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予防接種~これだけは知っておくべき基礎知識~【保育用語集】

保育用語

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予防接種とは?目的と種類

予防接種とは?

予防接種とは_保育士

予防接種とは、感染症を予防するために、ワクチンを接種してその感染症に対する免疫(抵抗力)を作ることを言います。予防接種の目的は、感染症の予防や発病の防止、症状の軽減、病気の蔓延を防ぐことです。

生後3~6カ月を過ぎると母親の免疫に守られていたものが、自身の免疫機能に切り替わることから感染症にかかりやすくなります。また年齢によりかかりやすい感染症もありますので、その時期に応じた予防接種実施時期が決まっています。

定期予防接種と任意予防接種

予防接種とは_ワクチンの種類

予防接種には、大きく分けて定期予防接種と任意予防接種があります。

定期予防接種

予防接種法による定期予防接種は、市町村が実施し、対象者は「受けるように努めなければならない」とされています。昔は集団接種が多かったのですが、最近ではかかりつけの医療機関などで個別に接種するようになりました。(集団接種のものもあります。)接種に適した年齢が決められており、その期間内であれば公費負担で受けることができるので、受ける側にとっては経済的負担が少ないことが特徴です。

≪種類例≫
・三種混合
・BCG
・ヘモフィルスインフルエンザ菌b型
・麻疹/風疹
・日本脳炎
・肺炎球菌
・水痘  など
任意予防接種

任意予防接種は、個人が必要に応じて受ける予防接種で、公費負担はなく基本的には全額負担です。(地域によっては助成が受けられるところもあります。)また、定期予防接種で対象年齢を過ぎた場合には、任意予防接種として受けることになります。任意といっても重要性が低いというわけではなく、感染力が強いものもあるので、子どもだけでなく保育者も接種した方が良いと言われています。

≪種類例≫
・A型肝炎
・B型肝炎
・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
・インフルエンザ  など

ワクチンの種類と特徴

予防接種とは_定期・任意

ワクチンには、大きく分けて生ワクチン、不活性化ワクチン、トキソイドの3つがあります。

生ワクチン

病原性を弱めた病原体のことです。これを接種することにより免疫を作ります。1回の接種だけでも、免疫力が強く免疫の持続期間も長いのですが、接種後にその病原体に感染するリスクのある環境にさらされる機会が全くないと、免疫効果が弱まってしまいます。

また、生きている病原体を接種するので、発熱や発疹など軽い症状がでることがあります。

≪種類例≫
・BCG
・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
・水痘(みずぼうそう)
・ポリオ
・麻疹/風疹
・ロタウイルス  など

不活化ワクチン

生ワクチンとは違い、病原体を殺菌し繁殖力の無い状態にしたものです。これを体内に入れ抗体を作らせます。生きているワクチンではないので、体内で増殖することがなく、発熱や発疹などの症状が出る可能性は低いですが、1回の接種だけでは必要な免疫を維持できないため、数回の接種が必要です。

≪種類例≫
・BCG
・日本脳炎
・インフルエンザ
・A型肝炎
・B型肝炎
・三種混合  など

トキソイド

トキソイドとは、病原体の毒素(トキシン)だけを取り除き、免疫を作る能力を残したものです。不活化ワクチンと同じく、1回の接種だけでは必要な免疫を獲得することができないため、数回受ける必要があります。

≪種類例≫
・ジフテリア
・破傷風  など

摂取スケジュールと間隔

予防接種とは_スケジュール

乳幼児期には多くの定期予防接種があり、保護者の方も不安に感じることがあります。保育士の方は、保護者の方から予防接種の種類だけでなく、スケジュールなどの相談を受けることもあるので対応できるようにしておきましょう。

予防摂取スケジュール

予防接種の内容は変更することがあるので、常に最新の情報を確認する必要があります。

予防接種のスケジュールや種類に関しては、国立感染症研究所のHPに記載されています。
>>国立感染症研究所HP

相談を受ける際は、正確な情報を伝え不安が軽減されるように話をしましょう。子どもによっては予防接種を受けることができなかったり、注意が必要だったりします。医療にも関わることなので、わからないことは、かかりつけの医師に相談するようアドバイスをすることも必要です。

摂取間隔

乳用時期の予防接種回数が多いことによる、子どもや家庭への負担を軽減するため、医師の判断と保護者の同意により同時接種を行うこともあります。

単独で摂取する場合は、種類によって一定の間隔をあけることが決まっています。生ワクチンは27日以上、不活化ワクチンとトキソイドは6日以上です。

おまけ~保育士の予防接種は必要?~

ninpu_wakutinn

感染症の中でも風疹は、妊婦の方が感染すると赤ちゃんにまで大きな影響があることはご存じの方も多いでしょう。そのため厚生労働省は、乳幼児や妊婦の方と接することの多い保育士や保育学生に予防接種を受けるよう、呼びかけをしています。

保育者は、子どもの命を預かっているため、風疹のみでなく乳幼児や妊婦の方が感染症にかからないよう配慮することが大切です。子どもたちが予防接種を受ける際の配慮点は、下記の記事に載っています。

>>保育士必見!保育園で予防接種の前後に注意すべきこと11選

女性の場合予防接種をしておかないと、自分自身の出産などのライフイベント時に困難を抱える可能性もあります。予防接種については、子どもの実施について知識を蓄えるだけではなく、合わせて自身の身を守るための知識を付けておくことも、重要と言えるでしょう。

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明日の保育がもっと楽しくなるサイト「ほいくらいふ」です。 日々の保育に役立つような制作アイディアや保育の豆知識を公開中♪ 保育士/幼稚園教諭二種の資格をとり、私立幼稚園勤務、公立保育園へのボランティア、子どもスポーツクラブのボランティアを行いってきました。 現在は保育に関わるセミナーに参加したり、TwitterやFacebookなどで現役の保育士さんとのつながりを増やすことに力を入れています。 最近のマイブームは甥っ子と公園で遊ぶ事です。
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