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「保育士=誰でもできる仕事」じゃない!~白取真実の子どものみ・か・た~

学びとキャリア

白取 真実白取 真実

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初めまして、白取真実と申します。これから、ほいくらいふでの連載コラムをスタートします。どうぞよろしくお願いします。連載コラム初回となる今回は、私自身の紹介と、私が伝えたい保育への思いや、そう思うに至ったきっかけについて書きたいと思います。

簡単に自己紹介をすると、出身は青森県むつ市ですが、東京の公立保育園に勤務しながら、夜に大学、大学院と進み、現在は保育士養成系の短大で教員をしています。保育士歴はというと、非常勤で3年、その後常勤で8年。その間に、結婚&出産(しかも双子!!)を経験した、働くママでもあります。

私の夢

保育士の地位を上げたい
子どもの可愛い姿を伝えたい。
保育の仕事の素晴らしさをもっと多くの人に伝えたい。
ステキな先生をもっと増やしたい。
“ほいくえんの先生になりたい”と子ども達が憧れるような魅力のある職業にしたい。

子どもの命を預かる責任の大きい仕事だからこそ、待遇の改善を求め、自分たちの手で、保育士という職業の地位を高めていきたい。それが私の夢です。

「保育士の給料は安くて当然」といわれて唖然…

保育士の給料は低くて当然?
「保育の仕事は、子ども好きな近所のおばさんでもできるでしょ。だから給料が安いのはあたりまえ!」

とても親しい人に、保育士の給料は安くても仕方ないと言われて、唖然としました。

「子ども好きな近所のおばさんよりも、資格を持った保育士の方がいい保育できている自信がある?」

(所詮、資格のない近所のおばさんでもできる仕事だよ。そのくらいの給料でも仕方ないでしょ!)←ここまでははっきり言われませんでしたが、このように言われた気分でした。

ちょっと待ってよ!そんなに甘い仕事じゃないと胸を張って言いたかった。

甘い仕事ではない理由・保育の専門性とは?

保育士は甘い仕事ではない!
保育の仕事は、色々な面でのプロであることが求められると私は思います。
時にはうたのおねえさん、時には体育の先生、お店屋さんごっこが始まると銀行員魚屋さんにもなります。お家を作る大工さん飼育員になることも。いろんなことができることは、保育士の仕事の魅力でもあります。

でも、楽しい職業だけではありません。怪我をすれば手当てをしなければなりません。保護者対応ではカウンセラーになることも。複雑な家庭への支援では、相当な配慮が必要となるでしょう。

どの要素が欠けても、保育の仕事は成り立たない、言わばオールマイティーであることが求められます。
これだけ、たくさんの知識や技術が求められる職業は他にないのではないでしょうか。
「近所のおばさん」が簡単にできるとは思えません。

保育士の専門性が低いと言われてしまう理由

保育士の専門性が低いと言われる理由
しかし、誰でもできる仕事だと言われてしまっても仕方のないような現状もあります。保育士の虐待、子どもの死に関わるような、保育施設の重大事故。専門性が低いと言われても仕方のない報道も多々。
先日、認可外保育施設で子どもを亡くしたお母さんとお話する機会があり、2時間以上も別室で寝ていた中の死であったということを聞き、胸が苦しくなるような思いでした。子どもの命を預かるという意識が欠けているとしか思えない保育士がいるのも確かです。

保育士の専門性を高めるために

保育士の専門性を高めるために
待機児童問題、長時間保育、病児保育、障害児保育、地域の子育て支援等々、保育現場の抱える問題は山積みであるのにも関わらず、世間の評価は低いまま。給料も安いまま。

これでは、なり手がいないのもわかる。

保育士の仕事って、そんなに簡単なものなのか。
本当に誰でもできる仕事なのか。

自問自答を繰り返すうちに、やっぱりそんなに甘いものではないという思いがフツフツと湧き上がりました。

そんなに甘く考えてもらっては困る!
こんなに大変な仕事なのだから!
こんなに素晴らしい仕事なのだから!

そして、保育士という職業の地位を、保育士である自分たちの手で高めていく努力をしたいと考えるようになりました。
そのために、より専門性の高い保育士の卵を育て、より多くの情報を発信していくことのできる大学の教員の道へ進むことを決心しました。

私の専門について~書きたいこと・伝えたいこと~

白取真実の専門・書きたいこと
私の専門は、障害のある子の保育です。
2016年4月より、障害者差別解消法がスタートし、保育の現場においても、より障害のある子どもの保育が重要になってくるということが予想されます。

保育に携わる方なら誰でも、「差別はいけないことだ」と思っていて、障害のあるなしに関わらず平等に保育を受ける権利があることは明らかです。
しかし実際には、配慮の必要な子どもばかりで学級運営が成り立たない。手のかかる子につきっきりで、余裕がない。子どもを可愛いと思えない。保育が楽しくない。なんていう負のスパイラスも考えられます。
障害のある子の保育について、集団生活の中で、どのような配慮が考えられるのか、保育士目線でわかりやすく解説していけたらいいなあと思います。

他にも、保育士の心の健康などにも興味があります。よく「ストレスがたまる」といいますが、ストレスの原因となるもの(ストレッサ―)と、それによって引き起こされる(ストレス反応)が別だということはご存じでしたか?ストレスと上手く付き合いながら、保育が楽しくなるような記事も書くことができたらいいなあと思います。

これから、どうぞよろしくお願い致します。

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この記事を書いた人

白取 真実
双子ママ 白取真実の 『子どものみ・か・た』 子どもの一番の味方でありたい☆子どもの見方を極めたい☆ 元保育士による、保育の専門性をちょっとだけ高めるためのコラム
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