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育休中に保育園退園?!~産後保育を使うのは悪い保護者なの?~

二人目産後の育児休暇中に上の子を保育園に預けること

育休中_産後保育

最近ニュースで、育児休暇中に上の子を保育園に預けることについて話題になりました。また、ドラマでも病児保育が取り上げられるなど、さまざまな保育がメディアで取り上げられるようになりました。

それだけ今、子どもを育てることについて世間の関心が高まっており、だからこそ賛否両論の意見が飛び交っているとも言えます。保育士の立場、保護者の立場の両面から、育児休暇中の保育について一緒に考えてみませんか?

今回は前編・後編に分け、考えていきたいと思います。前編は『二人目産後の育児休暇中に上の子を保育園に預けることについて』一緒に考えていきましょう。

勤務先・預け先の保育園の自治体の方針を理解しよう

産後保育_自治体

育児休暇中の保育については、ニュースでも連日取り上げられ、さまざまな意見が飛び交っていました。

「下の子の育児休暇中は上の子も退園し、家庭保育を」という方針の地域にいると、下の子の育児休暇が終了すると二人分の保育園を改めて探し直すことになるかもしれません。「下の子の育児休暇中も上の子を保育園にて保育する」という地域ももちろんあります。

まずは、勤務先・預け先の保育園の自治体の方針を理解しましょう。

保育士は勤務先の、保護者は預け先の保育園のある自治体の方針がどちらのタイプかご存知でしょうか?自治体によって異なるため、隣市でも方針が違うことがあり混乱しやすいと思います。

保育士の対応は?

保育士は、その自治体・園の方針に従って、個人的な感情を挟まずに対応することが必要です。
与えられた預ける権利に対して感情論で話をしないこと、それが園や自治体の保育の方針を一貫させるということを忘れないようにしなければなりません。

そして、その方針の中で一番子どもにとってよりよい保育を提供することが大切です。

待機児童問題

この件については、待機児童問題があるからこその議論であり、全国のどこの地域でも待機児童がゼロであれば、預けるも預けないも論点が変わってくるでしょう。

しかし、退園を余儀なくされる地域はなお多く、そのような地域では待機児童数が多いという問題もあります。そのため、一人目の保育園入園を希望している方にとって、現時点でできる公平な入園の制度といえるかも知れません。待機児童は、改善されていかなければならない大きな課題ですね。

育児休暇中なのに、子どもを預けっぱなし…どうなの?!

産後保育_育休中に預けたらダメ?

保育園でよくある非難を浴びやすいパターンは「母は育児休暇中、父は夏休みなのに、お盆期間も毎日フル登園」普段カッチリスーツやきれいな格好の保護者が、サンダル履きのラフな服装でいつもよりゆっくり登園する…保育園によくある夏休みの光景です。

このような場合、保育士の本音としては「子どもがかわいそう」となりますよね。これをどう伝えるか、そこが大事な保育の技術でもあります。

ストレートに「かわいそう」「休んであげてください」と伝えるのではなく、保育士としてその子の発達や求めているもの・気持ちを代弁し、なおかつ保護者に察してもらう伝え方を心がける必要があります。

子どもは、親の状況がよく分かっています。今日は仕事の服装か、いつもの朝の忙しい雰囲気か、小さな変化にもよく気づいています。下の子と両親だけが一緒にいることも、ちゃんと分かっています。

「朝の子どもの表情や様子はいかがでしたか?もしお休みさせることで集団生活のペースが崩れるのがご心配であれば、○○ちゃんはご心配ありませんので、ご家族で楽しまれる時間を優先していただいても大丈夫ですよ。」など、保護者の立場を悪くさせない気遣いや言い回しも一つの方法です。

一生懸命二人の子どもに愛情を注ごうと、全力で頑張っている母親への育児支援も、大切な仕事の一つであることを忘れないようにしたいですね。

育児休暇中のママ、保育園ママへの想い

産後保育_育休中のママ

これを読んでくださっている育児休暇中のママ、保育園ママへ、こんな想いがあります。

保育士の方には、子どもの気持ちや立場を代弁して、こんなお願いをやんわりと保護者の方にお伝えしてもらえたらと思います。またこれは夏休みの例ですが、普段のお休みについても当てはめていただけると思います。

☆育児休暇中のママへ☆

産後保育_会社

●上の子を「えこひいき」する時間を、パパの夏休みを使ってぜひ作ってみて♪●

普段、子どもたちは保育園で想像以上に頑張っています!家に帰ってから甘えん坊になったり、意地悪になったり、ワガママになったりすることもあるかも知れませんが、それは大好きなママの前だとほっとするからです。

家に帰ってお兄さんやお姉さんとして頑張る余力がないくらい、保育園では、先生や友だちと集団の中で一生懸命頑張って、全力で遊んでいます。

一番のごほうびは、ママとの二人だけの時間です。
1時間だけでもいい、二人だけの時間をプレゼントしてあげてみませんか?

