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保育園で落ち着きがない子へのかかわり方~3つのコツ~

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4月は環境が変わるので、子どもたちは身構えて保育士や友達の様子を観察する時期です。5、6月は環境の変化や人にも慣れてきて、周りに興味を持ち探検しはじめる子が増えてきます。探検が終わってからは、少しずつクラスの集まりなどにも落ち着いて参加するようになるでしょう。同時にこの頃から落ち着きのない子が目立ってくることもあります。

本日は、保育園や幼稚園で落ち着きがない子にどのように対応すればよいのかご紹介します。

落ち着きがない子とは?

保育園落ち着きがない子とは

落ち着きがない子とはどのような様子の子のことをいうのでしょう。例をあげたいと思います。あなたのクラスにも少し気になる子いませんか?

たとえば

・みんなが席に座っているときに立ち歩いてしまう
・自分の興味がある物が目に入ると立ち上がり見に行く
・保育士の話を聞かず他人のことが気になってしまう
・集中力が持続せずルールのある遊びが苦手
・衝動的な行動が多く集団行動が苦手
・次々とやりたいことや興味が変わる

年齢やその子の状況により様子は変わってくることもあるでしょう。今まで落ち着いていた子が落ち着きがなくなることもあります。その場合は家庭環境や体調の変化も考えられます。日々、子どもの様子の変化を見逃さずかかわっていけるとよいですね。

まずは保育室の環境設定を見直そう

保育園落ち着きがない子 環境設定

落ち着きがない子とかかわる前に大切になってくるのが、環境設定がきちんとできているかどうかです。子どもの興味がある物を隠し一時的に見えなくする、部屋は綺麗にシンプルに保つ、またその子の目線の高さを意識して室内装飾などの刺激を減らしていくとよいですよ。

環境の配慮があると、保育士の話を聞く時間が伸びたり、落ち着いて過ごせる時間が長くなったりします。

落ち着きがない子へのかかわり方3つのポイント

保育園落ち着きがない子かかわり方ポイント

集中力が続くのは、幼少期は年齢の数+1分、小学生では15分、中学生で30分、高校生で45分といわれています。集中するためには支援者や保育士の配慮や声掛けの仕方がとても大切になってきます。

落ち着きがない子へのかかわり方のポイントをご紹介します!

集中する持続時間を意識して落ち着いて座っていられるようにしよう

幼少期の場合、最初は5分程度に時間を設定し保育士の話を聞くことや、絵本の読み聞かせをしてみましょう。人の話しをきちんと聞くことができる体制作りをしておくとよいですよ。スモールステップを踏み、集中力の持続時間を伸ばしていきましょう。

小学校の授業時間は45分、中学校、高校の授業時間は50分です。集中力の時間に合わせた時間配分をしてみる方法はオススメです。小学生の集中が続く時間は15分なので、小学校の場合45分を3つの時間に区切り、席から立ち上がってもよい時間を作るのもよいかもしれません。

またただ席から立ち上がってよいだけの時間ではなく、グループディスカッションや動きを取り入れた授業を取り入れていく方法や、ときには授業の間に2~3分の小休憩を入れてみるなどの配慮も有効だと考えられます。

毎回怒らずに、メリハリのある言葉掛けをしよう

声を大きくして怒ることで、子どもたちも最初はいうことを聞いてくれるでしょう。しかし毎回大きな声で怒っていると子どもたちは「あぁまた怒っている。」「あの先生いつも怒っているから。」と考えるようになってくるので、怒っても聞き入れなくなってきます。

怒るのではなく、この場面はきちんと取り組まなければいけない、静かに座って話しを聞かなければいけないということを真剣に伝え、メリハリある言葉掛けをしてみてください。また、集団の場合周りの子どもたちを巻き込み自発的に席に座るよう声を掛けてもらうのもよいでしょう。

「A君に座るように伝えてきてほしいな。」と仲のよい友達にいうと、その友達の方がその子との関係性ができていることがあるので友達のいうことを聞いてくれることがあります。

子ども自身が見通しをもてるかかわりをしよう

座っていられない原因の一つとして、見通しがもてないことが多いです。自分は今何をするべきなのか、どれぐらいの時間座っていればよいのかを保育士が最初に明確に伝えてみましょう。やる事がわかっていないと不安になり立ち上がってしまうことがあります。

言葉で理解できていない時は黒板やホワイトボードに絵や文字を書いて伝えるとよいかもしれません。また時間の経過がわからない子どもがいる場合、時計やタイマーを見える位置に置き「長い針が一番上までは座っていてね。」という伝え方もできます。

ADHDや発達障害かもしれない?

保育園落ち着きがない子 ADHD

子どもに障がいがある場合、何度言っても保育士の言葉が入らない、落ち着いて座っていられないなどの症状が見られることがあります。保育園での様子をその子の保護者に伝え、周りの先生にも相談をしてみてください。一人の視点からではなくさまざまな視点からの意見をもらえると解決の糸口が見つかるかもしれません。

小学校入学を視野にいれた場合、特別支援学校や特別支援学級に移った方がその子の成長のためになることがあります。その子にとってどのような環境が成長に適しているのか、集団適応ができているのかを見極めることが必要になってきます。

障がいがあるないにかかわらず、保育室の環境や保育士のかかわり方次第で少しずつ落ち着いて過ごせるようにもなります。今回ご紹介したかかわり方のコツを実践しつつ、その子にあったかかわり方が見つかるとよいですね。

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