ログイン登録

明日の保育がもっと楽しくなるサイト

メニュー
  • ホーム
  • >
  • その他
  • >
  • 保育ニュース
  • >
  • 現役高校生の約8割が…

    現役高校生の約8割が「保育士の業務負担を認識」高校生が考える保育士不足解決のアイデアとは

現役高校生の約8割が「保育士の業務負担を認識」高校生が考える保育士不足解決のアイデアとは

働く親たちが子どもを保育園に預けたくても預けられない待機児童の問題、その待機児童の原因の一つである保育士不足。
厚生労働省の調査では、平成29年度末に必要な保育士は46.3万人で、新たに必要となる6.9万人の確保を急務としています。

保育士不足の背景には、保育士の労働状況や処遇問題などの理由が挙げられます。これらを改善しない限り目標の保育士数に届くことも難しいでしょう。
この保育士不足の問題に対し、社会の未来を担う学生が保育士の現状をどれだけ認識しているのか、またできることのアイデアを知るために現役の高校生に保育業界に関する意識調査を行いました。

【アンケート実施概要】
・実施期間:2018年2月22日~3月4日
・回答者数:289人
・対象:都内の私立高校に通う高校1・2年生

保育業界の課題への認知度

ほとんどの学生が待機児童問題を認識

今も待機児童が増えている状況で、子どもたちを預かる保育士の不足も問題となっています。
高校生にこの待機児童についての認知度を伺いました。

待機児童

待機児童問題の「26,000人の子どもが保育園に入れていない状況」の認知率は全体で95.4%と、ほとんどの人が聞いたことはあり知っているという回答でした。
最も多かった回答が「少しは知っている」の54.9%、次いで多かったのが「聞いたことはあるがあまり知らない」が26.9%という結果になりました。
学年別に見ると、「全く知らない」と答えた人が1年生は5.6%、2年生は3.5%ということも分かりました。

保育士不足についても9割以上の学生が認識

次に、保育士不足について「全国で必要な保育士が6.9万人不足していることを知っていますか?」という質問では、全体では90.6%の学生が保育士不足について知っているという回答でした。学年別でみると、「全く知らない」と答えた学生は1年生が9.7%、2年生は9.2%とどちらも9割以上が保育士不足について認知していました。

保育士不足

保育士の業務負担については7割以上の認知度

保育士の業務負担について、「保育士の半数が毎日残業していることを知っていますか?」という質問では、全体では76.2%の学生が認知しているという結果でした。
学年別の回答では、「全く知らない」と答えた学生は1年生が28.2%、2年生は19.7%という回答で学年による差も見られています。

保育士の業務負担

保育業界の課題解決のためのアイデア

高校生は保育士の業務負担を解決するために「子どもと遊ぶこと」「行事のサポート」が可能

保育士の業務負担を解決するために自分が何ができるかを聞いたところ、「子どもと遊ぶ」「遠足・運動会など行事の手伝い」がどちらも5割以上にのぼり、専門的知識がなくても協力可能な分野でのサポートは可能ということがうかがえました。また、「子どもへの絵本の読み聞かせ」「子どもとごはんを食べる」「保育園に飾ってある製作を手伝う」も30%以上の回答が得られました。「どれも難しい」と回答した学生は16.4%と、全体的な協力姿勢がうかがえます。

保育士を増やすためのアイデア

次に、保育士を増やすためにはどんなことをしたら良いと思うか自由回答形式で具体的なアイデアを聞いたところ、保育士の処遇改善や積極的なボランティア活用、学生の活用、保育士の良さをアピールするという意見が多く得られました。

【保育士の待遇について】

・企業や自治体、国は保育士の賃金について見直すべきだと思う。保育士に求めたいのは、僕はまず数より質だ。充分な賃金で優秀な保育士を育てたり雇うべきだと思う
・保育士になった人への手厚いサポートやサービスを政府が行う
・国が以前から問題視されている安月給を改善したり働きやすい労働環境を整えるのと同時に企業などが社会貢献の一環として保育園の建設や保育士の雇用に協力する
・今以上に保育士の必要性を上げることによって、利用者の制限が強くなり保育園がある意味で手の出しにくいものとなり、本当に通わせたい人たちがお金を出す、必然と保育士の賃金が増えて、保育士になることの利益が上がり保育士になる人も増えていく
・保育士になりたい人はたくさんいるというデータを見ました。でも給料や待遇などの問題から夢を変えて別の道を歩んだ人たちが多いんだと思います
子供とはいえ「人の命を預かる仕事」をしているわけですから、給料や待遇をよくするのは、介護の仕事と同様、当然だと思います

