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新人保育士の育て方~先輩保育士が身につけたいコミュニケーションのコツ~

保育士歴30年!保育・子育てアドバイザーの上野里江です。区立保育園、幼稚園、子ども園で3000人以上の親子とかかわり、その後3年間療育に携わりました。現在は保育士の経験とコーチングスキルを活かした講座や相談を行っています。

ほいくらいふのコラムでは、保育現場のコミュニケーション、子どものやる気を引き出す活動のしかけ作りなど、すぐに使えるスキルやポイントをお伝えしていきます。お楽しみに!

新年度が始まって2ヶ月。子ども達は新しい環境に慣れてきた頃かと思いますが、あなたの園の新人保育士さんはどうしていますか?何を考えているのかわからないわ…言わないと動かないのよねぇ…私の周りでは、先輩保育士からお悩みの声が聞こえています。

そこで今回は、新人保育士を”育てる“コミュニケーションのコツを4つお伝えします!

新人保育士の現状

多くの保育園で新人保育士は、乳児クラスの複数担任のところに配属されることが多いかと思います。クラスの先輩から”指導”を受けながら、子どもとのかかわりや環境整備の仕方を学び、実践していくことでしょう。

しかしすぐには先輩保育士のいった通りに動けないのが現状ですよね。4、5月は慣らし保育中の子ども達が泣いたり叫んだりして落着かない中、新人保育士がもたもたしているとイラッとしてしまう…そんな場面もあったのではないでしょうか?

「早く一人前になって欲しい」「どう接したらいいのかわからない…」一緒に保育をする先輩保育士のあなたの悩みはつきないですよね。

新人保育士の本音

以前、私立保育園の園長先生に伺ったお話です。新規採用で働き始めて1ヶ月経つ保育士が辞めたい!といい出し、理由を聞くと「子ども達が、自分のいうことを聞いてくれないから…自信を失くした」ということだったそうです。

皆さん、この理由どう思いますか?子どもと信頼関係をつくるのって、初めからできることじゃない!と私は思うのですが…先輩のようにできない自分に自信を失くして辞めたいと思ってしまった新人保育士。そこには、初めからできると思った本人の甘さもあるかもしれません。

でももし周りの先輩から「初めは関係作りが大変なんだよ」「すぐできなくても大丈夫!」という言葉をかけてもらっていたら、新人保育士の気持ちはどうだったかしら?そんなことを思いました。

新人保育士…本当はどうなったらいい?

今、目の前にいる新人保育士にも1年後はきます。そう、”新人”と呼ばれなくなる日が来るんです。1年後、5年後…先輩保育士のあなたは、どんな保育士になっていて欲しいと思いますか?

今あなたは、新人保育士と一緒に保育する時間をどのような気持ちで過ごしたいですか?

保育はチームで行うもの。子どもの成長のために、それぞれの保育士が同じ方向を向いて、楽しんで保育を行うことが大切だと思います。

新人保育士のできていないことよりできていることに目を向けて、”指導する”から”育てる”という捉え方をしてみましょう!きっと先輩のあなたに出会えたことが、新人保育士のこれからに素敵な影響を与えると思いますよ。

新人保育士を”育てる”コミュニケーション4つのコツ

経験も年齢も置かれた環境も立場も違う…だから、全てをわかり合おうとしなくて大丈夫。「へ~そうなんだ」と受け止める。”育てる”コミュニケーションは、そこから始まります。

また”指導”しなくちゃ!と思うと新人保育士のやることすべてが先輩であるあなたの責任だと感じてしまうけど、”育てる”というのは、相手の成長を願い、見守っていくこと。先輩保育士は新人保育士をなんとかしようと頑張らなくてもいいんです。

“育てる”コミュニケーションを身につけると、先輩保育士自身の気持ちにも余裕がうまれ、ストレスが軽減されますよ。

期待しすぎず、寄り添う

新人保育士は、こちらが思うより緊張しているようです。一度教えただけではわからないこともあります。すぐにできるとは考えず、過度な期待はしない!そう思っていると、イライラしなくなります。

