコミュニケーション力アップにもフォーカスした保育のヒントをご紹介させていただきます。→ウェブサイトはこちら
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