ボランティアの活用

・地域の学生のボランティアを募集する
・近隣の人たちに行事などの手伝いをしてもらう
・地元の保育園にもボランティアに行っていたくらい子供が大好きなので、自分にできることがあるならできる限りなんでもしたいと思います。また、ボランティアにも参加して保育士の現状を知ることも大切だなと思いました
・自治体の高齢者にボランティアとか老人会の活動とかでやる
・高校や中学のイベントとして、保育士体験などをし、保育士になりたいという人を増やす

学生の活用

・私の地元では、中学二年生か三年生が小学校や保育園に実習にいくというのがあるので、それをもっと他のところで活用すべきだと思う
・学校教育の中に保育実習を設けて、小さい子供たちと触れ合う楽しさを多くの学生に知ってもらう
・高校や中学のイベントとして、保育士体験などをし、保育士になりたいという人を増やす
・学校の教育で組み込んで保育士の面白さをわかってもらう
・中学校や高校に協力してもらって授業の一環として保育体験をいれ、手伝いをして保育士について興味をもたせる。

保育士の仕事をアピールする

・大変だ・辛いなどのマイナスイメージを払拭するために、保育士とは何かというのを一般の人に再認識してもらえるような機会を設ける
・どうしてもきついイメージや給料が安いイメージがあるのでそういうイメージを変えて将来やりたいと積極的に思える環境作り
・保育士の仕事のいいイメージをネットや広告などに載せて、多くの人が見れる環境を作る。また、公演会などを開いて、保育士について、偽りなく伝え、大変な仕事でもあるが実は素晴らしい仕事であることをうまく伝えるといいと思う
・今の子供や小中高生にプレゼンなどをして今のうちから保育士の魅力や現状を知っといてもらい、今後の保育士不足が起こらないように対策をする。

その他

・アプリの連絡帳をもっと使って、書類仕事を減らす
・ライセンス外の人々に協力を求める(主婦など)
・保育士を増やそうとするのではなく、保育園をより大規模にして、地域の高齢者などが関われるような保育園にすれば良いと思います。
・保育という労働の仕方をもっと手軽に、かんたんに、効率よくし、一般の学生や、専業主婦の人たちがバイト代わりにできるようにする。だがこれは、労働者の質を下げ、上記で述べたことが同時に行えなくなるという問題がある
・従来の施設の形がなくなるのは必然ではないだろうか。従来の施設について考えてみると場所は住宅街、保護者は大抵が専業主婦、ベビーブーム以来固く定着してしまったこの形は高齢化社会かつ男女共同参画社会のいま、もう変わるべきではないかと思う
・事務の人と子供を見る人とで仕事を分けたらいいと思う
・保育士になるには楽器が演奏できないといけない、水泳ができないといけないなど、変わった条件があり、保育士になるのを諦める人は多いので、そういった条件が減れば保育士もある程度増えるんじゃないか

今回のアンケート結果より、高校生にも保育業界の課題はしっかりと認識されているということが分かりました。
保育士不足解決のためには、仕事量に見合った待遇や環境にすること、行政がするべきこともありますが、保育実習の授業への導入や、またすでに学校でも実施しているところもあるボランティアの活用など、高校生ができることもあると思います。
高校生にできること、協力したいというアクションを見逃さないためにも今後活動できる環境を整備していくことが必要です。
少しでも保育士の仕事の専門性や業務量を学生や社会が認識することで、保育士という職業の地位も向上されていくはずです。

スポンサーリンク

合わせて読みたい

新着一覧

ライター記事一覧

関連するキーワード

コメント

コメントをどうぞ

この記事を書いた人

ほいくらいふ運営部
明日の保育がもっと楽しくなるサイト「ほいくらいふ」です。 日々の保育に役立つような制作アイディアや保育の豆知識を公開中です。 保育に関わる人全てに保育がより楽しくなってもらえるよう様々な取り組みをしていきたいと思っています。 Facebook,twitterもやっていますのでそちらもよろしくお願いします!
あそび 行事・催し物 コミュニケーション 学びとキャリア その他

オススメサイト

サービス一覧
/
/