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保育の現場から伝えたい!父性と母性を持ち合わせた男性保育士の「魅力と役割」

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のんにいのんにい

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こんにちは、現役保育士のんにいです。まだまだ貴重な男性保育士として6年間働いてきた中で見えてきたこと、また子育て支援活動などを通して、保育士として男性として大切にしていこうと思っている男性保育士の魅力や役割についてお話したいと思います。

父親が失われている現状

 

  
現在では家事や子育てをするイクメン、育児に協力的なイクボスなど、男性は仕事だけでなく家事や子育てもするということが広まってきています。
しかし実際に色々な母親に話を聞いてみると、平日は帰ってくる時間が遅いため子どもと顔を合わせられず、子育ては母親が担っているという現状がまだまだあるのかなと思います。
子どもたちにとっても、パパという存在が仕事をする人という立ち位置から動くことがなく、父親とはどういう存在なのか、その役割などは不透明なまま育ってしまっていると言えるのかなと思います。

父性と母性について

 


 
 ここで男性と女性という中での大きな違いと言われる父性と母性について少し考えたいと思います。

母性とは共感すること、受け止めること。
父性とは模範、励ますこと。

 
多くの人が父性と母性のバランスが大事と言いますが、私はバランスではなく順番が大切なことだと思っています。まず母性的な関わりをしていく中で子どもとの信頼関係を築いていく。そういう関係になった人からの模範や行動の励ましで子どもは更に社会性を磨いていくからです。

 分かりやすい例を出すと、癇癪を起こした子どもがいます。この場面をただ父性的な関わりで「約束は約束だ!」「今は我慢をするべき」という関わりだけでは事態はなかなか厳しいですよね。この言葉の前に「欲しかったよね」「〇〇好きだもんね」などと気持ちに共感していく。そうして「あっ、自分のこと分かってくれた!」と子どもが感じたときに言葉が心に届いていきやすくなります。自分でもそうですが、自分の気持ちを受け止めたり話を聞いてくれる人へは心を開きやすくなるからです。そんな人からのアドバイスや指摘はその言葉以上の力と優しさをもって心へと届いていくものです。

男性保育士の魅力

 
 
では、そんな父性と母性を合わせ持つ男性保育士の魅力とは、いったい何でしょうか?私は3つのことを挙げたいと思います。

1.遊び方が大胆で子どもにとっての遊びの幅が広がる

鬼ごっこをしてもなかなか捕まらず本気で遊べることやのぼり棒やドッヂボールでの力強さは子どもたちの憧れとなり“やってみたい”の意欲にもつながります。もちろん個人差はあるし、室内で制作をすることが好きな男性保育士もいるとは思いますが、体の動かし方や体力などは男性の優れている点だと思います。

2.保育園内での「力仕事」

重い荷物を率先して運んだり高いところの作業をしたりすることで頼りになり、仕事のスピードも早くなります。また女性陣の女心も満たされます。男性は「頼りになる」と頼られることで、女性は「守られている」と感じることでお互いに気持ちよく仕事ができるのです!

3.お父さんの良き相談相手になれる

育児に積極的になった父親にとって、保育園や子育て現場はまだまだアウェイ。そんな中で、ただ同性の保育士というだけでお父さんにとっては心強い存在なのです。
お父さんは誰にでも弱さを出せるわけではありません。いつも胸をはって生きている父は男性保育士の弱さや失敗を見て、ようやく「オレも」と言えるのです。弱さも失敗も含めてお父さんの隣にいることが、お父さんの心に寄り添う良き相談相手なのだと思います。

男性保育士の役割

 

 
 今この子育てしにくいと言われる時代において、男性保育士が果たす役割とはいったい何があるのでしょうか?

1つ目は「父親としての関わり」です。上記に記載したように、ただ厳しくというわけではありません。子どもとの安心できる関係の中で生き方や社会性について自分の姿を通して語り、言葉を通して知らせることです。このことが一番大切なことなのかなと思っています。

2つ目は「守る」ということです。何か危険なことがあったときに真剣に語る姿や不審者などがあったとき男性の対応は相手の心に守られているという安心感を与えます。

3つ目が「女性社会の中での緩和剤となる」ことです。保育園という職場は女性が大多数の職場です。その中で男性保育士とはまさに高嶺の花。かっこいいとかの問題ではありません。アスファルトにある花のように、バラじゃなくても、たんぽぽでも、つくしでも、それがあるだけで、ちょっとホッとするのです。肩身を狭くせず、笑顔でいることで保育園に爽やかな風を吹かせましょう!

男性保育士へのエール

 

 
 男性保育士のみなさんへのメッセージです。
保育園では同時に複数のことをする“ながら作業”が多くあり、男性として女性より劣っていると感じることもあるかも知れません。気付けることも女性より少ないでしょう。でもそれと同時に男性が女性より優れているところもあります。リーダーシップをとるのは男性ですよ!あなたが女性の保育士の素晴らしさを認め言葉にしていくことで、周りの保育士もあなたの良さを認め言葉にしていってくれるでしょう。
 保護者からすると男性保育士というだけで、注目されています!あなたが笑顔で働いていることでホッとするし、あなたが元気に走っているだけで今日も楽しい保育園生活になるのだろうなと期待するのです。これからも自分らしさを見失わずに子どもと、保護者と、職場の女性方と、向き合っていきましょう!!

女性保育士へのメッセージ

 
 
 正直なところ、今までこの保育という仕事を引っ張ってこられたのは女性です。そして共感すること、きめ細かく子どもを見ていくことにおいて、圧倒的に女性の資質が優れていると感じています。でも、そんな状況の中でも保育をしたいと願っている男性保育士のことをゆるしてください。弱さも足りなさも理解できないところも含めて。ただただ子どもにとっての最善を考えたときに、男性保育士もきっと一役かれる!そう信じて保育しています。男性も女性もそれぞれの魅力を認め合って保育していくことが、子どもが一人ひとりの違いや個性を認め合って生きていく道につながると信じています。
 

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この記事を書いた人

のんにい
託児所、保育園での勤務と2児の父親として子どもと常に関わり続けている保育士。 「子どもと友だちみたいな保育士だね」と言われたことが嬉しくて、いつでも子どもの心の隣に居たいと願っている。 〝6割うまくいけば大丈夫”と自分にも子どもにもゆるい生活を送っています。 最近は子育てをしている親子の支えになりたいとの思いから、公園でのあおぞら保育園を開催するなど、精力的に活動中! →活動の日記や日頃考えていることなどのブログはこちら
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