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まちに根ざした保育園「まちのてらこや」働くママに寄り添った園の工夫とは

東京の人形町駅近くに、和のぬくもりを感じる黄色い暖簾がはためいています。
2015年9月に開園した、小規模認可外保育所「まちのてらこや保育園」。
まちのみんなが先生で、まち全体が保育園というコンセプトのもと、保育を通じて子育てに優しいまちづくりを目指しています。

働くママ・パパに寄り添った保育園として「てぶら登園」など様々な工夫を凝らしています。
自身も子育てをはじめたばかりの園長の高原さんに、まちのてらこやの特徴についてお話を伺いました。

保育園と家庭の間のような居場所

▲園長の高原さん

Q.「まちのてらこや」を立ち上げた経緯と、園の紹介をお願いします。

同世代の女性たちの多くが、子どもを預ける場所がなく困っていて、その受け皿を増やすべきだと考えていました。そこで、会社員として7年間働いた経験を活かし、働くママに寄り添った保育園を作ろう!と保育園をはじめました。

「まちのてらこや」は小規模の保育園なので、職員は子ども一人ひとりと密接に関わることができます。また、ペーパーワークを極力減らし、保育士さんが純粋に保育に取り組める環境を作っています。「まちのてらこや」はいわゆる”保育園”と家庭の間のような、温かくて落ち着ける居場所でありたいと思っています。

また、『まちのみんなが先生で、まち全体が保育園』というコンセプトのもと、保育を通じて子育てに優しいまちづくりを目指しています。子どもたちとまちの方々の交流の機会を増やすことで、まちの方々が子どもたちを温かく見守り、子育てをサポートできるようになったらいいなと思っています。

▲お家のようにくつろげる場所をと設置したてらこやの和室

Q.てらこやならではの保育のこだわりや工夫を教えてください。

忙しいママ・パパをサポートするために「手ぶら登園」をしています。例えば、園内で汚れた衣服の洗濯・乾燥をしているので、毎日着替えをお持ちいただく必要がありません。また、お布団やシーツなどの持ち帰りも不要にしています。オムツなどはインターネットで購入したものを直接園に送ってもらうことも可能です。そのため、保護者は基本的にはてぶらで登園できるようになっています。

それ以外にも、連絡帳はスマートフォンのアプリを使っています。保護者の方は忙しい朝の時間に連絡帳を手書きする必要がなく、保育園に子どもを預けてから通勤中にスマートフォンで記入する保護者もいらっしゃいます。また、毎日連絡帳を通じて、その日の保育の写真を15〜20枚ほど送っているので、保護者の方はお子さまの1日の様子をより詳しく知ることができます。また、アカウントを共有してもらえば離れた場所にいるおじいちゃん・おばあちゃんもお孫さんの様子を見ることができます。

 ▲園内で衣服の洗濯・乾燥を行います

Q.まさに保護者のことを考えた園ですね。実際保護者からはどういった声がありますか?

「毎朝の荷物が少なくて助かる」「保育園の準備が少ないので、子どもと触れ合う時間が増えた」「毎日たくさんの写真が見られて嬉しい。実家のおじいちゃんおばあちゃんも孫の様子を見られて喜んでいる。」などの声をよく頂きます。そういった声を職員ともしっかり共有しながら、より良い保育園になるように工夫を続けています。

密接なコミュニケーションや業務効率化で働きやすい環境づくり

Q.通常の保育園よりもサービスや保育の質を向上することで、働く保育士さんの負担になりませんか?

開園当初は、働くママ・パパをサポートするための保育サービスを職員に理解してもらうのに苦労したこともありました。今は、職員間のコミュニケーションを密にし、なぜそのような保育サービスをしているのか、それによって保護者の方がどのくらい助かっているのかをしっかり伝え「やりがい」を感じてもらうように心がけています。また、不要なペーパーワークを大幅に減らし、保育士さんの負担軽減も進めています。残業や持ち帰り仕事を無くして、プライベートも大事にしてもらうようにしています。

Q.働きやすい環境にするために、他にどんな工夫をしていますか?

働きやすい職場には、「やりがい」のほかにも「楽しさ」が不可欠だと思っています。日々のお昼時間のコミュニケーションに加え、時には夜の懇親会も設けているので職員同士が仲良くなり、仕事でもお互いに助け合ったり相談したりできるようになりました。また、月1回の職員会議に加えて、2ヶ月に1度個別面談を行って、日々の仕事の相談や園でやってみたいことなどを話します。時にはそれぞれのご家庭のことや趣味の話題で話に花が咲くことも。こうしたコミュニケーションも大切にしたいと思っています。

保育士が長く働ける職場を目指す

Q.保育士は仕事量に見合った給料ではない、責任が大きいと言われ退職していく人も多いと言われています。保育士が長く仕事を続けられるような工夫はありますか?

もちろん、保育業界には問題が多くあり、業界として解決に向けて取り組まなくてはいけません。わたしが「まちのてらこや」で力を入れているのは、保育士さんが働きやすい環境を作ることです。先程申し上げた「やりがい」や「楽しさ」を増やすことに加えて、「まちのてらこや」では、職員の子連れ出勤をOKにしています。潜在保育士が減らない理由の一つは、保育士自身が自分の子どもを預ける保育園がないことにあります。子どもを連れて働くことが出来れば、働きたいけど働けない保育士さんの背中を押すことができます。そうした工夫が少しずつ身を結び、「まちのてらこや」では徐々に離職が減っていきました。

 ▲子連れ出勤で子育てしながら働けます

Q.保育園を経営するやりがいや目標などを教えてください。

保育の仕事は子どもの命を預かるという責任の重い仕事です。そのことを常に念頭に置いて子どもたちや保護者の方と向き合っていかなくてはいけません。一方、子どもたちの成長に関わるということは本当に楽しく、幸せな仕事です。子どもの笑顔や、保護者の方から感謝の声をいただくと、大きなやりがいを感じます。「まちのてらこや」を通じて、子どもたち・保護者の方、そしてまち全体を元気にするような保育を提供していきたいと思っています。

まちのてらこやのウェブサイトはこちら

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