近くのお店で一緒にアイスを食べたり、公園をお散歩したり、映画を観たりするのもいいと思います。毎日頑張っている子どもに「ちゃんと見てるよ!」「頑張ってるね!」と伝える時間をぜひ作ってみてはいかがでしょうか?

再び保育園で元気に遊ぶ力がチャージされます。大好きなママの笑顔と自分だけに注がれる温かい視線が子どもの力の源になりますよ!

☆働くママさんへ☆

産後保育_働く

●仕事だと嘘をつかないで●

仕事をしているとなかなか夏休みらしい夏休みを過ごすことも難しく、日々変わらず忙しいことと思います。そんな中で、やっと取れた夏休み、1日くらい羽を伸ばしたい!家の用事を済ませたい!それも働く母の本音でしょう。

そのような理由で保育園に預ける時は、保育士になるべく正直に事情を伝え(どうしても済ませたい用事がある、疲労で体調が優れないなど)、短い保育時間で(早番や遅番は使わず)いつでも迎えに行けるスタンスで、予定を済ませると、子どもにも保護者にとっても有意義な時間になるかと思います。

仕事だと嘘をつくのが、一番保育士にも子どもにもよくないことです!

時にはリフレッシュして、仕事でも家庭でも頑張っている自分をほめてあげてくださいね!
そして、笑顔で子どもを迎えに行きましょう。

☆お父さんも一緒に☆

産後保育_父

●お父さんも一緒にみんなで笑おう●

母親ばかりが責められる世の中の風潮ですが、夏休みは母親だけでなく父親にもあります。なかなかご夫婦で一緒の休みが取れないこともあるでしょう。

仕事をしていると、なかなか旅行や遠出もできず、SNSなどで他のママの旅行やお出かけの様子を見て、我が子をどこにも連れていってあげていないな、楽しませてあげられているだろうか、などと切なくなることもあるかも知れません。

ですが、子どもにとって大切なのは、家族が楽しく笑っていること。おうちのベランダのプールでも、近所の公園でも、たくさん遊んで笑ったことは、何年経っても思い出せる素敵な思い出になります。

貴重な休みの一日を、そんな気持ちで大笑いして過ごしてみませんか?

二人目産後の育児休暇中に上の子を保育園に預けることの意味

産後保育_保育園に預ける

「子どもの愛情不足」という言葉をよく使いがちな状況ですが、保護者としては、二人の子育てにいっぱいいっぱいなのに、これ以上どうしたらよいのか、と追い詰めることになってしまいますよね。しかし時に保育士としては、やはり子どもが保育園だけでは満たせない愛情不足を肌で感じることも事実たくさんあります。

爪かみ、指しゃぶり、泣くことが増える、喧嘩が増える、保育士に抱っこを求めることが増えるなど、さまざまな形で子どもからのサインが発信されます。

子どもにとって、友だちや保育士と遊ぶことで満たされる楽しさや安心感と同じように、やはり家庭で抱っこされたい、甘えたい、話がしたい、という気持ちも当然持ち合わせています。

どちらもバランスよく満たされることで子どもは成長していきますし、どちらか一方が頑張るだけでは満たされないのです。

保育士ができること

その時に保育士だからできることは、じっくりその子と関わること、遊びが充実する環境を整えること、保育園生活の中での心の安定をはかっていきます。

保護者ができること

保護者には保護者にしかできないことがあると思います。

それはやはり「親の愛情」を伝えること。
それはどんなに頑張っても、保育士が代わりになることはできません。

下の子が産まれるということは、絶対的に上の子の生活環境も精神的な安定もガラリと変わり、少なからずこれまで以上の配慮を必要とする状況なのです。

下の子が産まれてからの、上の子への配慮を「保育園任せ」にしないということが、預ける大前提であると思います。

保育士・保護者が一体となって…

産後保育_保護者

お互いに協力して子どもの成長を支えるけれど、それぞれの役割をお互いに自覚することが大切です。保育士は最適な保育を、保護者はより一層の子どもへの配慮を。

子どもの小さな変化や不安を見逃さず、連携を密にして、保育日数や時間も子どもにとって最適なスタイルを保育士と保護者が一体となって検討していけるようになるといいですね。

そして、二人分の子育ては、母親にとっても大変な大仕事です。一人で全て抱え込まずに、保育園・家族・行政のサポートなど、たくさんの手と目をかけて子育てをしていける社会を目指したいですね。

今、これらの保育の問題が論議されることで、よりよい保育の形が見出だされていくよう、重要な時期にいるのだという思いで、たくさんの大人が保育や子育てに携わっていけたらと思います。

次回は、一時保育や病児保育などについても一緒に考えていきましょう。

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    ホエールさん(2016年4月12日)

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この記事を書いた人

いちご
発達支援の保育の仕事をさせていただきながら「メモリープランナー」として、地域のママたちが子育てを楽しめるようなイベントを企画したり、場所作りをしたりしています。 イヤイヤ期真っ最中の2歳児と反抗期真っ只中の中学生の2人の子育てにも日々奮闘中です。→ブログはこちら
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