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『実録 保育士でこ先生』作者・でこぽん吾郎先生特別インタビュー【前編】

実録保育士でこ先生インタビュー

みなさんは「実録 保育士でこ先生」を知っていますか?

でこぽん吾郎先生の保育士時代の実体験を元に描かれた笑って泣けるハートフルギャグマンガです。

Twitterから人気に火が付き、昨年には単行本化、そして2020年4月に「2巻」も出版された今最もホットな保育系マンガ! ほいくらいふ編集部内でも熱烈なファンがいるほどです。

今回は新刊・2巻の発売を記念し、特別に作者でこぽん吾郎先生にインタビューに答えてもらいました。
今子どもと日々悩みながら向き合っている保育者や進路に悩んでいる保育学生さんのヒントになる言葉がみつかるかも!
それではインタビュースタートです!

でこぽん吾郎先生のおいたちを教えてください

小さな頃から、絵を描くことが大好きでした。

漫画とか、イラストとか、何かを描いたらすぐに友達や家族に見せて、笑わせることが好きでした。家にあった小さなホワイトボードに、夜な夜なこっそりと漫画や絵を描いて居間に飾っておき、それを家族が見つけて笑ってくれるという、そんな日々でしたね。
思えば、子どもの時から、すでにとっても小規模な、超アナログのツイッターみたいなことをしていたことになりますね(笑)

–でこ先生のキャラクターは学生時代によく描いていた落書きから生まれたそうですね。

保育学生時代の思い出があったら教えてください

大学生の頃、私のゼミの教授が「あなたは、あなたらしい先生にしかなれないのよ」とおっしゃったことです。
保育士になるのを目前として、「子どもにとって良い先生になれるだろうか」「他の職員や保護者とうまくやっていけるのだろうか」と、胸に不安が渦巻いていた私にかけてくださった言葉です。
その時はどういうことか理解できなかったのですが、今になってみると分かる気がします。「結局、どうあがいても、人はその人自身の人生を生きていくしかない。それなら、自分らしく、精一杯やってみなさい」ということだったのだと思います。

保育の道に進むか、進路選択には悩まれたとか?

 はい。学生時代は、進路について色々と悩みました。興味をもっているものが多すぎたからです。保育の他にも、歴史、美術、古文漢文とか……。
上げていくとキリがないですが、最終的には保育を選びました。子どもが大好きだったからです。

悩んだ末に晴れて保育士デビューを果たしたのですね

大学卒業後、地元の公立保育所に就職し、数回転勤を経験しながら8年間保育士をしました。

※1巻に公立の保育士採用試験の面接の様子が描かれています。気になる方はぜひチェックを!

–それでは保育士時代について詳しく聞いて参ります。

保育士として大変だったこと・ギャップが大きかったことは何でしょう?

色々ありましたが、就職してまず、膨大な仕事量に圧倒されました。
事務仕事、遊びの環境の準備、保護者対応など、紙に書き出していってゾッとしたのを覚えています。
「これだけの仕事を、担任一人でどうすればいいのだろう」と思いましたね。

業務量の多さ…のりこえるきっかけ等はありましたか?

そこで、先輩や所長先生が「子どもの命が最優先、その次が、園全体に関わること、最後に自分の仕事」と、手をつける順番を教えてくださいました。

子どもがケガなく安全に過ごせるようにし、行事の準備や園全体の環境作りを率先して行い、最後に保育課程やお便り作りなどの自分の仕事をする……という感じですね。

新人時代はとにかく目の前の「自分の仕事」に意識を奪われがちです。私もそうでした。しかし、この順番こそ仕事がスムーズに進みやすくなる鍵だったのです。

新人さんならではのつまづきポイントと気づきですね!

周りに目を向け、率先して動くことで、周囲の先生との関係が築けます。そうすれば、今度はその先生方が助けてくださるんですよ!
そこで解決するのが、さきほどの「担任一人でどうすればいいのだろう」問題です。

結局のところ、保育は一人ではできません。同僚との連携あってこそなんですね。そこに至るまでには、何年もかかってしまいましたが、そうやって乗り越えてきました。

――力強い保育士の先輩からの体験談です!

子どもとの関わり方で意識していたことはありますか?


――このように心の中でツッコミをいれながらだと「大変なイヤイヤ期」も楽しく乗り切れそうですよね。

はい。まずは子どもの思いに共感することを意識していました。大人にとっては、大したことではなくても、子どもにとっては一大事なことって結構あります。大人の「こうして欲しい」という思いと、子どもの「こうしたい」という思いがぶつかり合ってバトルが始まると、双方とっても疲れますよね(笑)

そこで、子どもが今、どんな気持ちでいるのか考え、共感してみると、解決の糸口や言葉がけが見つかることもあります。毎日同じ方法が有効とは限らないので、発達に合わせて、引き出しもたくさん持つようにしていました。

次は保育者の悩みのトップクラスにもあがる「保護者対応」についても聞いてみたいと思います。

先生が保護者対応で意識していたことも教えてください

――いつもはハイテンションで楽しいマンガも多いですが、ほいくらいふ編集部が一番印象に残っているマンガは1巻(68p)の「かけてほしい言葉」でした。


――このマンガの様にも保護者対応においてもハッと考えさせられる内容もあります。

つい「子ども」と「大人」は別の生き物のように考えてしまいがちですが、保護者にも「子ども時代」があり、その人自身の人生を歩んでこられたのだと思います。

我が子を「ブサイク」と言ってしまう保護者の方も、実は子ども時代に「いつも可愛く、愛想良く振る舞っていなければならない」という重圧の中で生きてこられたのかもしれません。
そこで気をつけていたのが、「保護者とはこうあるべき」という固定観念を持たずにその保護者自身の気持ちや考えに共感することを意識していました。

保育士への振る舞いや、子どもとの関わりだけでなく、何気ない会話から、少しずつ本音を聞き出して、一緒に考えていけるようにしていました。
これについてはひたすら、じっくり、じっくりと関係を積み重ねていくことが大切なので、日々「焦るな!」「気負うな!!」と自分に言い聞かせていました。

――でこぽん吾郎先生も悩みながら、そして一生懸命に関係者に共感しながら、保育士として働かれてきたのですね。

では、保育士を辞められた後マンガを描いて発信するようになった理由はなんでしょう?

保育士を辞めた後、昔の出来事をゆっくりと振り返る時間的な余裕が出来たんです。
そこで、子育てや保育に関わる方々に、少しでも笑顔になるものをお届けできたらいいなと思いました。

また、「保育」について、多くの方々に興味を持ってもらえたらと思いマンガを描き始めました。

――1巻の最後にも少しだけマンガに向かわれるきっかけが描かれていましたね。(編集部はあの話で涙腺が崩壊しました。)

この後、でこぽん吾郎先生にある質問を投げかけると突如スイッチがON!
その理由とは……?

インタビュー【後編】に続きます。

「でこ先生」が気になった方はこちら!

子どもと向き合う時も保護者と向き合う時も「共感」を大切にしていたからこそ、でこ先生は「保育士あるある!」 だけで終わらない、みんなから愛されるマンガが描けるのかもしれません。

「実録 保育士でこ先生」は現在2巻まで発売中。
ぜひ書籍をお手に取ってみたり、でこぽん吾郎先生のTwitterもチェックしてみてくださいね!

ご協力:株式会社KADOKAWA

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