実習生が語る!保育実習を経験して感じた3つのこと


はじめまして、東京の大学で保育士免許・幼稚園教諭免許の取得を目指し勉強していますsunと申します。この春に初めて保育実習を経験させていただきました。そこから実習で私が感じたことを学生目線から書いてみたいと思います。コラム初回となる今回は(1)実習前の私の子どもに対する考え方(2)実習後の考え方(3)今後の実習に役立てたいこと、こちらの3本立てでお送りします。
【実習前】年齢から子どもを漠然とイメージしていたけれど…
実習に行く前は、座学で学んだ知識をベースに、例えば「0歳児なら言葉が話せないので意思疎通が難しいのかな」「1歳児は歩き始める子もいたり言葉も少しずつ出てきたりするのかな」「2歳児は自我が芽生えてイヤイヤ期が来るのかな」という印象でした。しかし実際に実習に行き子どもたちに接してみると、月齢や成長のペースによって子どもたちの様子は異なりました。
【実習後】決めつけはNG!子どもは環境によって変わっていく
例えば、0歳児の子どもたちは、言葉ははっきりとしなくても表情や動きで十分思いが伝わってきました。2歳児はイヤイヤ期と言われていますが、異年齢交流になると年下の子の面倒をみている子もいました。
クラスの中では自我の強い子どもも、異年齢交流になると、すっとお姉さんお兄さんになれるのです。自分よりも年下の子どもを優先する場面が見られ、同い年の子どもたちだけがいる環境、幼児混合(4歳~6歳)環境によって子どもも変わっていくということを実習で初めて実感できました。
つい、何歳だからこうだ!と決めつけてしまいがちですが、そうした決めつけは良くないと気づけたことは、今後の実習や現場に出てからも役立つと思います。それぞれの子どものペースに合わせて子どもを知っていく大切さを身をもって学べたのは、座学では難しい実習ならではのメリットです。
今後の実習に役立てたいこと
今後の実習では、何歳だからこうだという先入観は捨てて、あくまでも参考程度に頭に入れておき、現場にいる子どもに合わせて実習をしていきたいと思っています。
そのためには、年齢別の特徴だけではなく月齢別での特徴をしっかりとおさえ、その年齢に合わせた対応も学んでおきたいです。例えば2歳児のイヤイヤ期なら、洋服を着替える時に「赤と青どっちがいい?」というように選ばせてあげるようにすると上手くいく、などその時の子どもにあった対応を学んでおきたいです。
さらに、周りにいる子ども、場所などの環境に影響されて子どもの様子は変わっていきます。環境が変わるたびにいい所がたくさん見えてくると思うので、見逃さずに子どものいい所を見つけてたくさん褒めていきたいと思っています。
実習で学んだ、子どもへの言葉かけのコツとは?
子どもたちに何かを伝えようとしても、1回の言葉かけで理解してくれる子どもはわずかです。みんなが理解するために、何度も言葉かけをしなくてはならないのか、と思いませんか?どうして同じ年齢なのに、一部の子には伝わりにくいのだろうと思いませんか?
1つのクラスには何十人もの子どもがいて、月齢や成長のペースは様々です。十人十色という言葉があるように、子ども1人1人も違う人間なので、10人いたら10通りの方法で伝えるのが本当ならベストです。
しかし、10回も同じことを言っていては日が暮れてしまいますね。できるだけ少ない回数で多くの子どもに伝える方法はないでしょうか。
私が実習を通して気づいたことは、子どもへの言葉のかけ方や選び方・伝え方を変えてみると、子ども一人一人に響くということでした。
では、いったい何をどう変えたらいいのか?
「そんな方法があったのか!」と私が感じたものを、ほいくらいふのコラムを通じてお伝えしたいと思います。
次回は、子どもへの言葉のかけ方・選び方・伝え方について書く予定です。保育実習を控えている学生の方、保育士を目指したいと思っている方のご参考にしていただければ嬉しいです。
これから、よろしくお願い致します!
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