「モンペ」の言葉まだ使っているの?保育士の能力不足が原因のトラブル

ざっくり説明すると…
- モンスターペアレントについておさらい
- 自分に都合の悪いことを言ってくる保護者はモンスターペアレント?
- 急増!モンスター保育士
モンスターペアレントの言葉の意味ちゃんと知ってる?
保育者や園に意見してくる人全員をモンスターペアレントと呼んでいる先生も少なくないようですが、実は意見を言うだけではモンスターペアレントにはならないのだそう。
自己中心的な要求かつ理不尽な要求をしてくる親のことをモンスターペアレントと呼ぶのだとか。
モンスターペアレント、またはモンスターペアレンツとは、学校などに対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親を意味する。基本的には直接教員にクレームを行うが、校長、教育委員会、自治体などより権限の強い部署にクレームを持ち込んで、間接的に現場の教員や学校に圧力をかけるという形式も増えている。
日本では、2008年には同名のテレビドラマが制作されるなど話題となった。さらにはモンスターペアレントの子供がモンスターチルドレンやモンスター大学生となるなど新たな問題を起こしている。
なお、要求を繰り返すことがあっても、当該の要求が常識の範囲内にあり、かつしかるべき理由を明示してくる場合は「モンスターペアレント」とは呼称されない。
【引用元:wikipedia】
保育士のなかにも多い勘違い!質問をしてくる親全員をモンスターペアレント認定?
保育士の中には保育に質問してくる保護者に対して「めんどくさい」と思い雑な対応をしてしまう保育士もいるのだそう。保護者にとって保育園の中のことは想像がつかないことばかり・・・
保育士が当たり前と思っていることはその園だけの常識ということもあるのだそう。
私はシフト制の仕事の為、前月の下旬に翌月のシフトが決定します。(例えば6月のシフトは5月の下旬に決定します。)
私の職場は、仕事の内容的に、一度シフトを組むと、誰かと代わってもらうのが、難しく、正直、保育園に対して、そんな急に言われても・・・と言う気持ちがあります。
保育園は、土日祝がお休みなので、保育園へ登園している日だけで考えれば、5月31日夕方にお便りを持ち帰り、今日の6月1日、そして次は最初の予定だった6月4日ですよね?実は、2月にも同じような事があり、年間予定表にも月間予定表(共におたより)に記載が無いにもかかわらず、いきなり担任の先生から、「来週、保育参観と懇談会を行う事になりました。」と言われたことがあります。
この時は、頼み込んで何とか、他の人に頼み込みシフトを代わってもらった経緯があります。今回の事はあんまりに感じたので、今日の朝、上の子の担任の先生に、話してみました。
もちろん、怒ったりはしていませんし、私の仕事の事情で申し訳ないのですが・・・と言う感じで丁寧に話し、シフトの仕事をしている関係上、園行事の変更は、急に決まった事なら仕方が無いけど、前もって決まっているのなら、出来るだけ早めに教えて欲しいとお願いしました。夕方、お迎えに行くと、先生に個別に呼ばれ、モンスターペアレント扱いされるような発言を受けました。
もう、面倒臭い人ね~と言うような感じで対応されて、少し腑に落ちません。こちらとしては、仕事を持っていて、平日の昼間に、保育園行事に参加するのは、ただでも回りの人に気を使うのに、突然、予定変更されて、直前になって、おたよりでそれを知らされるのも、びっくりするし、仕事の関係上とても困ります。
保育園なんて、仕事を持っているママさんがほとんどだと思いますが、こう言う事を言うのは私だけなんでしょうか?皆さんの保育園はどうですか?
【引用元:おしえてgoo】
この事例の場合、保護者は「保育に欠ける」条件のもと子どもを預けているという前提を保育者が忘れてしまっているのではないかと思います。
どのお母さんも働いていて、シフト制の仕事も多くなっています。保育園で働く保育士の多くはシフト制で働いているはずなのに・・・
保育士自身も急な予定変更を自分たちがされた時困ってしまうのは同じだという想像力が欠けているのかもしれません。
このお母さんのことを「モンスターペアレント」と決め付けてしまうのは失礼だなと思ってしまいますね。
保育園の中では保育士が一番力がある様になってしまいがち。
変更があるなら変更した時点で連絡するのは大切ですよね。
急増!変な保育士ってホントにいるの?
ベテランの先生に多いという噂が流れる「モンスター保育士」もちろんみんながみんなモンスターなわけではありませんが、我慢をしている保護者も多いのだとか。保護者にとってモンスターと思われてしまう保育士の事例をご紹介します。
保育園に子どもが通うママの相談
1歳児クラスに通う女の子のママです。
入園当初より担任の保育士に不信感を持っています。子供への仕返しなどが心配で、いつも言われっぱなしの状態でとても落ち込んでいます。先生の言い方や言葉の選び方を間違っていると思われます。何につけても頭ごなしに上からの発言で、とても不快にさせられています。
多々あった事例の一部を紹介します。
●○○ちゃんだけ、パジャマにボタンがついてないんだけど、お母さんは用意する気がないの?お母さんの考え方を聞きたくてぇ。みんながボタンのはめ方とか練習してるのに○○ちゃんだけできないんだけど、いいんだよねぇ?