「わからなかったら聞いてね」ではなく「○○のやり方、わかった?」と、こちらから聞いてあげることも大事です。そして新人保育士の話にうなづいたり、相づちを打ったりするだけでも「聞いてくれた!」と感じます。先輩から笑顔で挨拶することもgoodコミュニケーションのポイントです。

笑い合う、安心する場づくり

新人保育士を前にすると、ちゃんと教えなくちゃ!先輩なんだから失敗しちゃダメ!というプレッシャーを感じることはありませんか?先輩後輩ということを意識しすぎると、クラスの雰囲気がピリッとしてくるかも…。

そんな空気は子ども達も敏感に感じます。子どもも大人も育つために大切なのは、できるか?できないか?より、楽しんでいるか?だと私は思います。日々の保育の中で感じたことをいい合ったり、かわいい子どもの姿を笑い合ったりする時間を意識して作っていきましょう。

質問で気持ちを引き出す

初めてのことは教えることが必要です。でも、教えてもすぐにはうまくいかないことがありますよね。そんな時は何度も教えるより質問をするのが効果的です。「やってみて、どう感じた?」「次はどうやってみる?」などなど。

脳は質問されると答えを探そうとするので、新人保育士自ら気づいて動くようになります。答えを教えるより「どうしたらいいと思う?」という質問で新人保育士の思いを聞いてみると、新しい発見がありますよ。

成長を言葉にして伝える

新人保育士は、毎日必死です(たぶん)。自分のやっていることを振り返る、なんて余裕はないようです。だからこそ見ていて感じたことを言葉で伝えてあげましょう。「今日の○○ちゃんへの言葉がけ、よかったよ」など、具体的に伝えてあげることで、「先輩はちゃんと私を見てくれている」という先輩への信頼感、仕事への意欲も出てきます。

新人保育士を育てると先輩保育士もスキルアップ

“育てる”というのは相手の成長を願い見守っていくこと。でも子どもを育てるのと同じように、新人保育士を育てるのは思った通りにはならないことが多いと思います。育てるというのは手間がかかるものなのです。

でも手間をかければかけただけ、愛情をたっぷり注がれるとぐんぐん成長していきますよ。あなたが、新人保育士にどうやったら伝わるかしら?と考えたり、今どんな気持ちかしら?と思いやったりすることは、先輩保育士としてだけでなく人としての幅を広げてくれます。”育てる”というのは先輩であるあなたの成長のチャンスでもあるのです。

30年前、私も新人保育士でした。緊張してガチガチだったあの頃…どんな先輩に側にいて欲しかっただろう?実は私、人間関係が辛くて6年目に辞表を出したんです。しかし、嫌だから辞めるは許さん!と園長に止められ転勤。次の園で出会った先輩との保育が笑いあり、涙ありで楽しくて…あの時の経験があったから、今の私があるのだと思っています。

保育の現場は新人とはいえ、保育士一人として数えられているのだからちゃんとやって欲しい!その気持ち、よくわかります。でもちゃんとできるようになるためには、できるようになりたいという気持ちを育てることが大切なのです。

あなたが”育てる”コミュニケーションを意識すると、きっと新人保育士は「先輩みたいな保育士になりたい!」という気持ちになりますよ。新人保育士を”育てる”コミュニケーションがあなたの保育のお役に立てたらうれしいです。

→ブログはこちら
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この記事を書いた人

上野里江
保育士歴30年!保育園、幼稚園、子ども園で3000人以上の親子とかかわり、その後3年間療育に携わる。子どもの楽しい、うれしい、面白いを引き出す仕掛けや仕組み作りをサポート。子どもにかかわる大人を笑顔に!をモットーに保育・子育てアドバイザーとしてコミュニケーション講座や子育て相談を行っている。ブログは、子育てママに向けて書いています。→ブログはこちら→HPはこちら
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