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こども力で保育をもっと楽しく!世界初の「おとなのほいくえん」とは?

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大人が子どもを体験することで、自分の在り方を見つめなおし子どもとの関わりを改善するためのイベント「おとなのほいくえん」。
今回主催者のしばたけいさんに、イベントへの思いや保育についてお話を伺いました。

「こども」になって遊んでみる

普段大人が子どもの保育を考えるときには頭で考えがちですが、「こどもになって遊んでみる。」ところまで本気でしてみたらどうなるのかチャレンジしてみたいと思いました。

おとなのほいくえんを企画しようと思ったのは大人が保育について語る「保育カフェ」を企画していた時で、もっと子どもの視点で保育を見る大人が増えたら保育の世界はもっと面白くなると直感的に思ったからです。
さらに子どもに戻ることで子どものころ好きだったこと、自分が子どものころの性格やワクワクすることに夢中になっていたことなどを思い出すきっかけづくりをしようと思いイベントの企画しました。

大人が夢中になって遊べるおとなのほいくえん

おとなのほいくえんは、大人が子どもを演じ、体験することで保育に対しての体感を得ることができるイベントです。議論より体験することに重きを置いたワークショップで、アイマスク体験やダイアログ・イン・ザ・ダークのようなイメージに近いですね。イベント内容はまず先生役を決め、先生が参加者に向けさまざまな保育の遊びを実践し、参加者は子どもになりきって遊びます。遊びの後は振り返りとして保育園で食べるようなお菓子を食べながら「どう感じたか?保育や暮らしをこれからどうしていきたいか?」などを語り合います。

イベント当日は子どものように遊びに夢中な大人の姿が見られました。次第に参加者それぞれの個性も見られ、自分が好きな遊びや得意なことで周りの参加者を巻き込んだ楽しそうな姿がありました。もくもくと最初から最後まで積木を高く積んだり、一方は積木で線路を作りだしたり、木工や色塗りなどの小さい製作が好きだったり、周りとの関わりが好きで一緒に何か作ったり、遊びにも普段話しているだけではわからないような性格が出たりと、周りとの関わりも子どもになりきっているので年齢関係なくフラットに関わっているようでした。

また自分の子ども時代はどんな子だったのか思い出したり、どう言葉がけしてもらえたらうれしいのか、遊びこんでいる子どもの想いや、どのような環境が心地よいのかを肌で感じることができていました。

子ども視点を知ることでよりよい保育を

イベントの参加者には子ども視点で見る世界の面白さをまず知ってほしいです。誰もがみんな昔は子どもだったので思い出せるはずです。自分が好きだったこと、どんなことが幸せだったか。ただ単純に遊びに夢中になることも思い出してほしいです。「~しなければ」や「~が足りない」という価値観を持って悩んでいる大人の方にも、子どものころはただお絵かきしていただけで幸せだったことを思い出してほしいです。子どもは世界を幸せに見る力をもっていると思います。その子どもが持っている力を具体的に「こども力」と呼ぶことにしました。そのこども力を大人に育んでもらいたいと思っています。

そして子どもに関わる大人が保育についてもう一度子ども視点で保育を考えてほしいと思っています。普段大人は子どもに対して一方的な解釈をもちがちだと思います。「子ども視点で、子どもに寄り添って」といっても子どもを別人種の人のように見がちだと思います。でも私たちはみんな子どもでした。子どものころを思い出すことはできると思います。子どもを体験することで大人がより心地よい保育をできるようになってほしいです。現に参加者からも「言ってほしい言葉を直接言ってもらえ嬉しかった」など自分がしてほしい関わりを見つけられた人がたくさんいます。自分がしてもらってう嬉しい関わりは自分が相手に対して行っても嬉しい関わりです。そんな関わりに保育者に気づいてもらって、日々の保育を心地よいものにしてほしいです。普段業務に追われて「なぜ保育士になったんだろう?」と悩んでいる保育者の方が自分好きなの保育の形を見つけてほしいと思っています。

しばたけい
保育士。福井県出身。中学生のときにこどもの感性に感動し、保育を志す。自身の悩んだ経験から食育、心理学、教育学を学び、大学では森のようちえんなどの自然体験活動を研究。沖縄の保育や全国の子どもに関わる場所を訪れて学ぶ。現在は世界一ハッピーなようちえんをつくるために、フリーでこどもにまつわる場所や物のプロデュース、情報発信をしている。

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