保育士の皆さん、自分のメンタルケアはできていますか?


毎日保育を行っていると、帰宅後や休日でも子どもや明日の保育のことで頭がいっぱいなんてことありませんか?忙しいと、つい自分のことは後回しにしてしまいがち…。しかし、保育士自身のメンタルケアを行うことはとても大切です。今回はなぜメンタルケアが大切なのか、その理由と今から簡単にできるケアの方法をご紹介します。
保育士が世の中に与える影響とは?
保育士が世の中に与える影響について感じたことはありますか?
世の中は、一人ひとりの心の状態によって創られ、「思ったこと」「感じたこと」「大切にしていること」「嫌なこと」など、すべて心によって決められています。その心ができあがるベースとなる時期は、子どもの時です。
特に、0~6歳の時期に経験したことや大人から言われた言葉、環境が心の形成に大きく影響します。起きることのすべてを吸収し、それらがやがて人格の一部となっていきます。真っ白な状態で生まれてきた子どもたちなので、スポンジのようにただひたすら吸収していくのです。
0~6歳の時期に、特に関わる時間が多い大人は『保育士』ですね。保育士一人ひとりの考えや、言葉が子どもたちの心の形成にどれほど影響を与えているか感じてみてください。
素晴らしいことに、すべて影響されます。この奇跡をどう捉えますか?自分の在り方が、未来の子どもたちに直結しているのです。
より良い保育をするためには?あることが必要
そこで質問です。
『自分自身を大切に貴重品のように、丁寧に扱ってあげていますか?』
より良い保育をするには、より良い保育者であること。より良い保育者であるためには、自分をより良くケアすることが大切です。
実は、より良い保育を行うには保育士自身のケアが最重要ポイントなのですが、1番見落としがちなところでもあります。皆さまは、自分を大切にケアすることに罪悪がありますか?過去の私がそうでした。
私は、「自分のことばかりやっていてはダメだ」「もっと子どもたちのことを考えないと」「365日24時間子どものことを考えている人が素晴らしい保育士だ」と思い込み、自分のことは後回しにし、すべてを子どもたちに向けている状態でした。
しかし、自分へのケアを全くしていなかった私が他者のケアをできるのでしょうか。自分のことをしっかり見てあげられなかった私が、子ども一人ひとりをしっかり見られるのでしょうか。
いつもどこか無理をしていて、子どもたちの前にいても自然な笑顔でいられなかったことに気がついた時、私は自分を何よりも大切にしようと決めました。
今では365日24時間、自分を最優先に考え、誰よりも自分をケアすることを大切にして過ごしています。そうすることで、子どもたちの前で自然と寛容でいられるようになりました。
自分のケアをすることは保育のやりがいにもつながる!
【保育のやりがい・魅力】というのは、自分にどんどん甘く、優しくしてあげることで保育の質もどんどん上がることだと思います。自分の心の幸福度が上がれば上がるほど、やりがいや魅力もどんどん増えていきます。
私が実践していたケアの方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
私は1度、自分の電源をOFFにしました。『空っぽ』にする感覚です。そこから再起動するイメージで、「やりたいと思ったこと」のみを1つ1つ選びながら、1日1日コツコツと過ごしていきました。
すると何が起こったでしょう?
「無理をしていた自分」「必死だった自分」保育士としてそうしなければダメなんだと思い込んでいたことに気付き、自分自身に手を差し伸べることができたのです。
その瞬間、仕事への姿勢も変わり始めただ楽しむ保育へシフトしていき、無理をしなくなりました。そうすることで、子どもとの関係が今まで以上に深まり、何よりもリラックスして仕事ができるようになったのです。
『電源OFF』を試して、自分へのケアを思う存分していってくださいね。
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保育コンシェルジュとして活躍されている仲宗根晶さんのブログには、保育のヒントとなる内容も多く載っています。
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●アメブロ→【真理を解き明かすのが好きな”保育士らしくない保育士”Akiの「すべてはうまくいく子育て・保育」】
みぴょんさん(2016年9月20日)
最近自分も無理して頑張っているな、と感じました。
新しい職場でずっと気を張っていた気がします。
この記事を読んで、少し自分を休ませてあげないとな、と思いました(T_T)
匿名さん(2016年9月20日)
新しい職場で、大変お疲れ様でございます。そして、毎日お子様のためにありがとうございます。
ゆっくりと休ませてあげてくださいね(*^^*)