発達障害を受け入れることは本当に必要?

ざっくり説明すると…
- 発達障害を受け入れることって本当に必要?
- 受け入れなくてもいい。わかっていれば大丈夫
- 早期発見のメリットとは?
発達障害を受け入れる事って本当に必要?
保育士の立場であれば保育園の子どもたちと接しているなかで、なんだかこの子は他の子と違うなと感じ気づいてしまうことも少なくないのではないのでしょうか。
実は保育士だけでなく、保護者のなかにも『うちの子他の子に比べて・・・』と思い悩んでいている人も少なくないのだとか。
『自分の子どもが発達障害だったら愛せない』と思ってしまい受け入れることができず誰にも相談せず一人で苦しんでいる保護者も少なくないそうです。
そのまま目をつぶってずるずると普通の子として育てているうちに子どもの発達が周りと引き離されて追い詰められてしまうケースも多いのだとか。
保育士の立場上『発達障害と受けいれてほしい』と感じることは少なくありません。
しかし実際は受け入れる必要なんてないのです。
保護者自身が受け入れることはできなくても『発達障害なんだ』とわかっていれば十分なのです。
分かっていればいい?ってどういうこと?
発達障害というのは、先天性の脳の機能障害のことです。
つまり生まれながらに持っていた特性の一つであり、親のせいでも子どものせいでもありません。
何も知らない周囲から『愛情不足』『親の関わりが足りない』など言われることもあるかと思いますが、そんなの根も葉もないうわさ話なので気にする必要はありません。
全部を受け入れる必要はないのです。『そうだったんだ』と思うだけでこれからは一人で悩まずに助けを求めるきっかけをつかむことができます。まずは自分の子どもが
分かっていればいいというのはまさに『発達障害ってそういうものなのだ』と理解しておくことだけなのです。
発達障害早期発見のメリットとは?
どんな病気でも早期に発見することで本人が辛い思いをする時間がグッと短くなります。
発達障害は治る病気というわけではありませんが、病気と同じように本人が辛い思いをする時間や保護者の悩む時間をグッと短くすることができます。
また専門家が間に入ることにより育児ストレスも軽減されます。
発達障害という障害は健常児に比べ社会性の発達がゆっくり進んでいきます。
子どもたちの発達段階にあった援助が無ければ、子どもたちは100%の力で発達していくことが難しくなってしまいます。
簡単に言えば、まだ歯が生えていない子どもに野菜スティックを与えたとしても食べられないことと同じように、発達障害ということを関わる大人がわかっていなければ周りと同じ見た目だけで他の子と同じことを要求されてしまうということです。
だからこそ発達障害は早く気づき保護者が『発達障害なんだ』と分かっておくことで子どもはもっとのびのび育っていくことができるのです。
保育士も保護者も自分を責めないでください。
そして、子どもをしっかり見てあげて下さい。障害は欠陥ではありません。特性なのです。
外部サイト
コメントを残す