いきなりガンガンガンと言われびっくりしてしまいました。すぐ探したのですが、1歳児のパジャマはほとんどかぶりのものしかなく、大阪の母に電話をして専門店まで行って買って送ってもらいました。やはりサイズは大きいサイズしかなくすそ上げしてもっていきましたが、、、、。●目を離した隙に頭を打って、首の後ろがはれていたことがありました。お迎え時には担任は早上がりで別の先生だったんですが、朝頭を打ってからお迎えまでの間の様子は担任しか知らないから、担任に聞いてくれとのこと。頭って怖いと思うのにその様子を誰にも告げずに帰ってしまう無責任さ。
●○○ちゃんは、抱っこが嫌いなの?といきなり言われ面食らってると、「家であんまり抱っこしてもらえてなくて、抱っこ慣れしてないんじゃないのって話してるのよね」こっちが、「そんなことないですよ。抱っこ好きだし、抱っこせがまれたりしますよ」って言っても人の言うことはあまり聞かず、話の途中で「ふーん、ま、いいんだけど」と勝手に切り上げて部屋に入ってしまう。
→お正月に長期でお休みしたせいか保育園に行ってもなかなか教室に入らなかったりしていたのですが、もしかして先生のことが嫌いになったのかな?とか思ったりしました。抱っこしてあげると言っても逃げるそうです。タイミングもあるのでは?と話してみましたが、先生は他の子を引き合いに出し「うちの子だけ」発言をします。
どの例でも最後にはこれになってしまいます。
●薄着がいいとは思うのですが、巷はすっかり長袖の時に園に長袖を着せていくと、「すぐ半袖に着替えさせて。園の中は暖房も入るし。」
ずっと聞きそびれていたパジャマの長袖はいつから?というのを聞くと、「まだ半袖よ」と一言。でも、他の子のロッカーを見ると全員長袖!うちの子だけ?って驚きました。仲のいいママに聞いてみると、その先生に聞くとうるさいから勝手に長袖に変えてるのよとのこと。初めての保育園で、戸惑うことばかりで先生にいちいち確認してる私は、先生のいいようにされているのでしょうか?
「うちの子だけ」発言は一番辛いです。結局先生の思うように扱えない子は、経験上からこういう扱いを受け、かわいくない!とされてしまうのでしょうか。保育園に行っていないママに相談してもうちの子がとても変わっていて言うことを聞かない子という訳でもなさそうです。
連絡帳にも口頭でも、毎日何かしらお小言を言われています。
今は育児休暇中で、顔を会わす機会が多いしお迎えも早い時間なので、特にお小言が増えました。憂鬱で仕方ないですが、休園制度もなく、預けておかないと、次の4月入園で不利になります。先輩の保育園ママがいっているのは「子供を人質にとられているから言いたいこともいえないね」という事でした。確かにそうだ!と私は思い、未だに先生と向き合えないで居ます。
4月からは仕事も始まり、益々大変になるのに保育園に悩まされるのは辛いです。
長くなりましたが、アドバイス宜しくお願いします。
保育士からのアドバイス
こんにちわ cocoさん、保育士の浜田です。読んでいて、同じ保育士として、あまりにも勉強不足だと思いました。
保育の指導、子育ての指導ということをどこかで一方的にかんちがいしているのでしょう。いくら「みんな違ってそれでいい」といっても「この先生に悪気はない」といったとしても子どもや親はたまりません。担任が変わるまで我慢というのもできにくいと思います。
児童福祉法の中に苦情解決のしくみについて規定が設けられています。
保護者の声を大切にしようという保育園は増えています。「子ども人質論」が根強いですが、実際に勇気を持って、不満事項を申し入れてみてください。
園長や主任保育士が話し合いの時間を設けてくれると思いますが・・どうでしょう。もし、私がcocoさんの園の保育士なら、お母さんの生の声が聞いてみたいです。同僚は分かっていても、なかなかお互いに注意はしにくいです。保護者の方々の生の声はやはり強いと思いますよ。
もし、言っても、事態があまり変わらない場合は、福祉事務所に不満を申し出るとか色々な方法があると思います。
勇気を出してみてください。> ●○○ちゃんは、抱っこが嫌いなの?といきなり言われ
> 面食らってると、「家であんまり抱っこしてもらえてなくて、
> 抱っこ慣れしてないんじゃないのって話してるのよね」・・これはあまりにも、子どもさんの内面が理解できない保育士さんです。
不安な思いを持っている人にはダッコしてあげようと言っても引いてしまいますよね。いくらアメを見せられても・・・そこまで子どもさんは敏感に感じているということだと思います。この保育士さんにとっても、自分では気がついていない習慣や保育観を見なおしていく時期がきていると思います。
(アドバイザー:浜田栄子)
【引用元:保育ing】
複数担任の中でも経験年数の長い先生が「今までの子どもたちはみんなこうだった」からこうした方がいいと思ってしまうことがおおいのだそう。
今回の事例もまさにその「経験があるからこそ陥りがちな問題」なのではないでしょうか。
保護者との関係や子どもの発達に関して「個人差」があるということや保育士に求められていることをもう一度見直すきっかけになりそうな出来事ですね。
子どもは生まれた瞬間真っ白です。関わっていく大人の「アタリマエ」が子どもの中にも残っていきます。
生まれてから小学校に入るまでの6年間の生活の積み重ねはその後の人生を大きく左右します。
子ども自身が、自分を大切にできるかどうかは保護者の関わりももちろん、保育士の関わり方も重要になることを忘れないで行きたいですよね。
せっかくとった国家資格。
モンスターって呼ばれてしまうことが無いようにしていきたいですね。
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