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保育の中で”感覚過敏”の子どもたちとどうかかわる?

みなさんこんにちは。
私は注意欠陥多動性障害(ADHD)、アスペルガー症候群、学習障害の当事者である詫磨一紫(たくまいっし)と申します。この度、ほいくらいふで記事を書くことになりました。

子どもの発達障害は大人に比べ多動が激しかったり、自分が困っていることを表現できなかったりして、周囲の大人のサポートが難しいことがあります。ほいくらいふでは、大人の発達障害者として自分の経験を語らせていただきます。

今回は「感覚過敏」について、筆者が子どもの頃苦しかったけれど自覚がなかった、困った症状についてです。

感覚過敏とは~聴覚過敏を抱えて過ごすということ~

保育 感覚過敏

みなさんは「感覚過敏」という言葉をご存じでしょうか?人よりも五感を過剰に感じることで、日常生活に困難を強いられる状態のことです。五感すべてを過剰に感じるというわけではなく、聴覚のみ、触覚のみ、嗅覚のみなど人それぞれ違い複数症状を抱える人もいます。

筆者は聴覚過敏を抱えおり、苦手な音が多く音を大きく感じたり、耳に突き刺さるように感じたり、ときには痛みすら感じるのです。そのような状態にさらされているので、人よりも疲れやすかったり時に倒れたりします。

私が今でも忘れられないのが地元の商業施設でのできごとです。小学校低学年のころ、母と兄弟と大型商業施設にでかけました。めったに行かない施設と市街地というだけで、刺激が多くつらかった記憶があります。市街地の刺激の中を歩き、施設に入ると音が痛くてたまらないのです。

エスカレーターの前で泣き叫んでいましたが、聴覚過敏があると知らない母にわがままな癇癪だと思われ叱られました。

このように子どものころからあった症状なのですが、当時は「みんな自分と同じ」と考えていたので、「自分だけが我慢できない、自分だけが具合が悪くなるのは弱い、自分は落ちこぼれだ」と感じていました。今考えると、人と同じではないと何となくわかるのですが、うまく表現することができず、何が違うのかもうまく理解できません。

感覚過敏が原因で癇癪を起している?

嫌な音が聞こえて苦しくても、耳をふさげば「大袈裟だ」と叱られます。ひたすらじっと耐えるしかありませんが、そのうちに具合が悪くなってしまい、我慢できずに癇癪を起こしてしまうことがあります。

急に起こる子どもの癇癪の裏側には、そのような感覚過敏が原因である場合も考えられるでしょう。

同じ服でないと嫌だと駄々をこねませんか?
耳をふさいで音を嫌がりませんか?
くさい くさいと鼻をつまんで嫌がりませんか?
ご飯が食べられずに困っていませんか?
戸外に出ると眩しいと目をふさぎませんか?

それは「わがまま」ではなく「感覚過敏」の症状かもしれません。

癇癪の原因や、子どもとのかかわり方については↓こちら↓をご覧ください。
子どもの癇癪(かんしゃく)の意味~保育園でどうかかわる?~

感覚過敏の子どもたちが過ごしやすくなるために保育者ができること

保育 感覚過敏 保育者ができることとは

子どもは自分の苦手が特別なものだと理解するのが難しいです。保育者の方は感覚過敏かな?と感じたら、積極的に対応策をとってあげましょう。何が嫌なのか、本人とじっくり話すと対応策のヒントを得られることがあります。

同じ服でないと嫌だというのなら、同じような素材と特徴のある服を準備する。
耳をふさいで音を嫌がるならイヤーマフなどを装着させる。
くさい くさいと臭いを嫌がるならその場から遠ざける。
ご飯が食べられずに困っている子には、食べられる分だけ食べさせる。
光を眩しがる子には帽子をかぶせたり、サングラスを着用させたりする。

一見特別扱いのようですが、視力の悪い人がメガネをかけるように、感覚過敏がある人にとっては必要な対策です。保育者が周囲の子どもにもやさしく理解を示し、発達障害の子どもがごく自然に毎日を過ごせるように対応してくださると、当事者としてはうれしいです。

子どものころの経験は大人になってからも心に残ります。少しでも苦痛が和らぐように、保育者が暖かな目で見守ってあげるとよいですね。

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この記事を書いた人

一紫
大分県で生まれ育った注意欠陥多動性障害(ADHD)、アスペルガー症候群、学習障害を抱える当事者。地元大分県で発達障害の啓発活動を行う。一般就労で仕事をしています。 ブログはこちらです!→【ADHDでアスペルガー、詫磨一紫の日々徒然】
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